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サンタになった人とサンタの手伝いをしたい人

子ども3歳。やっとサンタさんのことがわかる年齢。

我が家は今朝、サンタがきました。

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昨夜、私はそわそわしていました。さりげなーくプレゼントを廊下に移動。

子どもが寝たら枕元に置く計画。

しかーし!いつものことですが、子どもを寝かしつけるときって、私も一緒に寝ちゃう。布団の外は寒いし、もう起き上がりたくない。だって出ると足冷えるからまたなかなか眠れない。

夫、子ども、私で川の字に寝ていて、入り口に近い夫に頼もうとしました。(私ひどいひと。)

夫、ぐーぐー寝ている。。。

起こしちゃ悪いかな、夜中か明日の朝早めに起きてプレゼントもってこよう、そう思いました。

夜、子どもは何度も目を覚まして起き上がりました。

起きるたび、枕元を確認します。

それが10回くらい。起きるたびに、また寝るようにうながすのですが。また起きちゃいます(*´ω`)眠りが浅い!それどころかだんだん私の布団にはいってきて体にぴったりくっついてきます。動けない。。

・・それもそのはず。

彼が寝る前に読んだ本は、クリスマスの絵本。いろんな動物がでてきて、プレゼントをあけるとおもちゃが出てくる仕掛け絵本でした。家族からもサンタさん夜にくるよーと言われたりして彼の期待は高まるばかり。

本当に楽しみにしてくれていたのだなと感じました。

こうして夜中にプレゼントを置く計画はなくなりました。私が動いたら起きちゃうから。

朝になりました。

なんと!子どもが先に起きました。まだ目だけうすーくあいてるだけ。

チャンスは今しかない!

私はささやき声で、「おとーさーん」夫に目と手のサインでどこにあるかを伝えました。

夫がゆーっくり部屋を出て、背中にアレを隠している。子どもはわたしのほうをぼんやりとみている。ドキドキ・・。ばれないかな。私は自分の手で子どもの顔をさわるフリをして、視界をさえぎりました。その隙に、アレを枕元へ。

よっしゃーーー

クリスマスって親のほうが嬉しいかもしれない。

こんなにドキドキ、わくわくさせてくれる。

サプライズってあんまりしたことないけど、こんな気持ちと似てるかな。

サンタさんありがとう。私をサンタさんにしてくれた息子よ、ありがとう。夫よ、ぼんやりとした暗闇のなか私のサインだけでどこにあるか察してくれてありがとう。

こうして親としてサンタとして、ひとつの大きなミッションが達成されたのです。

あ、まだ終わってない。プレゼント置いただけでしたね。

プレゼントにどうやって気づいてもらうか。私はさえぎっていた手をどけて、彼を開放しました。さぁ、どこでも見てくれと言わんばかりに。

緑の大きな箱だよ。そこにあるじゃないか!のどまで出かけた言葉を抑え、じっと待つ。部屋が暗いからかやっぱりなかなか気づかない。

((晴れていて明るい日もあるんですが、地域的に盆地だし、日の出が遅い。さらに実家は1階がすでに雪で埋まっているので、日光が届かない。))

そのあと、部屋の電気をつけても気づかず。私も我慢できず「あれは?」といっちゃいました。彼はやっと気づきました。

わが子は普段あまり感情を表に出すタイプではないです。今日はちがいました。にこにこ。にこにこ。

それを見て、私のこころは一瞬で暖まりました。こころだけじゃないです。なんだか体全体があったかい。ふとんから出てもあったかい。

サンタさん最高。クリスマス最高。家族で暮らせるっていいな。やっぱり3人で暮らしたい。

プレゼントを開けながら、子どもはこんなことを話しました。「ぼく、おおきくなったらサンタさんのお手伝いする。」「サンタさんといっしょに人にプレゼントくばりたい。」

私にはこの言葉が一番のクリスマスプレゼント。

ありがとう。

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ここまで読んでいただいてありがとうございます。

みなさんがステキなクリスマスを過ごせますように。

メリークリスマス!!!







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