見出し画像

本当に必要?その行事…

こんにちは。おさくです。
今回はこども園の行事について話をしていきたいと思います。

○行事がたくさんの1年間

こども園では行事がたくさんあります。運動会、発表会、音楽会などの定番行事に加えて…誕生日会、七夕、クリスマス会、節分、他の施設との交流会等など…。1年間で多くの行事を行います。特に年長児はたくさんの行事に制作と毎日追われることが多いです。

○「こなす」になってない?

たくさんの行事を行う中で僕は…「こなす」になっている人が多いと思いました。こなすになってしまうことで子ども自身…やらされているという思いになることもしばしば…。そのような現場に疑問を持ちました。

○行事のねらいを明確に

やはりねらいを明確にしていなければ「こなす」になってしまいます。毎年恒例だからでは明確なねらいを持つことはできません。子どもにその行事を通して何を感じて、何を学んでほしいのか。そもそもその行事は必要なのか?保護者の為にしているだけではないのか?と考えていくことが必要です。

○行事を行う中でのリスク

僕は行事を全て辞めるべきだと言っている訳ではありません。行事のあり方を見直すべきだと思っています。また行事を行う中でのリスクも考えていくことも重要だと思っています。そのリスクとは…子どもの余白の時間がなくなるということです。行事を行うとなれば、それに向けて保育を行います。その時間、子どもたちの余白の時間が減っているのです。子どもたちは自分が本当にしたいこと(遊び)の中で、達成感や葛藤など様々な経験をします。しかし、行事に向けての保育尽くしの毎日…子どもたちの貴重な経験をする時間は減っていきます。保育者として行事を行うことは、子どもたちの経験できる時間を奪っているかもしれないと考える必要があると思います。(行事の中にも大切な経験はあると思います。)

○年齢、発達にあった行事。そして明確に

大切なのは子どもたちの年齢、発達にあった行事の設定。そしてねらいを明確にすることだと思います。ねらいも持たずただこなすだけの行事に価値、意味などないと思います。まして、子どもたちの貴重な時間を奪っていると思います。そのようなことがないようにじっくりと考えていきたいですね。