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noteリレー⑪ 私にとってのバレーボール/青木結香

私が中学のバレーボール部に入部した理由は、中学校に入学するにあたって何かの部活に入らないといけなかったから。悩んだ結果、選んだのは少し興味があったバレーボールでした。私は小学生の頃運動するのが嫌いで苦手だったし仲間に自分の意見を上手 く伝えるのが得意ではなかったので、正直バレーボール部に入部するのはとても不安がありました。しかし、そういう自分を成長させるためにもバレーボールを始めようと思いました。私が入った三中のバレーボール部は、一つ上の学年が廃部から復活させたというのもあり、初心者が多く技術も何も分からないことが多く、私たち後輩が入ってきたことによって上下関係の問題や礼儀や精神面、同級生内での仲間関係もよくなく、ミーティングの日々でした。しかしその時の顧問の先生が私たちの立場に立って何度も話し合いをして下さったことにより、同級生内で協力ができる様になり、部活内でも出来ることが増え精神面でも成長することが出来てきました。また、技術面では三中の単独練習では初心者が多く毎日同じ基礎練習を繰り返し、あまり考えて練習が出来ていなかったので、小学校の頃からバレーボールをやっている子が多くいる他の中学との連合練習では、技術の差に驚いたのと同時に練習についていくのに必死でした。



他校の同級生先輩や顧問の先生との関り、その他チームとしての気配りや沢山のルールが あり当初の自分には苦手なことが沢山で頭がいっぱいになってしまっていました。また、 三中生は初心者の子が多いので、意図が分からないまま別の練習したり、ボール拾いや声出しなどで終わってしまう連合練習も少なくなかったため、最初の頃は試合に出れることは少なく、モチベーションが下がってしまい、私もだんだん連合練習を前向きに考えられなくなってしまいました。二年生になり後輩が入ってきて三年生は夏の大会で引退、私たちの学年が引っ張らなければいけない時に、同級生のバレーが得意だった子が足を怪我してしまい体育館に来られない日が続きました。おそらく技術的、精神的に成長させるため私がキャプテンを任されることになりました。連合でも急に「三中のキャプテンだから」という理由だけで試合に出るようになり、自分の中ではよく分からなくて正直嫌でした。スポーツは実力だから正直学年問わず決めてほしかった、とその時は思ってしまいました。技術面では何も出来なかったので、周りから思われていることは自分の中で想像していたけれど、その中でも励ましやアドバイスをくれた子もいます。今一緒に高校でバレーをやっている萌伽さんがその一人です。このような状況下では多分、高校でバレーを続けたいとは思わないと思います。ですが、私が島高バレー部に入った理由として、中学の部活を引退する前に同じ小中学校の姉の同級生で高校からバレーボールを始めた子にチームS という、中高生一緒に練習や試合に行ける経験が出来るという場所を教えてもらい、何回か見に行きました。一生懸命やっていてキビキビ動いている姿から自分もこうなってみたいと思い、練習に参加するようになりました。練習ではどんなに出来なくても出来るまで一生懸命教えてくださったり時には楽しむようなこともしてくれました。
私は、先輩たちのように更に上手になりたいと思い、入部を決めました。そして今は、私が先輩たちにしてもらったように、一生懸命バレーに向き合い、そして少しでも多くの子にバレーの楽しさを伝たいと思っています。

中学校は小学校と全く違って上下関係や人間関係などで悩まされたりして、バレーボールに関しても小学校から続けてきた子も周りの子のモチベに流されたり、高校の練習が厳しいと思っている子もいるかと思います。
 私達は、今は皆でバレーを出来る機会を高校や地域活動などでどんどん増やしています。今回用意してくださった「まるごとバレ ー」も学年学校関わらず交流することによって違う世界が見れるはずです。みんなでやる ことで「バレーが楽しい」と思ってもらえるようにこの企画を意味のあるものにしたいで す。

今、島高バレー部は3人しかいませんが今まで先輩たちが残してきたものを受け継げるようにこれからもっと努力し頑張ります。



最後になりますが、この企画に協力してくださっている全ての方々への感謝の気持ちを忘 れずに久美さんと野本さんとバレーボールが出来る二日間を意味のあるものにし、存分に楽しみます。

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