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Wine log 始めてみようかと思います。

ワインのことをお話ししよう!でも……待ってよ?

ワインの話題をするにあたって、重大な欠点があって。
それはつまり「……そんなに知識ないぞ?」ということ。

僕はソムリエでもないし、
あなたのほうがワインを知っていることでしょう。
でもだからと言って、僕がワインのことを話すことが出来ないなんてことはなくて、僕は僕なりのワイン談話があるはずです。

考えに考え、
「自分の知識を増やすために自分でワインのことを書きしたためる」
こういうのも面白いかもしれない。と思ったのです。
そうすれば、僕と同じようにワイン歴の浅いあなたでも、同じ目線であることから興味を持ってくれるかもしれないし、もしかしたら読んでくれているワインを知るあなたがヒントを紹介してくれるかもしれない。

我ながら良いアプローチなんじゃなかろうかと思ったしだい。
うーん、自画自賛でいいのかなぁ。

僕のワイン歴

僕のワイン歴は5年くらいです。
30代になってからようやく「知識として」ワインを飲み始めました。

それまでにもワインを飲んでいたけれど、20代のワインは「飲んで酔っ払うもの」というお酒の一つでしかなかった。
あの当時の意識は僕だけではないはずで、世にいる20代男性の半分はそんな感じだろうと思う(正確なデータなし……言い過ぎ!?)。

そんな無知な私がワインにハマったきっかけは、まわりまわったものです。
それもどこどこの有名なワインを飲んだ!とかではなく、
「日本ワイン」からスタートしました。

それに、こんなにワインワイン言ってますが
最初から日本ワインを飲もう!と思ったわけではなく、
根っこは「クラフトビール」からはじまったものです。うわぁ、フクザツ。

日本で作られたお酒って、たくさんある…
ワインはどうなの?という疑問から始まった長い旅。

ーーー日本にもオイシイクラフトビールを作るブルワリーがたくさんある!
そう実感したからこそ、クラフトビールが大好きになりました。

ここがスタート地点で
「国産のほかのお酒ってどうなんだろう」という興味から、
いろいろ調べていろいろ飲んで……行きついたのが日本ワインでした。

ウィスキーの山崎など、世界に名だたるブランドとして発信して、それはもう「品薄!激レア!」なものとなっていった。
日本のウィスキーが世界で有名になっていくなか、イチローズモルトをはじめとする新風が日本各所で起きていることもウィスキーの未来は明るく見えます。

ジンも「季の美」「六」など日本ならではの独特な風味が加わり人気がでてきて、クラフトジン専門のバーだってできるくらい、ジンも進化しています。(ここも深く掘り下げてみたいところ)

日本の醸造産業の原点ともいえる日本酒だって、
今では世界に飛び出してフランス料理に合わせるようなジャンルに進化してきた。
日本酒が世界でも作られるようになってきたことも世界中の人々に受け入れられている証左なのではないのでしょうか。

……では、日本ワインはどうだろう、と考えました。
(少し前までは国産ワインと表記されていたので、表記混じります)
かつての国産ワインのイメージはやはり「安く酔える」ものというイメージが強い。
対して世界の名だたるワインはプレミアムなものが多いようなイメージ。
そんなところでした。
気軽においしいワインっていうのは飲めないものなんだろうなぁ……と。
ちょっと大雑把なイメージですが、端的にはそんな感じでした。
そのイメージが30代になってから大きく変わってきた。
それはワインを取り巻く情勢にも変化があったからなのではないかとも思います。
……そこの話をすると長くなるので割愛します。
気になる人はひとまず日欧EPA発効で検索だ!

国産ワインもブランド化が進み、
ワイン先進国にも劣らぬ実力を持ったワイナリーが増えてきています。

国内生産のワインの中でも
「日本国内でブドウを栽培し、日本で醸造したものを日本ワインと称することが可能」という決まりになり、
日本ワインの変化は「日本で息づく一つの酒文化」として結実しつつある。
(日本ワインの中でもさらに地理的表示指定というものもありますが、それはまた、今度の話としましょう……もっと長くなるので)

そんな日本ワインのなかにある「日本らしさ」を感じてみたら、
なるほど!と思うような発見があったのです。

日本ワインから日本らしさを知るということ

どうやって日本らしさを感じたのか?
それは「ワイナリーに直接伺って、話聞きながら試飲してみたり農場を見せてもらったり」したからなのです。

これがまた、面白い!

いろいろな苦労話もありますが、その話が全て自信に満ちたものであって。
その自信の結晶が一つ一つのワインであることを感じながら飲む楽しさ。
ワイナリーごと、もしかしたら同じワイナリーでもワイン一本一本、違うテーマで作られているワインがあるので、そこを知ると面白くなってきます。

自分が工学科出身だからでしょうか。
ワインを通じて人が作り出す情熱がとんでもなく格好よく見えて、
一つのことに情熱を注ぐ姿にあこがれるのです。

ワインを作るためのブドウを栽培する畑つくりのノウハウから始まり、
醸造するプロセスを構成する様々なマシン、
醸造のタイミングを計る職人技。
一つ一つの工程、一人一人の技、ブドウ一粒一粒に対しての熱。

どんな人が作って、
どんなワインに仕上がるのか、
このワイナリーの求めるワインの最適解は?
……いろいろ話を聞くことの面白さ。

もしかしたら僕は「ワイン」が好きになったのではないのかもしれない。
「ワインを作る人々」が好きになったのかもしれないとすら思う。

僕のワイン導入順序は
「日本ワインから世界各国のワイン」です。

日本という身近なところからワインを知っていきました。
ワイン=世界のワインから飲まないといけないというルールはないと思います。
もちろん、王道のフランスからワインを知る!というのもすごくいいと思います。

日本ワインにある日本らしさを知ると、
次には世界各国のワインにあるそれぞれの国らしさを知りたくなる。
「知りたい知りたい君」の僕が歩み始めたワイン道はそうして始まります。
それはとんでもなく長いかもしれない。
だけど、楽しみなのです。
ワインの本数と同じくらい、醸造家の想いがある。
……熱いこと言っていますが、コンセプトのないワインはないと思います。

ワイン道を歩き始めた僕ですが、今では日本ワインだけではなく、
フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、アメリカ……いろんな国のワインを飲んでいます。
ドラクエ3でいうと、僕的には日本ワイン=アリアハン。
アリアハンにもオルテガってすごい戦士がいるけど、全ワールド見渡したら強いやつたくさんいるでしょう?……そんな感じですよ。(わからない?)

ワイン一本一本の味だけでなく、ワイナリーの様子やワイナリーに関する本などもお知らせできる自分なりのワインに対しての見方を少しでもお伝えできたら良いなと思います。

少しでもワインって面白い!と思ってくれますように

これからワインを飲みたい!
ワインを始めてみたいんだけれど何をどう飲んでいいのかわからない……
日本ワインのイメージってあんまりないんだけれど…
世界のワインって値段高いものがいいのかな?
などなどなど、自分が数年前から試行錯誤してきた問題に直面しているあなたに読んでもらえるように努力したいです。

ワインの道は数年にしてならず!とか、
どこどこの国のワインオイシイです!とか、
日本ワインならここ抑えるべし!とか、
ワイン通の人にもいろいろ教えてもらいたいと思っています。

時に違うよ、ということも書いてしまうかもしれません。
なるべく調べてから書くようにしていますが、アラがあったらごめんなさい……。優しく教えてくれたらうれしいです、ガラスのハートなので……。

第一回目のワインはもうすでに決めていて、
「グリド甲州 vintage 2019 / 中央葡萄酒」
あまりにおいしすぎて、昨日飲み干してしまいました。
スタートはやっぱりこのワインだよねぇ……。

ゆっくり、それでも味を忘れないうちに書いていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

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