GOG GALAXY @ 2019-11-22

久しぶりにゲームニュース探訪をしていると、目を引く記事が見つかった。

近年、Steamを始めとしてEA Origin / Epic Game Store / UBI uPlay / Bethesda / Blizzardなどなど、大手ゲーム各社からこぞってゲーム販売プラットフォームが提供されるようになっている。それ自体は競争があって良いことだと思うのだが、利用者側からしてみればどのゲームをどのプラットフォームで入手したかを覚えていられないとか、複数のクライアントから自分のプレイするゲームを探すのが困難になりつつあるとか、徐々に不便さが目立つ環境になりつつあるのだ。私もEGSやOriginを利用しているのでSteamに一本化できないでめんどくせーと思うことが多々ある。そんな貴方に朗報かもしれないのがこのGOG GALAXYの最新アップデートで、なんと世界に溢れている各種プラットフォームのゲームを全てこのGOG GALAXYの上で一元管理することが可能だというのだ。

その秘密がGOG GALAXYの採用しているプラグイン方式で、デフォルトではGOGとMicrosoft Xbox Storeの製品のみがサポートされているのだが、コミュニティが自由にプラグインを開発して別のプラットフォームからゲームを統合することが可能になっているのだ。あくまで「コミュニティが勝手にプラグインで作ったもの」というスタンスを取ることができるためGOG自体が他社から訴えられるような自体を避けられるようになっている、ということかもしれない、あくまで推測だが。なかなか賢くてユーザー目線からすれば便利なシロモノだ。ただし機能はまだまだ不十分なようで、所詮ただのランチャーなので購入元のプラットフォームがインストールされている状態でなければ機能しない。

このような製品を作っているGOGという存在が気になったのでちょっと調べてみたのだが、どうやらポーランドのWitcherシリーズの販売を行っている会社らしい。

その最大の特徴は全てDRMフリーで製品を提供しているところで、SteamですらDRMがかかっている現状を考えるとこれはなかなかすごいことである。

当初私はこのGOGなる組織がクソみたいな鍵屋だと思っていたのだが、私が鍵屋だと勘違いしていたのはG2Aという組織であった。

このG2Aとかいうゴミどもはゲーム開発者からも「この糞どもから買うぐらいなら違法ダウンロードしてくれ」と言われるほど嫌われている連中である。勘違いして申し訳なかった。ポーランドゆえ日本での知名度は全然ないのだが、なかなかよい主義を掲げた面白い会社ではないか、GOG。これを機会にGOGを支援してもいいなと言う人はこのGOG GALAXYを試してみても良いのではないだろうか。・・・私はSteamでいいやと思っちゃってるけど。