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さっきは変なこと言ったなぁ、という夜道

さっきは変なこと言ったなぁ、という夜道があります。

まるで大きな意味ある仕事をしているかのように話してしまったり、相手の全てを分かったかのように励ましてしまったり、自分のことを端的にプレゼンテーションしたりして。

くーっ、あいたたた…。

近くを歩くお姉さんに聞こえない小ささで「うわぁ」とつぶやいて、やたらと目にしみるから、ぎゅっと目を閉じます。

家が遠い。

こういう時は、あの人に会いたいなと思う。

あの人とつまらない話をして、世界一価値のない二人になったなら、「最下層の戯れ言でした」と、神様にこっそり懺悔するのだ。

大した意味もない男が、今日も分かったような口をきいて、すみませんでした。

あの人にラインでもしてみようかと思う。

「飲み会わず」

打ってみて、すぐに消す。

僕はあの人に会いたいけれど、あの人は別に僕と会いたくないという事実は、なかなか噛み切れないものだなぁ。

今頃、彼氏とセックスでもしてるんだろうか。ちくしょう。なんて日だ。

空とか見上げてみる。

東京の空の星は見えないこともない、と志村は言っていたけれど、まさにその通りだ。見えないこともないんですよ。

斉藤和義の「空に星が綺麗」が好きだ。

口笛吹いて歩こう
肩落としてる友よ
いろんなことがあるけど
空には星が綺麗

大阪に住んでいる親友に「ごめん、待ってるんだけど、いつ着く?」と連絡する。

「いや、大阪やわ」と返ってきたのを確認して、ニヤニヤと夜道を乗り越えようと思います。

家は、もうすぐだ。

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ぅちもやっちゅーねん!(倖田來未)
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コメント (2)
誰も悪くはないさ、きっとそういうもんさ…ってね!! その曲おれもすきだあああ(これあき)
これええなあ
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