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舞台「はじまりのカーテンコール~yourNote~」

2.5次元界隈の中でも、昔から知っていて、キャラクターの再現度が高くて大好きな植田圭輔くんが初めて演出に挑戦した舞台を絶対に見届けたいと観劇してきました。

俺の実体験かもしれないし、誰かの体験談かもしれない─。

12/6公演アフタートーク 植田圭輔より

芸能界はすごくキラキラした世界で、彼らの努力や挫折は表では見られない。でも今回、役者を目指す主人公を通して演劇界の裏側を覗けた気がした。
もちろん、見えないところで努力して、挫折して、立ち上がって同じ人間だから苦労なんかしていない人なんていないのはわかっているけど、役者もひとりの人間なんだと改めて思えた。

誰しも一度は経験するだろう、将来の夢・進路の選択。自分のやりたいことを親に話すときの緊張や、反対されて喧嘩してもやっぱり貫き通したいものがあって…。強気な態度で押し切ってその世界に飛び込んでしまったが故に、辛くなって、心が折れて助けてほしいとき、素直に周りに甘えられなくて抱え込んでしまうことも形は違えど自分も経験したものが目の前で起こっていた。
一番辛かった当時のことを思い出して涙が止まらなかった。きっと自分の親も同じことを思っていてくれたのかもしれない。

辛くなったら帰っておいで。
それは甘えじゃなくて、次に進むためのステップだから。

はじまりのカーテンコール~yourNote~より
※うろ覚えなので違ったらすみません。

自分も最近よく親に、「いつでも帰っておいでね」って言われる。その本心にはきっとこの物語と同じように、何歳になっても親にとって自分は子供のままで寄り添ってあげたいものなんだと思った。

裏側は見せない方がいいかもしれないけど
見せることで与えられるものがあると思った。

12/6公演アフタートーク 植田圭輔より

きっと、進路に悩む学生や同じ境遇があった私みたいな人たち、そして今役者をやっている人たちにすごく刺さる作品だったと思う。
誰に感情移入するかによってもまた見え方が変わるし泣けるシーンも変わってくるんじゃないかなと思った。
そして、この裏側を共有したことで、より一層推しを全力で応援していきたいと思った。

2時間すごく濃い時間でした。

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