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ラストコンサート

母のいびきがうるさかった

今年は小椋佳さんがラストコンサートをおこなった。ラストと聞き私の心は冷たく動いた。小椋佳のファンであり、若い頃は母と一緒にコンサートに行った。母は、歌が始まると大きないびきをかいて寝てしまう、母とではなく素敵なボーイフレンドと1回でもいいから行きたいなぁと思った。母の足を踏んずけて起きなさいと言っても、またすぐに寝てしまう。


シクラメンのかほりがヒットしてしまった

小椋佳さんは確か銀行マンをしながらシンガーソングライターをおこなっていた。「シクラメンのかほり」という歌を作り、布施明に提供した。布施明は忙しくてしばらく外国に行こうと思っていた。しかし小椋さんは布施さんに寄り添って「この歌は絶対に売れないから、少しだけ歌って下さい」と頼んだ。しかしこの歌は大ヒットし布施さんは外国に行く暇はなかった。小椋佳さんのラストコンサートには行けなかったがCDはたくさん持っている。私のラストのエッセイはいつだろうかと考えている。

加山雄三さんまでがラストコンサートと言っていた。また私の心に冷たい風が吹いた。人生のラストがある。でもその日は誰も決められない。今、私の心はまだ病んでいるがこうして言葉で原稿を言いヘルパーさんに書いていただいていることが私の唯一の仕事だと思い今日は小椋佳さんの歌を聴き眠ろうか。

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