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メタバースの建物はいくらで販売されているのか?<気になるお値段を比較調査>

こんにちは、OVS(Osushi Voxel Studio)の企画記事担当のフォンです。

バーチャル空間の土地購入がメディアでも騒がれていますが、メタバースの土地が手に入っても、そこは更地です。

実際に自然環境や建物、人間、動物などを配置することで、より居心地のいい空間となります。

用途によっては、オフィス空間だけを再現した使い方もできますし、趣味であれば、ゲーム感覚で街作りもできます。

そこで質問ですが、あなたは「建物」を作ることができますか?

多くの方が「ノー」だと思います。

現実世界と同じで、土地購入より「都市開発」の方がはるかに難しい..。

今回は、メタバースの建物が、いくらで販売されているか調べてみました。

結論からいうと、かなり価格帯が幅広く、まだまだ相場が決まっていないように思えました。

Unity Asset Store

※Unity Asset Storeより引用

「Unity」とはゲームを制作する無料ツールで、メタバースのワールドも作ることができます。

国内ではメタバースサービスの「Cluster」が、Unityで作ったワールドをアップロードすることができ、非常に凝った世界を再現することができます。

「Unity Asset Store」では世界中のクリエイターが作成した、建物、人間、動物、自然環境の3Dデータを購入することが可能。

ゼロから作らなくても、ここでイメージに近い建物を購入し、Unity上でワールドに配置してアップロードすれば、Clusterで楽しむことができます。

建物の値段は本当にバラバラで、安ければ数十ドル、高いものだと、300ドル以上のものも。

建物単体もありますが、町や村といった複数の建物のセット商品もあり、用途によっては便利な3Dデータショップです。

DCL Rialto

※DCL Rialtoより引用

DCL Rialtoはブロックチェーン・メタバースプラットフォームの「Decentraland」と紐付いているマーケットプレイスです。

ここでは、「Decentraland」の土地に設置できる建物が販売されており、確認できるもので、約4,000円ほど(時価)

Decentralandは、無料ツールを使って自分でも建物を作ることが可能。

将来的には建物の売買ももっと盛んになっていくでしょう。

BOOTH

※BOOTHより引用

BOOTHは制作物の総合マーケットを目指す、人気の大型マーケットプレイスです。

3Dデータの売買も盛んで、ここでもメタバースに使用できる建物が手にはいります。

主に「Cluster」「VRChat」で使えるものが多い印象。

個人クリエイターが多く参加しており、相場が読めない状態ですが、高くて6万円、安いものだと数百円から販売されていました。

出品量が多いので、購入者にとっては選択肢が多いのがメリットです。

coconala

※ココナラより引用

個人のスキルを誰でも提供できる、国内最大級のマーケットプレイスが、ココナラです。

ここでもメタバースの建物出品を見ることができました。

例えば、「メタバースに、あなたの希望の建物、建築します」といったように、見積もりもでき、予算規模も相談しながら進められるサービスも。

2万円~10万円の範囲が多かったです。

一般企業のサービス

画像:Fabeee Metaverse Package HPより
画像:Fabeee Metaverse Package HPより

つづいて、一般企業の3DCG制作費用を調べてみました。

Fabeee Metaverse Packageでは、「構築するメタバースプラットフォームの規模感により変動しますが、オフィスビルのワンフロアを仮想空間上に構築する場合、200万円程度であることが多くなっています」とHPにありました。

※MODELY HPより引用

MODELYは、VR空間での「一般的なワンルーム一式(家具の量により変動)」の料金目安が40万とありました。

このように、一般企業は信頼性や実績、アフターケアなども含めると、費用は高めになる傾向があります。

特にビジネス向け、企業向けの制作案件に特化していました。

The Sandbox

※Osushi Voxel Studioより

最後に、ブロックチェーン・メタバースプラットフォーム「The Sandbox」について解説します。

The Sandboxの特徴は、ボクセルで作られた世界観。

よりゲーム性の強いメタバースです。

こちらでは、専用の無料ソフトを使い、メタバースに配置する建物を作ることができます。

2022/07/27現在では、一部のクリエイターの作品しか出品されていませんが、The Sandboxのマーケットプレイスから建物を検索することができます。

高いもので35万円前後(時価)

人気クリエイターや制作会社のものは、高くなる傾向があるようです。

まとめ

※Osushi Voxel Studioより

どのメタバースプラットフォームを使用するかで当然変わってきますが、3DCG会社のサービスは、費用が高くなる傾向です。

しかしその分、見積もり相談や、信頼性もあるので、初めての本格的な制作依頼には向いていると思います。

いっぽう、個人マーケットで買える建物は「気軽さ・早さ」が売り。

ビジネス以外の趣味やお試しといった用途には、とても向いているでしょう。

今回、最後に紹介した「The Sandbox」は、ブロックチェーン上にあるメタバースプラットフォームの中では、世界最大のユーザー数です。

私たち、Osushi Voxel Studioでも、建物制作の依頼を承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

→Osushi Voxel Studioを見る

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