無題 @ 2020-10-21

ここ最近は以下の3作品を適当に気分次第でローテして遊んでいる。

まず、言うまでもないが、Factorio。PyMods。

三ヶ月間の間、プレイしたりプレイしなかったり、時にはEcoとかいう今年遊んだゲームの中で最も時間を無駄にしたクソゲーに浮気したり、などなど波乱万丈あったが、未だに半分どころか三分の一も終わった気がしない。最近は毎日根を詰めてプレイするのではなく2日に一度ぐらいプレイするほうが楽しさが継続して良いということがわかってきたので、そのぐらいのペースでプレイすることにしている。なにせ、本作にハマり過ぎたら他のゲームの話なんて一切書けなくなってしまう。

飽きずにプレイし続けて、来年の今頃までにはクリアしていたい。年寄りの空き時間は無駄に多いのだ。長く楽しませてもらおう。


次にNoita。

一日に1回か2回程度繰り返しているのだが、正直どうして以前の私は50回かそこらか程度でクリアできたのか不思議になっている程度にはまるでクリアできる気配がない。明らかに製品版になって難易度が上がっていると思われる。または私が衰えたか、だが・・・余りにもクリアできなくなってイラッとしたのでチートMODを入れてラスボスにまで無理やり到達してみて経験を積むことにしてみた。これはなかなか成果があったようで、目に見えて潜れる深度が増えてきた。ようやく昔のカンを取り戻しつつある。

それから、ネタバレになるが、こちらの1.0製品版での隠し要素をまとめたマップもたいへん役に立っている。これのおかげで相当探索が楽になった。


次、最後に、Fae Tactics。目下のところ一番注力して遊んでいるゲームだ。

当初のレビューよりも随分と先に進んできて、思うところも変化してきた。属性相性の問題についてはゲームが進んでくると使えるキャラクターの種類が増えるし、同じヒーローキャラでも違う装備で違う属性の攻撃を繰り出したり出来るため、ある程度は問題が緩和されてきたように感じる。一方でゲームバランスはというと、なかなかきつい。難しい。やはりアホみたいにバフされた敵のリーダーがクソ無双するのを、こちらのありとあらゆる手でバフされた最精鋭がなんとかして押し止める、みたいな戦いになりがち。不満も多いのだが、しかし悪いゲームではなくプレイするのを辞めたくなるようなことはそれほどない。たまに理不尽すぎる負け方をしたら辞めたくなるが、その時はさっさと辞めてNoitaでもプレイして更に理不尽な思いをすればよいのだ。そうするとNoitaに比べればマシだと、再度プレイする意欲が湧いてくるというものだ。なんて賢い作戦だろう。


以下蛇足

レビューとか評価というやつを生業にするのは、業の深い生き方である。

昔、仏教を聞きかじっていたときに知った話なのだが、仏教において自身と他人を比べるのはいかなる方向性においても悪行であるらしい。自分のほうが上、自分と相手が同じ、自分のほうが下、どのように比較するのも慢という不浄の心になるのだと教えてもらったのだが、なるほど確かにレビューというのは業が深いと私自身そう思う。

そもそも不完全極まりない生命体である人類に完全平等な比較評価など出来るわけが無い。絶対に、必ず、何かしらの、主観が入る。当然、私のクソ文章にも無限の主観が入る。というか、敢えて主観しか入れていない。客観的になろうとしても無駄だ。どうせ私自身が主観の塊なのだから。

しかしながら当然人々全て主観が異なるわけで、私がどれほど神ゲーだと思っても、私の主観と180度真逆の主観を持つ人が見ればただの電子産業廃棄物かもしれない。したがって、全員を満足させるレビューや評価などというものは古今東西、原理的に存在し得ないのだ。書けば書くほどどこかに敵を作ってしまう。敵を作るのは愚か者のすることである。なるほど、たしかに不浄の心などと言われても仕方がないことであると一人納得せざるを得ない。それにも関わらず、人はレビューをし、評価をし、アレが良いだのこれがクソだのと喚き散らすのである。レビューというのは射精と同じぐらい楽しいものだ。しかも歳を食っても出来るからな。

そんな業の深い生き方をしていると、必ずそれ相応の因果応報というやつがやってくるわけである。今回はそういう話をさせていただきたい。なお、大変申し訳無いが、カンの良い読者諸兄はそろそろ気づかれるかもしれないが、クルマトークだ。


先日、トヨタのRAV4と言うクルマに1時間半ほど乗る機会を得た。Adventureとかいう2.0Lガソリンエンジンの四輪駆動付き最上位モデルだ。

クルマについて一切知識のない人にでも分かるように説明するならば、世界で一番大きい自動車会社であるトヨタ自動車の、世界で一番売れている車種で、日本カーオブザイヤー2019を受賞した、要するに世界で最も評価され購入されている上に、日本で最も優れていると日本中のお偉い自動車評論家の皆さまが結論づけたクルマである。ゲームに例えるなら、そう・・・ファイナルファンタジーとでも言えばよいだろうか?

でまぁ、そんな名誉ある、世界一人気があるクルマに乗らせていただいたわけだ。

・・・そういえば言い忘れていたかもしれないが、私は最近のスクエニもファイナルファンタジーも大嫌いだ。一秒でも速く倒産して消えてなくなれと思うぐらいには嫌いだ。

それと、トヨタ自動車も大嫌いだ。

もうだいたいここまで言えばお察しいただけると思うが、私はこのRAV4と言うクルマ、これまでマトモにハンドルを握ったことがあるクルマの中で文句なしダントツに最低最下位のクソカーオブ・マイ・ライフだと思ったのだ。

まぁ、無理もない。私のクルマの好みは軽量・小型・低重心であり、マニュアルやDCTのようなエンジンとタイヤが一つにつながっているかのようなダイレクト感のあるトランスミッションであり、なによりマトモなエンジンである。このトヨタ・RAV4、全てが私の好みの真逆である。大重量・大型で何をするにも重く、重心が高すぎて常に波に揺れるボートのようにユラユラと頭の位置が揺れ動き(これでも自動車評論家様に言わせれば足腰がしっかりしているらしい、とんだ提灯野郎どもばかりだ、まるで重心の高さを隠しきれていない)1時間も乗ったところで車酔いして吐きそうになってしまった。それ以上にひどいのが軽自動車より劣悪なエンジン、常に半クラッチが滑り続けているかのようなCVTトランスミッション、加えて綿を踏んづけているかのような踏みづらい・踏みごたえのない・効いているかどうかすら怪しいスカスカブレーキ。私が最初に自分で買った鉄くず同然の軽自動車のほうが何十倍もマシと言わんばかりのクルマだった。何をどう頑張って私の足りない想像力を広げても、私の主観にとっては、この世界で最も売れているクルマは私の人生において最も価値のない鉄屑であるという結論に達したのだ。そりゃまぁ、私は山にも行かないし、家族も居ないし、コストコで10年分のポテチを買いだめたりもしないのだから、何一つRAV4の強みは活かせないので、当たり前だ。

ここで無理やりゲームの話にするなら、アクションゲームが大嫌いなゲーマーにコンボイの謎をプレイさせるようなものである。そりゃ、どう評価したってクソゲーだろう。コンボイの謎はアクションゲーマーがプレイしてもクソゲーかもしれないので例えが微妙かもしれない、Cupheadのほうが例えとして適切であろうか?ちなみに言うまでもないが私はこのCupheadも大嫌いだ。ロックマンの類は須らく嫌いだと前から公言させていただいている。

さて話をちょっと戻すと、私の愛車であるAクラスは2019年の日本カーオブザイヤーにノミネートされ、大差でこのRAV4に敗北している。同時にノミネートされているBMWの3にAクラスが負けるのは私でも理解できるのだが、一体全体どこの無脳がBMWの3よりRAV4のほうが優れていると評価するのだろうか。少なくとも私の主観においては理解することができないのである。某国の大統領に信任票を入れるのと同じ類の人間ぐらい理解できない。それとも本当に某国の大統領のシンパかもしれない。RAV4が一番売れているのは北米らしいからな。そう考えなければ私には到底理解できない。それか、よりありそうな可能性としては、トヨタ様から沢山お金を頂いているかのどちらかだ。

さて、評価だのレビューだのと言ったのはこれほどまでに難しく、そこら中に敵を作るだけの愚かな行為なのであるが、私は愚かな人間の中でもさらに愚かなたぐいの、日々レビューを書いて暮らしている不可触賤民の穢多非人ゆえ、この程度の悪業では終わらない。この話には更に続きがある。

私は試乗した体験を元に、仲間内の集まりで、このようにRAV4というのはさんざんクソつまらないクルマで、流行りに釣られてこのようなものを買わなければならない人は可愛そうだとまでこき下ろしたのである。

あろうことかそのRAV4を新車で買ったばかりの人の前でだ。

さすがの私も後でその事実を知り自殺したい気分に駆られたが、今更放たれた熱核弾頭が綺麗に元通りミサイルサイロに戻るわけもない。幸いにして彼は私のような賤民にも慈悲の心で接してくださって「確かにブレーキはいまいちですねハハハ」などと同調してくださったのだが、多分裏では調子に乗ってメルセデスの安物なんかに手を出した非国民のボケジジイめと憤慨しているに違いない。大変申し訳無い。

やはりレビューだの評価だのといった自慰行為は、こういう誰も居ない誰も見ていないところでこっそりするに限る。そうすれば少しは不浄な行いも許されるかもしれないだろうからな。