コロナ禍なのに物価上昇中!あなたはどう思う?
5月の消費者物価指数が2.1%上昇と発表され、4月に続いて2か月連続2%超え。物価、上がっています。コロナ禍で生活に困窮している人も多いなかでの物価上昇。どのように受け止めればいいのでしょうか。
仕入れ値が上がれば売価も上がるけど
食料品の価格はおよそ7年ぶりの上昇幅を記録したとのこと。円安もあるので、例えばApple製品(iPhoneとかね)もなかなかの上昇幅です。「何だか、買おうと思っても色々高い!」と実感している人も多いはず。
スーパーなんかは、お決まりの「限界までがんばりましたが、原材料費や仕入れ値が高騰している以上、価格に転嫁せざるを得ません」的なコメントが続々と出ています。
仕入れ値と売価の差額が利益ですから、仕入れ値が上がって売価を据え置くのが難しいのは当然ですよね。でも、当然だし、仕方がないけれど、生活に困窮していた人たちがさらに食料品や日用品を買いにくくなるというのは、「仕方ないよね〜」では済みません。
あるところにはたくさんあるをもう一度考えよう
ないところにはないし、あるところにはたくさんある──お金に対してよく出てくるフレーズです。
日本社会はまさにこの状態。スーパー単体の仕入れてと売価の話だけを見れば「仕方がないよね」ということになっても、日本社会全体としてみたら…どうでしょうか?
なんか、こういう話って、ややこしいなと思うんです。詳しい人たちにとっては当たり前なのかもしれないけれど、経済の話とか、政治の話とかって、僕にはちょっと遠い感じがあります。だから、なんとなく敬遠して、距離を置いて生きてきました。それで、問題なく生きて来られました。
我慢を強いる政治や社会を見つめる
特に「政治」というジャンルは、何が嘘で何が本当なのか分からず、ちょっと入り込んで調べ始めるとどんどん分からなくなりました。鵜呑みにばかりしていたらただのバカだし、客観性や一次情報から切り離されて話が進むと、陰謀論者みたいになってしまいます。
また、政治家の独特の話し方(全員ではないけれど、多くの政治家に共通する、感じはいいけど腹の中は見えない政治家的な話し方というのがあると感じています)が、とても苦手です。
でも、いつまでもそんなこと言っていられないな〜と思うんです。苦手でも、話を聞いたり、調べたり、自分なりの意見を確立することからこれ以上逃げられないと、いつの間にか思うようになりました。
今回のコロナ禍で、政治は10万円を配ったりGo Toしたり、本当に困ってる人たちに対してはスルーなんだ…と思い知りました。当時に、日本の多くの人は我慢強いというか。我慢するという以外のリアクションがあまり出てこないんだな、とも思いました。
過剰な我慢は暴力を誘発することもあります。僕は、まず身近な人たちと、こうした問題を話し合えるようにしていこうとしています。