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過去一しあわせとはっきり言える今【おすすめ漫画】

私は「言語聴覚士」という仕事が好きだ。

どんな仕事なのかについては是非こちらを読んで頂きたい。


全然知られてない職業だよと言う記事なので、予想はしていたけどあまりにみなさん興味がないようで悲しい。

是非ともこの機会に知ってもらいたい。


さて、その仕事の話から始めてみたけど、実は今そんなに言語聴覚士としての仕事はしていない。

病院や施設に勤めていると、目まぐるしく時間がすぎていって、自分が今日なにをしていたか思い出せない時もあるほどだった。


でもそれが幸せなのかと言われると違うと感じる。


もちろん働きに出ていれば、昨日の記事で書いたような社会貢献や人との繋がりは得られる。

ある程度その感覚を得ることは心の安定につながる。


でも私が1番大事にしたいのはズバリ

「平穏な日常」

そう、今こそがずっと夢見ていた生活。


理由は過去を振り返ってみると見えてくる。

私は3つ下の弟と共に母子家庭で育った。
そして、17歳の時に母が再婚。
もう1人弟が産まれた。

母は一生懸命に私達を育ててくれたが、生活に必死なあまり(まぁ元々の性格もあるが)非常に当たりがきつかった。

怒ると普通に手や足が出るし、物も飛んでくる。


再婚すると落ち着くかと思いきや、新しい生活に妊娠と出産で情緒不安定に。

その上、入った家はかなり癖の強い親族がいるおかげでさらにヒステリックになっていく母。

さらには連れ子の私達が明らかに気に入らない様子の養父の姉。
挨拶してもいつも無視。

祖父のお通夜で
「血も繋がってないから涙も出ないのだろう!」
と、急に怒鳴られ罵詈雑言を吐かれた時は流石に空いた口が塞がなかった。


弟は可愛くて癒しの存在だったものの、休みの日は遊びに出かけることは許されず1日中、子守。

たまに部活や補習と嘘をついて制服で遊びに出掛けた。

遅くなるとまた母が不機嫌MAXになるのが目に見えているので、16時のバスには必ず乗って帰宅する。

それでもたまに不機嫌な時はあって、晩御飯を食べながら完全に八つ当たりな暴言を受け流す日々。

養父は私達には優しかったが、昔ながらの何もしない系というかできない系の夫。

夕飯ができたと呼ばれて座った時に、ご飯が盛られてないと怒るなどとても小さいことで夫婦喧嘩が始まるのは日常茶飯事だった。


なぜ再婚なんてしたんだろうと思ったが、母の口癖はこちら。

「あんた達がいなかったらこんな家に入るなんて絶対してない。あんた達のために再婚した」

だれも再婚してくれなんて頼んでいない。
そう思いながら、高校卒業が待ち遠しくて仕方なかった。



一人暮らしが始まった日の夜。

寂しさよりも解放感と嬉しさで泣きながら絶対に、二度とあの家には住まないぞと心に固く誓った。


就職や転職の時もなにかと過干渉でその度に病み、結婚にも遠いことを理由に大反対されたなど色々な乗り越えての今。


なんて穏やかな日々なんだろう。


そりゃ人間なので時々イライラはしてしまうこともあるけど、あの当時に比べると格段にストレスは少ない。

基本的に体調が悪くならない限りは気持ちが沈むこともない。

夫の口数や反応が少なすぎてちょっと退屈に感じることもある。

それも、この私が家庭で退屈を感じる日がくるなんて!とむしろ喜んでいる。


仕事で結果を残すことも楽しいし、キャリアアップにも憧れる。


でも、私にとってはこの今の日常がなによりも大切で幸せで守りたいもの。


家族」が
家庭」が
いえ」が

安心できる場所になるなんて夢にも思ってない過去の私に伝えたい。

来週33歳になる自分は、最高にしあわせになってるよ

と。



そしてなぜ今日こんな記事を書いたかというと、この漫画を読んだからだ。

昔のことを思い出してとても感傷的になってしまったけれど、今の家族についてもすごく自分への戒めになった。

家族についてすごく色々と考えさせられる作品なので、是非みなさんも読んでみてほしい。


ここまで読んでくださってありがとうございました。

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