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「食育」について真面目に考えてみた


最近、「食育」という言葉が広がってきていますよね。

ただなーんか、「意識高い系の人のもの」とか「いいものなのはわかるけどちょっとハードル高い」みたいな感じが否めない。


これってなぜなんでしょうか?


食べ物を育てる
一緒に料理をする

など、やる側からする少し手間がかかることだからでしょうか。


でも実は、食育って国がすごく力を入れている政策って知っていましたか?


様々な経験を通じて「食」に関する知識と選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育てることを目的として、農林水産省、厚生労働省、文部科学省も協力して推進しているんです。


2005年に食育基本法も制定されています。


☑️親子で参加する地域の料理教室
☑️妊娠中の栄養指導
☑️地域の特産品が出る学校給食
☑️農場実習体験

これらは行政が示している基本施策のため、市役所などで開催されているんですね〜


そして、日本歯科医師会と日本栄養士会は健康づくりのための食育推進共同宣言を発表しています。

この宣言で、歯科医師・管理栄養士・栄養士などの「食」と「健康」の専門職全てが健全な食生活を実践できる人間を育て、健康で心豊かな食生活を営むことができるように食育を推進していくこと、としています。


ちなみに言語聴覚士は?

特に言語聴覚士協会から声明は出されておりません。

ここにも小児分野の摂食・嚥下にまで回っていないのが明確に出ていますね。

それとも他になにか理由があるんでしょうかね…?

謎。

で、気になるのが様々な職種がバラバラに動いているように見えること。


歯科は歯の健康を保つことが食育に繋がる!

栄養士は栄養バランスが大事だから色んな食材を食べよう!

保育士や教師は食材を子供が実際に育てたり、調理をしてみよう!


みたいな感じ。
言語聴覚士としてではなく一般的なママの視点から見て、ですよ。


食育は、食や健康に対する興味や関心を育む学び=教育の一貫=保育園や学校でやること。というイメージに繋がるんでしょうか?

食育は「学力・体力の向上」「栄養に関する知識の習得」「社会性の育成」といったメリットがあるため、保育や教育の現場、家庭などで積極的に取り組んでいるところも増えているようですね。


なんなら食育アドバイザーのような認定資格もあります。


でも、そういえば「食」に関することって、食育だけでなくて大人でも結構気を使っている人自体が割と「意識が高い人」のような目で見られている気がします。

わかりやすいところでいうと、オーガニック食材やヴィーガンメニューとかを選んでいる人はそんな目で見られがち。


…うーん、なんかこれ以上いくと、すごく闇深いところに踏み込みそうなのでやめておきます。


とにかく、食育は大事な考え。


色んな職種も頑張って力を入れてやってるにも関わらず、子育て世代にはあまりピンとしていない人が多いように見えるんです。

なんか大事っぽい?
保育園でやってくれるらしい?
学校でやってるみたい?
モンテッソーリ教育と同じ感じ?


なんとなく他人事な感じ。

食育をどの家庭にも身近なものにする方法は果たしてあるんでしょうか。


ことば・たべる
どっちも口と喉を使うことなので、決して切り離せません。

言語聴覚士として、食育をどう捉えて、どう向き合い、関わっていけばいいのか。


課題は山積み。


個人的には、食育に力を入れできる保育園に働いていた方なんか一度お話をして、さらにしっかりと勉強していきたいです。


またなにか学びがあればこちらにまとめて情報共有していきます!


ここまで読んでくださりありがとうございました!

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