見出し画像

ボッテガ・ヴェネタのデザイン、シンプルでエレガントなこだわり

こんばんは!

健太です。


今回は、ハードなチャンキーチェーンをあしらった新作バッグ「ザ・チェーン ポーチ」を発表して話題となったボッテガ・ヴェネタを紹介していきます。

ハイブランドながらもシックでエレガントなデザインが男女問わず人気のボッテガはどのようなブランドなのでしょうか?

成り立ちとデザインのこだわりを掘り下げていきます。


■イントレチャートの発展

ボッテガ マイヤー

ボッテガは1966年にミケーレ・タッデイレンツォ・ゼンジアーロの夫妻によって設立されました。

イタリアの伝統的な職人技によって製作される革製品は、創業当初から人気を博し、イタリアの上流階級の中で人気を博しました。「イントレチャート」と呼ばれる革を編み込む伝統技法は現在でも続く、ボッテガの代名詞となっています。


その後、2001年にグッチグループによるボッテガの買収が行われました。この買収が転機となり、高い伝統技術が世界に広まっていくようになりました。

クリエイティブディレクターに就任したトーマス・マイヤーは、職人技を活かして先進的なスタイルと融合させていくことで、ブランドの価値を更に高めていくことに成功しました。レザーグッズ以外にも、ジュエリーやインテリアなど様々なジャンルの製品を取扱うまでに成長します。



■アルチザンの伝統技術

ボッテガ バッグ

ボッテガを一流のブランドへと押し上げたのは、何といってもアルチザンと呼ばれる職人の貢献が大きいです。

他のブランドと違う点は、手作業の技術を継承していくことへの並々ならぬこだわりです。伝統の技術や文化を絶やさずに残していくことがアイデンティティともなっています。

このような伝統を守るために職人養成学校である「スクオーラ・デッラ・ペレッテリア」を2006年に立ち上げています。この学校ではノウハウや価値観を伝えることを目的としており、レザー製品の裁断やお家芸でもあるレザーの編み込みといった技術を習得できるようになっています。


ボッテガを象徴する革を編み込んだ「イントレチャート」は、一枚のなめされた革に短冊に切れ込みを入れて1本ずつ編み込んでいくという途方もない作業から制作されています。このイントレチャートはボッテガのほとんどのレザーアイテムに採用されているので、ロゴが無くてもボッテガと分かる程の認知度を誇っています。


■おわりに

伝統技術を守り続け、ブランドを発展してきたボッテガ・ヴェネタ。

職人の跡継ぎ問題などで他のブランドが悩まされる中で学校を設立して対策するなど、先見性も発揮しているので、今後も末永く技術を活かしていくことで素敵な製品を届けてくれることでしょう。


それではまた!

服部 健太

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?