過去写真について語る記事 その4
家電と家具は結構こだわる方。
とある日曜日の早朝。やたらと早かった記憶だ。多分7時くらい。
スマホの着信音で目が醒める。この時間帯にアラームをセットした覚えはない。何事かと眠たい目蓋を擦りながら画面を一目する。
自衛隊に就職した友だちからのLINE通話。
電話に出る。
「もしもし…zzZ」
「電話に出てさっそく寝るんじゃないよ!」叱咤する声が聴こえる。
「だって寝むいんだもん」
「そこを何とか…!」
「何すか…」
「今日うちの駐屯地でお祭りあるからよかったら来ない!?」
駐屯地のお祭り…そんなものがあるのか。
話によると毎年4月、桜の見頃に合わせて駐屯地を一般開放、そこで飲み食いして花見を楽しんだり、音楽演奏、展示、試乗体験など様々な催しをやってるらしい。指定日には夜桜ライトアップや駐屯地記念イベントもやってるとか。毎年いっぱいお客さんが来るお祭りだ。
で、今日もお祭りということでの誘い。駐屯基地での催しってことは友だちは運営側か。
「他に誰誘ってんの?」
「ごろうくん1人よ」迷いなく答える。
「え、俺1人で祭りに行くの?」思わず聞き返す。
「いや俺も行くけど」
「え、運営側じゃねえの?」
「俺今日休み」
客側かい
「あ、そ…」
ちなみにだが自衛隊には「残留」というシステムがある。戦争やら災害やらの緊急事態に駐屯地に誰もいないというのはまずいので一定人数置いておくというものだ。
期間中は残留メンバーで運営を行うだろうからてっきり今日はそれなのかと思った。違ってた。くそう不意を食らったぞ。
「てか何でまた貴重な休みに自分の職場の祭りに参加するんだ、強制か?」
「いや俺が休んでる中働いてる職場の先輩を見てやろうと…」
意外とゲスい理由だった
「で、来てくれる?」
「まあいいけど…いいんだけど…」
「ど?」
「もうちょい寝させて」
夜勤半年。すっかりこの生活サイクルが染みついていたので「7時起床」というのはきつかった。
ちなみに休日の就寝時間は2〜4時。まだ自分の身体は睡眠を欲していた。
10時半起床。友だちにLINE。『起きたので準備出来次第行くよ。』
まもなくして返信が来る『すぐ来て!死にそう。』何がだ。
身支度を整えてさて出かけるかとああ、そうだ、折角だしカメラ持って行くか。部屋に戻る。
駐屯地正門から続く桜並木は写真を撮るのに良さそうだ。とりあえず持って行こう。
駐屯地に着く。友達とは正門にて待ち合わせ。向かってみると俯いた見慣れた坊主頭…いや全体的に少し長いな。スポーツ刈りか?まあいいや。とりあえずいたのでその方向に行く。
「ごめん待たせた。」
「おーやっと来たかー、もうどうにかなりそうだったよー」
「どういうこっちゃねん…」
友だち曰く、休日職場の祭り会場に1人でいるのは中々に酷だったらしい。じゃあ何で今日行こうとしたんだ…
まあそれはいいとして、折角来たので祭りを楽しむ。屋台にて焼きそば。じゃんけんで負けた方がカ勝った方の分も買う。おうこれは負けられない。
じゃんけんに勝ったので焼きそばを奢ってもらった。
野外広場にて、戦車の見せ物がやっていた。
多分望遠。
一通り見て周り帰り、正門に向かう道で桜の写真を何枚か撮ってみる。
見頃だね。
いい感じの写真が撮れた(気がする)。
WBを変更して1枚。
レンズ交換面倒臭くて全部望遠で撮ってる。
人が多くて桜並木全体の写真は撮ってないな、いうてこの頃はまだ広角持ってなかったし。
祭りを一通り楽しんで今日はここで解散。
楽しかった、ありがとう。
夜、那智が丘に用事があり車を走らせる。その帰りに夜景を撮ったのがこれ。
なぜ斜めっているのか。
夜景はF値を高目にして撮った方が良いと聞いていたので望遠を外し標準レンズを取り付けた。
レンズは望遠にすればするほど最小のF値が高くなるというのがその当時の認識。まああながち間違ってはいない。
F値とシャッター速度の兼ね合い、三脚慣れしていないというのもあり中々うまく撮れない。やっとそれっぽいのが撮れたと思いきや写真が斜め。もう少し粘ろうかとも思ったが
夜1人で神社近くで写真撮るのが怖すぎてやめた
神社近くでした、はい。
不審者しかり、お化けしかり、とりあえずなんか出そうな雰囲気が嫌なので急ぎでその場を離れる。その時ちょっと慌ててて気づかなかったが。
望遠レンズ忘れちゃったんだよなあ、どっかに。
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