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「えらいな」と言いますか。歩み寄りにも気づかないので、もういい加減、手を尽くすのはやめていいよね?

「そりゃ、えらいなぁ」

言われて、わたしは固まった。

再起動した瞬間、
彼のみぞおちに
特大パンチを打ち込む速度で、
シュッと反射的に腕が出たが、
触れる直前

「カワイゲがあるほうがいいのか」

と打算がはたらき、
速度を落として
やさしいパンチに見えるように偽装した。

そんな自分を褒めてあげたい。


先日、
おすすめ記事で、これが出てきた。

🔻🔻

結婚10年以上の方必見!国際結婚して学んだこと。|MiU @miumakeupbeauty #note 

これを読んで、
響いたところがあったのだ。


結婚、離婚を経験したフランス人からよく言われる言葉があります。

“  結婚してからも、
 二人だけの時間を
 月に1度はつくれ!”


特に、子供ができれば、
自分の時間さえも獲得できないのに、
どうやって?
と思いますよね?

上記の言葉の意味は、
子供をベビーシッターに預けて、
無理をしてまで二人の時間を作れ!
という意味です。
それがないと、
すぐに夫婦の関係は終わってしまうから…と。

あくまで、こどもは、子供。
二人の関係を一番に考えるのが、
フランスでの考え方。

日本人の私には、
なかなか子供優先で
できなかったのですが、
2歳ぐらいから
保育所に入れることができて、
二人でレストランやショッピング、映画を見にいったりする時間を作ることに成功!

今では、
結婚記念日が
一番のイベントとなっていますが、
バレンタインデーや、
誕生日はもちろん、
タイミングが合った時は、 
二人で外でランチなんてこともしています!

こういった二人の時間は、
と~っても大事ですね!

特に、子供が大きくなるにつれて、
お互いの存在が
大きくなっていく気がします。
子供はいつか旅立つのだし、
それから二人の関係を温めたって、
遅いのかもしれません。


フランスでは、常に女性らしくあり、
恋愛感情を夫に持たなくては
成り立たないのです!

日本人とでも、
フランス人とでも、
この点は同じなのではないでしょうか?

結婚を保つには、
努力が必要なのです!
MiUさんのnoteより。
ありがとうございます!


たしかに、

親の自分も
母である自分も
何もかも脱いで、

1:1で向き合ったら、
何か変わるかもしれない。

そう思ったのだ。

日本なので、
恋愛感情を持たなくても
夫婦は成り立つらしいけど、

わたしは、
恋愛感情は持っていたい。

好きな人にしか、
おいしい料理が作れない
と言う
びっくりする奇抜な才能を持っているから。

わたしの料理が美味しく感じるのは、
それは、あなたが好きだから。
それに他ならない。

夫のご飯だけ、
何をしても、どうしても不味くなるので、
今まさに、いいタイミングで
試行錯誤している最中なのだ。


わたしの知り合いの経営者さんで、
毎月○日と日にちを決めて、
必ず、妻とランチを食べに行って
ドライブして、
楽しそうなFacebookをアップしてる人がいる。

勉強会で会うと
奥さんの話をしてくれることもある。

それを聞いていると、
好きとか愛してるとか、
恥ずかしいセリフや
照れる言葉のチョイスはないのに、
愛にあふれてて、素敵だなぁと感じるのだ。


だから、
夫に提案したのだ。

「ねぇ、10月か11月で、
 一緒にランチでも行かない?」

って。

「この前ね、
 ブログでも
 【月に1回は2人だけの時間をつくれ】
 って記事も読んだし、
 知り合いの経営者さんでも
 毎月、日にちを決めて、
 奥さんと2人で出かけてるんだって。
 だから……」

「そりゃ、えらいなぁ」

わたしの話に若干かぶせて
そのリアクション。

鋭いパンチが
反射的に出てしまったわたしは、
悪くないと思う。

部屋の空気もビシッと固まり、
わたしの表情も固まった。


さすがに、夫から
そのリアクションがくるとは
予想してなかったので
わたしの対応も
骨髄反射しかできなかったのは
言うまでもない。


「あー……うん(なんかごめん)
 もう誘わないわ」

と言って、
話は終わらせた。


えらいな。

言った時点で、どんな深層心理なんだろう。

・そんな人もいるのか。
・すごいなぁ。
・俺にはできないな。
・真似できないな。
・俺はオレだしな。

と、
想像してみたが、
わたしは、夫本人ではないので、
想像の域を出ないし、

深層心理を解き明かすなんて、難しい話だ。

想いは、口を通したら、
思いになって言葉になるから、
本当の心を隠す余白ができてしまう。

どれだけ想像してみても
都合のいい想像ができるほど、
彼を知らないわけではない。
残念ながら、
夫婦としての付き合いの積み重ねは、
それなりにあるのだ。

一緒に行くつもりなら、
「でも今の時期、忙しいから……」
「○日休みだから、そこはどう?」
「そんなにいきたいの?いい店あった?」
と、
すでに行く前提で話をしてくる。

伊勢神宮も
毎月の彼の実家への顔見せも、
ノリノリで日にちの予定を立てるのだから。


あっ、行きたくないのか。
と思うには十分すぎる出来事だったのだ。
夫からすると無意識でしているんだろうけど、
その無意識が、カマイタチのようである。

本当、夫婦って不思議だわ。


わたしはできる限り考えて
いろいろ対策して、
できそうなことを全てした。


という事実が残ったから、
もう、これでいいかな、と思うのだ。

母に笑い話として
これを言ったら、
「わたしなら、あなたと行きたいの!って
 もう一回言うけどなぁ」

アドバイス?をもらったが、

そうまでして、行く必要あるのかな?
と、
頭をよぎってしまったの

美味しい💖
と一緒に喜んでくれる友達や、
一緒に行けて嬉しい!
と、言ってくれる人たちと
ランチに行くほうが有意義な気がしてしまったのだ。



結婚を保つには努力が必要。

それは、
夫も妻も、お互いさま、なのである。

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