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【洋書多読】Who Moved My Cheese?(再読)

『Who Moved My Cheese?』を再読・読了しました。

本書は、スペンサー・ジョンソン (Spencer Johnson) による自己啓発書です。1998年に発表され、世界中でベストセラーとなりました。邦訳版も非常に売れましたね。僕も当然読んだことがあります(当時はまだ英語はできませんでした)。

物語は、「チーズ」というメタファーを使って、変化への適応や困難への対処をテーマにしています。登場人物は、2人の小人「ヘム」と「ホー」、そして2匹のネズミ「スニッフ」と「スカリー」です。彼らは迷路の中で「チーズ」を探しており、「チーズ」は彼らにとって幸せや成功、満足感を象徴しています。

物語の中で、全員がいつも食べている「チーズ」の場所からチーズが突然なくなってしまいます。ネズミたちは、すぐに別のチーズを探しに行く一方で、ヘムとホーは「なぜチーズがなくなったのか?」と考え、迷路の中で新しいチーズを見つけることをためらいます。

最終的にホーは変化を受け入れ、別の場所で新しいチーズを見つけることができましたが、ヘムは変化を恐れ続け新しい冒険に出ることができません。彼が新しいチーズを見つけられたのかどうかは物語の中では言及されていません。

非常に読みやすい英語。多読に最適!

本書は万人にお勧めできる多読用洋書として僕もコーチングで大変お世話になっている一冊です。

多読を学習に取り入れてくれている僕のクライエントさん達が難色を示されるのが「子供が読むような英語は読みたくない」「児童書なんかイヤだ」というものです。

個人的には絵本のようなシンプルな英語表現がたくさん詰まった本をたくさん読むことで英語力が上がっていくということがー特に皆さんが伸ばしたい会話力が上がっていくということが経験的に明らかなので強くお勧めしたいところなんですが、信頼関係もあるのでしつこくプッシュすることには二の足を踏んでしまいます。

でも、この『Who Moved My Cheese?』ならその心配はありません。何せ世界中の大人がこぞって読んだ、絵本レベルの英文で書かれた洋書だからです。まずここから入っていただいて、気にいってもらえたら次のステップへ…といろんなオプションが考えられます。

同じくらいのレベル感で大人にもおすすめできるものといえば『The little prince(星の王子様)』とか『Jonathan Livingstone Seagull(かもめのジョナサン)』なんかが思いつきます

が、The Little Prince はそもそもフランス語で書かれたものですし、

Jonathan〜はちょっと哲学的すぎて好き嫌いがはっきり分かれてしまいます(というか好きという人にあまり出会ったことがありません)。

そんなわけなので、この『Who Moved My Cheese?』は万人にお薦めできる、貴重な大人の多読用書籍なんです。

多読慣れた人なら1時間もあれば読めちゃいます。そうでない方もちょこちょこ読み進めていってみてください。

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