baisoku
OOPARTSだった。
名古屋から岐阜行きの電車の中、車窓から見える畑の風景がなんだかぼくが育った町の風景に似ていて、それがなんか良かった。隣で紺野さんが「馬がいますよ!」と叫んでいてそれもなんか良かった。ここは地球で、日本で、岐阜で、ぼくらもいるし、馬もいる。
文化センターの周辺の公園や、商店、飲食店を歩いてみたりして、不思議と「帰ってきたな感」を覚えた。シネマスタッフの暖かさやこのイベントの意義、岐阜の街並み、色々な要素が混ざり合って少しずつオーパーツが文化になっていっていることと、それに自分が関わっていることを、錯覚かも知れないが感じた。来年も帰りたい。
去年から二年連続同じ場所で参加している身としては、明らかに人の表情や岐阜の街並みが活気づいていて、少しずつではあるけれどロックバンドが後ろめたさなくいまこの時を歌える状況を取り戻しているのかな、そうであって欲しいな、と思った。
初日の小編成はホール特有の跳ね返りと中音が新鮮でなんもわがんねってなったけどステージから見える着席したお客さんたちの画が映画みたいで、あーオストライヒでホールでやってみたいと思った。たぶん、いまのぼくは作り物と現象の間で起こる奇妙な情動を「良い」としているし、それがそのまんまステージ上のメンタルに直結している。飯田君と鎌野さんいい声やな~、うっとり、として終了。
シネマスタッフのライブはもう今さら何も言う必要ないけど最高だった。最高山脈の頂上からハイジャンプして上空の最高層に突入していく感じだったので次回舞台は宇宙へ。白い砂漠のマーチは三島が口酸っぱく傑作として言っているだけあってやっぱすげえ曲だわ。
終演後はだいぶカオスでした。
二日目、ほぼ寝不足でリハ。自分のことよりもmudy on the昨晩のリハでだいぶやられた。その時のメンタルは世にいう限界オタクのそれで「あ゛~……も゛う無理ィ……尊い…」だった。思い出中枢を激烈に押された人間はどうなるかという貴重なサンプルだったに違いない。結果的に言うと、普通に落ち着かない。
本番は楽しかったです。レコーディング経たお陰でいい感じになってきてます。
異常に疲れてたので蕎麦を食べたりライブをみたりのんびりして最後シネマをPA卓の横で一人で盛り上がりながら終了。みずき君の声が枯れているのがリアルで人間で、これがバンドよ、と思った。
終演後はだいぶカオスでした。
OOPARTS2022ありがとう。来年も帰りたい。
同じタイミングでQuestionが配信されたので皆さん聴いてください。
https://linkco.re/e8sUVhNv
手慰みに曲を作っていた頃、この曲が出来たとき本当に満足しちゃって一億回ぐらい自分で聴ききました。すごい好きなんだよな~。今回のverについて詳しく語ると、三島のベースがさ~……もうさあ……あ゛~……も゛う無理ィ……尊い…
同じ熱量でこの曲を愛せる人がいるとはさすがに思えないけど、それも含めて愛しい。わんぱくでも良い、健やかに育って欲しい。
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