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どんなところに惚れる?わからないからこそ、恋は落ちると呼ぶ

あの人のここが好き。
そんなふうに具体的に言えるのって
恋のはじめじゃない気がする。

「どんなところが好き?」
って聞かれて、
いろいろなところが出てくる。

それでも私は

〇〇だから好き。
じゃなくて
〇〇だけど好き。

を、大事にしている。

そんなしょうもないとこなんだけど好き。
そういうとこ、あまり褒められるもんじゃないけど、そういうとこが好き。


どんな人間に対しても
いいところって、たくさんあるものだと思う。

自分と関係がある人だろうと
関係がない人だろうと
無愛想な配達員だろうと
ちょっと機嫌が悪そうなコンビニのお姉ちゃんだろうと
絶対いいところはある。

わたしから、見えてないだけだなぁっていつも思って生きている。
だからどんな人間であれ、
いいところはたくさんある。

それを
好きだなぁって思えるか
そうじゃないなぁって思えるか
だけの違い。

その判断基準は、
自分の経験だったり
感覚なんだろうなぁって思う。

せっかくだから
「わたしのどんなところが好き?」
と、
いろんな人に聞いてみた。
元カレも含めて(苦笑)

このnoteを書くためだけに
急に聞くっていう奇行に走ってみた。
おもしろかったもの、印象深いものだけピックアップしたいなぁと思う。


このnoteでも登場する、モテ男代表のAさん。
「どんなところが好き?」って聞いたら
「どんなところが、自分は好かれてる要素だと思う?」って聞き返された。

深いですね。
深いですよ。

考えてから、

「私は、
 人の話を最後まで聞くことができる事と
 何の話でも、大体それについていける最低限の教養があること?」

って答えた。

Aさんは笑って
「それもそうだけど、もっといっぱいあるよ?」
って答えてくれた。


……この人、やはりモテる!


他にもいろいろ聞いて、
興味をそそられたのは

スニーカーがオニツカタイガーだったから。

「なんかハマったんだよね。
 そのスニーカーの趣味が、良すぎる!」
と言われた。

後は
子供に声をかけてるときの、やりとりがいい。
 あの声かけというか、いい感じなんだよ」
とか。


1番謎で、理解もいまだにできていないのが


「匂いと仕草が好き」

かなりハテナが飛んでるし、本当、ナゾ。
匂いと仕草なんて
自分で意識なんかできるもんじゃない。
体臭は食べ物で変わるし
仕草なんて、好かれようと思って動いていない。意識もしていない。

でも、そこがいいとのこと。
残念ながら、本人に自覚なんかない。

結局さ、
恋に落ちるって
理屈じゃないんだなぁ
って思ったのだ。


横にいる空気感が好き。
よく聞くよね。

そんなの、誰でもいいわけじゃないし、
空気感を作るってむずかしい。

空気感は売ってない。

「あの人と一緒にいるためだけに、その空気感をください」
とは、ならないし、
どんなに欲しくても手に入らない。

空気感はその人固有のものだから。
この場所だから青い空気感。
あの場所はピンクの空気感。
そんなふうに変えている人は、きっといなくて
どんな状況であれ【あなた】と言う空気感は、
あまり変わらないよね。

積極的な人は
どの場所にいても積極的だ。
1人の時は静かかもしれないが。

消極的な人は
どの場所にいても消極的だ。
慣れた場合のみ積極的かもしれない。

多少使いこなせるとはいえ、根っこは変わらない。

長く付き合えば付き合うほど
見えてきた根っこは変わらないんだなーって思える。


モテる、モテないっていうのは技術で作れるけど
惚れる、惚れないは、直感だ。
だから、運命だったり恋に落ちるって表現するんだろうなぁと思う。


ちなみに
こういう人には惚れるわ!っていう条件(自分の中での統計?)がある。

字が綺麗なこと
食べ方が綺麗なこと
さんまの塩焼きを上手に食べれること
いただきます、ごちそうさま、が言えること
ありがとう、ごめんね、が言えること
考え方を共有できること
努力できること
成長しようと日々研鑽していけること


以前、経営者の会で出逢った
第一印象怖めの社長さん。
「この人って違う!!見た目と全然違うんだ!!」
って見直した事がある。

ものすごい綺麗な字を書くのだ。
あの字、素敵だった。


本を読んで頭の中を知って、
「この人、惚れるわ。推しだわ」って思えるようになったこともある。
それは、為末大選手。
あの人の本を読んでファンになった。

私はどちらかと言うと
信頼関係や考え方への共感が愛に変わるタイプだから
無理してではなく、努力している人が好きなのだ。

HSPのおかげで、
どうしても感覚として、
「あっ、この人、手を抜いてんな」
っていうのがわかってしまう。
好きになるほどの付き合いなら、尚更。
なので
100出せるところを60位で手を抜いて人生渡り歩こうとする人は苦手。
口八丁手八丁も得意じゃない。


わたしの趣味はこのくらいにして


【恋に落ちる】
って、本当に理由なんかない。

だからこそ、
人に惚れるって感覚は、大事にしたい。


男女問わず人に惚れるっていう経験は
とても大事なことだなぁって思うから。


惚れるってさ、
恋愛だけじゃないと思うんだ。


この人みたいになりたい。
この人の為だったら頑張れる。
この人に協力したい。

自分から、そう思える人が何人か、いる。

だからこそ
自分もそう思ってもらえる人になれたらいいなぁって思う、秋の夜長である。

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