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観光バスがセットの新喜劇

今日で楽日(らくび)でしたが、二月四日から、なんばグランド花月のすっちー座長週の新喜劇を担当しておりました。舞台のセットは、観光バスでした。攻めましたね。おそらく、新喜劇で初めてだと思います、バスがセットなんて。
デザイナーさん、大道具さんに頑張っていただいて、良い感じに仕上がったと思います。バスを置く位置も、照明さんと相談して、ベストの位置を探ってもらいました。ぜひテレビでもご覧いただけたらと思います。

50分弱の新喜劇。やっぱり、どこかで攻めた部分がないといけないと思ってます。セットなり、ボケなり、キャストの使い方なり。
でも、全編攻めまくり、おなじみのギャグやキャラ一切なし、100パーセント実験作、というのは、これはこれでよろしくない。攻めてる部分って、裏を返せば、スベるかもしれない部分ってことですから、全編スベる危険性のある新喜劇というのは、やはり興行的にも作らないほうがいいよな、と思います。
吉田裕くんと松浦真也くんのコンビネタ。すっちーさんが佐藤太一郎くんのモノマネをするくだり。諸見里大介くんの滑舌ネタ。そういう鉄板ネタも、いくつかは入れた方がいいですよね、お客さんの満足度的にも、というのが僕の考えです。
鉄板ネタって、攻めてる部分がスベってしまったときの保険の意味合いもあると、僕は思ってます。あとに鉄板ネタが控えているから、新しいことを試せる。これは新喜劇の強みです。もちろん鉄板ネタも、新しいものがどんどん増えていくのが理想ですけどね。

近況など。
韓国映画『パラサイト』。観ました。傑作。韓国映画の容赦ないところが大好きです。
『鬼滅の刃』。新喜劇界隈でも流行っています。僕も読んでます。これまた傑作。続きが気になってしゃーない。

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