OSKYRKSL FUTSAL CONSIDERATION【#9-2】フィクソ思考

今回は"フィクソの位置"で意識することを書いていきます!陣形は3-1。赤1番の人の位置です。

失わない⇒抜ける

自陣ゴール近くというポジションを考えると当たり前といえば当たり前なのですが、意外と無謀なチャレンジをしがちなのがフィクソのポジション。フィクソからドリブルを仕掛けることをバスケ用語からドライブと僕は言ってるのですが、ドライブするのもリスクが中々高いです。

ちなみにだからといって絶対ダメなわけではありません。フットサルスペインリーグでもフィクソのアイソレーション(孤立)といって、ドリブルの得意なフィクソを1人にして仕掛けさせるという戦術があったりします。

そしてピヴォにパスを出そうにも組織的な守備をする相手だと青2番3番もピヴォへのパスコースをしっかり切ってくる筈ですので(味方にパスを繋がず)1回で裏をとるのはかなり難しく、失敗した時のリスクも大きいと思います。

ただ勿論狙うことは忘れてはいけません。相手GKが飛び出しているならシュートも狙うべきです。常に選択肢は多い方が良く、その上でリスクとチャレンジを天秤にかけてください。

ちなみに個サルでかなり上手と言われる人たちがフットサルの競技チームに入ったばかりの時のあるあるなのですが、(アラの位置でも同じく)結構皆縦パスを急いでしまって失っていることが多くみられます。ドリブル突破もそうです。Fリーグなどをみてもパスを回し旋回し相手守備と駆け引きをしていると思います。

アラからリターンされたパスをダイレクトで一気にピヴォに当てたりスルーパスをしたりとフィクソはいわゆる司令塔のようなことをしますがパスを出す時には味方の体の向きやスペース、相手の位置や狙いまでしっかり見極めないといけません。

ということでフィクソの選手は基本的にはとりあえずでもいいのでアラの選手にパスを出し抜けるまたは抜けるフリをして顔を出します。もちろんプレッシャーがきつければ後ろに下がって確実にボールを受けます。この辺は過去の記事のカーテン、ワンツー、エントレ、パラレラ、ジャグナウ辺りを参考にしてみてください。

ボールの持ち方も、ボールを晒さず最初の方のnoteを参考に失わない持ち方をすることが重要になってきます。

フォロー

上の絵ではチームメイトががんばって攻めているところです。赤1番の位置に注目してください。

相手陣地にまで攻め込んでいる時、カウンターで一気にチームメイトが走って相手陣地へ侵入していった際など、一番自陣側にいる選手はボールをとられた時に相手の攻撃を遅らせることができるよう上のようにハーフライン付近で待機するのが基本です。

いちいち全て例外をお話するのも長くなりますが、あえて誰も残さず人数をかけて攻めることもあります。

そして重要なのは味方ボール保持者がパスを返せる位置をとることです。そうすることでキャンセルの項目の時に書きましたが次の展開を生むことができます。

個人的な経験からは、上の絵よりももっと自陣よりに下がってしまっている人が多いように思えて、後ろへのパスがネガティブなものになっていると感じます。

いかがでしたか?
ぜひこれまでの記事を応用し実践してみてください^^

お読みいただきありがとうございます。実用的な記事を書けるよう努力してまいります。大阪ゆる個サルへのご参加もお待ちしています!