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サードプレイスについてどう思う?

仕事や学業が忙しい人に多いのが、「会社(学校)と家を往復するだけの毎日」になってしまうパターンです。それでもハッピーだよ! という人もいるとは思うのですが、あまりに限られた場にだけいると、その人に備わっている多様性が十分に発揮されない場合があります。それって、自分らしさを生ききれないということにつながると思うんです。

「サードプレイス」って知っていますか?

僕は「場づくり」を仕事にしているので、サードプレイスという言葉には割と親しみがあるのですが、一般的にはどうなのでしょう。先ほど、「家庭と会社の往復」みたいな話をしましたが、家庭がファースト、会社(あるいは学校)がセカンドだとして、「それ以外」が「サードプレイス」ということになります。

スターバックスが「サードブレイス」というコンセプトを掲げていたのも印象的でした。街の居場所としてのカフェ、ということですよね。とても素敵だとは思うのですが、近年のクソ狭い客席にぎゅうぎゅう状態のスタバなんかは、僕には居場所だとは感じられません。

そんなサードプレイス、あなたにはありますか? もしないとしたら、どんなサードプレイスがあったらいいと思いますか?

多様性は自分の内側にある

近年は「多様性」ということがよく言われるようになりましたが、もっとも身近な多様性とは、自分自身だと思うんです。人って本当超複雑で、超多様ですよね。

それに対して、社会的に与えられた役割、例えば「会社員」「営業部長」「母親」みたいな感じのものですが、そうした役割を通して発揮されるのは、その人の「ある一面」に過ぎませんよね。多様な側面を持つ人間存在の一部分だけが、発揮されているわけです。他の面は、発揮されないまま眠っています。

内側にあるのに、外側にはない。これって、アンバランスということだと思うんです。

新しい自分を発揮するための場として

サードプレイスは、過酷な生活を送る人にとってのある種の「逃げ場」であってもちろんいいと思いますし、「まだ発揮されていない自分を発揮するための場」と考えることも出来ます。

やってみたい趣味があったら、そのコミュニティに入ってみる。そうすると、「それが好きだ」という自分の一面を発揮出来ます。いろいろな場やコミュニティを探すことで、サードプレイスが見つかるかもしれません。

ただ、「既製のコミュニティになんて興味ないよ」という人も多いはず。人の多様さより、コミュニティの多様さの方が、ずっと貧弱ですから。そういう場合は、「自分でつくる」ということもひとつの選択です。選ぶだけでなく作るという可能性を持ち込むと、サードプレイスの可能性が急に拓けることがあります。

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