たかはしまさのり

おもに読書メモ。自分用が半分、誰かのためになればが半分。

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    最近の記事

    「ソーシャルビジネスだけで売上55億円」ボーダレスグループの秘密。/『9割の社会問題はビジネスで解決できる』読書メモ

    「ソーシャルビジネスだけで売上55億円」のボーダレス・ジャパン社長、田口一成さんが書かれた本。帯っぽく見えるのも実は印刷で、余計なゴミが出ない工夫がされているこだわりよう。 『9割の社会問題はビジネスで解決できる』 「社会問題をビジネスで解決する」、いわゆる「ソーシャルビジネス」の立ち上げ方等について書かれています。2007年に創業したボーダレスグループは2021年4月時点で世界15か国で40の事業を展開しており、売上は55億円。その手法の確かさは折り紙付きと言えそうです

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      • 『社会貢献でメシを食う。』には4つの方法がある。でもその前に、まずは何かの“プロフェッショナル”であること。

        『社会貢献でメシを食う。』 その名のとおり、「社会貢献でメシを食う」に関する本です。2010年発行。 グラミン銀行を創設したムハマド・ユヌスがノーベル平和賞を受賞したのが2006年。その後、「社会問題をビジネスで解決する」という風潮が強まり、いわゆる「社会起業家」「ソーシャル・ビジネス」「ソーシャル・アントレプレナー」といった言葉が取りざたされた頃に書かれた本です。 ※2010年発刊当時、アメリカの大学生就職人気ランキングは「Teach for America」というN

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        • 「組織のイヌ」から抜け出すヒントに。/『「組織のネコ」という働き方』ミニ書評

          『「組織のネコ」という働き方』 著者は楽天に勤めながらも横浜F・マリノスとプロ契約をしたり、自らの会社である「仲山考材株式会社」などをやられている仲山進也さん。 タイトルにあるとおり、「『組織のイヌ』ではなく、会社に勤めながらも自分に忠実な『組織のネコ』ひいては『組織のトラ=トラリーマン』を目指しましょう」という本です。 この「組織のネコ」というコンセプトが秀逸で、もはやこのコンセプトさえ覚えてしまえば、あとは「自分にとって、組織にいながら自由でいるとはどういうことなの

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          • 絶対に読み切れるドラッカー/『13歳から分かる!プロフェッショナルの条件』ミニ書評

            何度かチャレンジしては最後まで読み切った覚えがないドラッカー。さすがに今回の1冊は大丈夫でした👀 『13歳から分かる! プロフェッショナルの条件 ドラッカー 成果を上げるレッスン』 ドラッカーの名著『プロフェッショナルの条件』をベースに、「13歳から分かる」をコンセプトにドラッカーの思想が分かりやすく説明されている1冊です。 基本は ①貢献を考える ②強みを活かす ③時間をコントロールする ④いちばん重要なことに集中する ⑤正しく意思決定し、実行する の5つ。 個人的

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            いちばんの社会貢献は「納税」。無理にやりがいを考えすぎないススメ/『はたらく哲学』ミニ書評

            佐藤優さんの『はたらく哲学』を読みました。 https://www.amazon.co.jp/dp/B09HRPM6YB/ 佐藤優さんは外務省出身で「知の巨人」とも呼ばれているとても有名な作家さんだけど、本を読んだのは実は初めて。最近「仕事」「働く」ということについてよく考えるので、気になって読んでみました。 その名のとおり、(たいていの人が抱えるであろう)仕事への悩みについて、佐藤さんなりのアドバイスが書かれた本。テーマとしては「お金」「人間関係」「やりがい」「ネガテ

            約3ヵ月、週に5~10時間だけ、NPOと関わる働き方/『時間と場所を選ばないパラレルキャリアを始めよう!』ミニ書評

            「仕事以外の何かを始めたい」シリーズ。今回はパラレルキャリアの本を読みました。 時間と場所を選ばない パラレルキャリアを始めよう! パラレルキャリアというのはもともとドラッカーが提唱したもので、ざっくり言うと「本業を持ちながら行う第二の活動」のこと。この本ではおもに「本業以外の社会活動」としています。 反対に、シングルキャリアとは「自分が本業と考える組織、あるいは役割に全面的に依存してしまい、その価値観を疑問の余地なく受け入れ、その状態から変化する可能性すら想定していな

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            「自分の得意×ブログ」でちょっとした副収入が得たい方へ。『ゆる副業のはじめかた』ミニ書評

            『「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ』 前回は『小商いのはじめかた』を読んでみましたが、今回もその延長。「仕事以外の『何か』を始めよう」の1つの候補としてブログを考えていたので、読んでみた本。 著者は『ヒトデブログ』などを運営しているブロガー、ヒトデさん。ブログで月収100万円を4年以上続けられているとのこと(と言いつつ、僕もこの本を読むまでヒトデさんの存在は知りませんでした)。 「今さらブログかよ」という気持ちもしなくはないですが、本業で文章を書いているの

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            小時間、小スペース、小収入。『小商いのはじめかた』ミニ書評

            自分のここ数年の変遷を振り返ると、「仕事ばっかりの人生ってちょっとしんどいかも→プライベートも充実させよう→まずは部屋を充実させよう→音楽が気持ちよく聴ける環境を整えよう→ギターもやっぱり好きだから買っちゃおう」みたいな感じで、「趣味・プライベートの充実」を重視する傾向にあったんだけど、それだけだとやっぱり満たされないものがあり、「(何を始めたいのかは分からないけど)とにかく自分で何か始めたい」と思うようになったのが最近のフェーズ。 そこで手に取ったのがこの本。2014年発

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            思考は「思う」と「考える」でできている/『すべてはノートからはじまる』ミニ書評

            すべてはノートからはじまる あなたの人生をひらく記録術 著者は時間管理、タスク管理などの著書を多数上梓されている倉下忠憲さん。タイトルのとおり「ノート」に関する本ですが、ここでいうノートとは紙のノートに限らず「書くもの」「記録するもの」全般を指します(なのでPCやスマホも含む)。 寿命が延び、情報化が進んだことにより、人が一生のうちに接し、扱わなければならない情報量が爆発的に増えた現代。これまでの情報処理術や人間の脳では処理しきれなくなった今だからこそ、必要になってくるの

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            『広告がなくなる日』ミニ書評

            ESGやSDGsという言葉が流行る昨今ですが、広告制作者の中にも似たような課題感を持つ人が増えてきているように思います。 たとえばそれは『迷子のコピーライター』の日下慶太さんだったり、『マイノリティデザイン』の澤田智洋さんだったりするのですが、この『広告がなくなる日』の牧野圭太さんもその一人です。 主な内容は「ビジネスの延命措置としての広告産業から、より人間らしく幸福に暮らせる社会のための広告産業へ」という言葉に集約されているのですが、個人的にはその内容もさることながら、

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            思考という非効率的な行為こそが、人類にとって唯一の希望である。/『生命科学的思考』ミニ書評

            そもそも思考というのは、生物学的には多くのエネルギーを消費する行為です。しかし、思考という非効率的な行為こそが人類にとって唯一の希望であると、私は考えています。 そんな一文から始まる『生命科学的思考』。著者は、生命科学の研究者であり、『ジーンクエスト』というゲノム解析ベンチャーの経営者でもある高橋祥子さん。 冒頭のとおり、著者は「思考=唯一の希望」と言い切ります。その対極にあるのは、リチャード・ドーキンス著『利己的な遺伝子』に出てくる「すべての生物は、遺伝子を運ぶための生

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            「自分には常に選択肢がある」と知っておくことが、生きやすさにつながるんじゃないか。/『「死にたい」「消えたい」と思ったことがあるあなたへ』ミニ書評

            書くと「悩んでるのか?」と心配されそうですが、『「死にたい」「消えたい」と思ったことがあるあなたへ』という本を読みました。 漫画家、作家、文化人類学者、ソーシャルワーカー、精神科医、ラッパー、YouTuber…さまざまな職業の計25名の方が、それぞれの観点から「生と死」を綴った本です。「14歳の世渡り術シリーズ」とあるので基本的には中学生向けだと思いますが、大人が読んでもとても参考になると思います。 特に刺さったのは下記お二人の考え方。 ソーシャルワーカー/今井出雲さん

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            2020年買ってよかったもの。

            今年はコロナをきっかけにテレワークがメインになり、そのあたりのグッズを中心に買い物が増えた1年でした。せっかくなのでBEST5的なものを振り返ります。 1.キーボード(HHKB Professional HYBRID Type-S)1位はキーボードです。 実はここに行きつくまでに、3~4台買い換えました。安いやつ→メカニカルキーボード→メカニカルのBluetoothみたいな感じで。でもやっぱりHHKBが個人的には最強でした。キー配列が特殊なので若干慣れは必要ですが、打鍵感

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            【読書メモ】なぜ、読解力が必要なのか?/池上彰著

            池上彰さんが「読解力」についてまとめた本。帯には「池上流ファクトフルネス」とある。今まさに自分が課題感を持っているテーマだったので、思わず一気読みしてしまった。 まず、PIZA(OECD生徒の学習到達度調査)が定義しているという「読解力」の定義が良い。それは 自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、社会に参加するために、テキストを理解し、利用し、評価し、熟考し、これに取り組むこと。 というもの。自分はわりと情報を整理したり、物事を筋道立てて考えるのは得意なほう

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            クリエイティブディレクターとは、「成功」を目指し、「全体」を設計する人。

            今月から、GO主催の『THE CREATIVE ACADEMY』に参加しています。 ※「超実践コース」ではなく「スタンダードコース」です。 今回の講師は電通の古川裕也さんでした。 Branding=世界との約束。 未来のことがわかるなんて1秒たりとも思ってはいけない。 「これからクリエイティブがどうなっていくか」ではなくて、「自分たちが広告の仕事で培ってきた能力で何ができるか」を考えるべき。 広告というのは本来嫌われている。 クリエイティブ=広告が嫌われないための技術

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            「たったひとつの天職」は必要なし?複数の欲を“分散”して満たすススメ。/『これからの生き方。』ミニ書評

            まだ238ページまでしか読んでいないのですが、どうしてもレビューしたくなったので途中ですが書きます。 ▼読んだ本 著者は株式会社ワンキャリアの取締役であり、『転職の思考法』『天才を殺す凡人』などのベストセラー作家としても知られる北野唯我さん。 前半は漫画、後半は解説+ワークという構成で、1冊を読み終える(ワークし終える)頃には自分なりの「これからの生き方」を見つめ直せる内容になっています。 労働には14の価値があるこれは著者オリジナルのアイデアではなくアメリカの心理学

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