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スキルアップ⑧ ~ブランディング~

どーもー
息子溺愛整体師のトシです。
今日もありがとうございます。

今回は「ブランディング」について、ご紹介していきます。

100円のマックコーヒーと500円のスタバコーヒーの差額を作り出しているものは何でしょうか?それがブランディングです。

僕はこの講義を受けて、ビジネスの捉え方が変わりました。経営者の方もサラリーマンの方もこのブランディングの考えは必須スキルなので、ぜひ最後までお読みください

それでは、行きましょう~!
今回も長いです

1.商品を売りたいなら商品を売るな
2.ブランディングとは?
3.ブランディングを因数分解
4.〇〇だが〇〇でない
5.プロダクトブランディング
6.マーケティングブランディング
7.セールスブランディング

1.商品を売りたいなら商品を売るな

どんなにいい商品・サービスもブランディングが無ければ売れません。

世間には数多くの商品サービスが存在します。移動手段で考えると、軽自動車とベンツは一緒の分類ですが、そこには何百万もの差額があります。

人によって価値観は違いますが、安心・安全・高機能・自己顕示欲を満たすなどがその差額を生んでいます。

その差額を生み出すことをブランディングと言います。


2.ブランディングとは?

①マーケティング
特定の人に「あなたが好き」と伝えることを指します。

②アドバタイジング
広告のことです。これは不特定の人に「好き・好き」と言いまくることを指します

③PR
他の人が「あなたのことが好きみたいよ」と伝えることを指します。

④ブランディング
あっちから「あなたが好きよ」と言われることを指します。

ブランディングがあれば最強です。こっちから何も言わなくても相手から寄ってきてくれるからです。Appleやヴィトンをイメージしてもらえると分かりやすいです。ブランディングが無ければ、マーケティング費や広告費が莫大にかかり、事業を圧迫します

3.ブランディングを因数分解


ブランディングを一括りに考えるため、フワフワしてしまいます。ブランディングは4つに分解すると特性を簡単に理解することができます

・コーポレート
会社の信頼につながる

・プロダクトブランディング
商品に関すること(特定健康商品など)

・マーケティングブランディング
どういう媒体に広告を出すか

・セールスブランディング
どういう販売をするのか

ブランディングが無いと負のスパイラルにはまり事業が上手くいきません。整体を例に解説していきましょう

・価格競争
僕の整骨院の近くにライバル店が出店してきました。そこは60分4000円で治療しています。患者さんを取られていた僕は負けじと60分3500円に値下げしました。しかし、それを見たライバル店はさらに値段を利益限界値の60分2980円にしました。このようにまずは価格競争が始まります

・サービス競争
これ以上値下げできない僕は、治療に加え鍼治療やサプリメントを付けるサービスを始めました。するとライバル店はそれに加え、送迎・酸素カプセル無料券などを付けて対抗してきました

・自社コストの増加
サービス競争が激化すると材料費や機械の導入費などのコストが重くのしかかってきました

・利益率低下
コストがかかってくると、売り上げの割には利益が下がります(売上-コスト=利益)

・コスト削減
その結果、利益を上げようとサービス以外のコストを削減するようになります

・PR削減
莫大なお金がかかる広告費を下げるようにします。しかし、PRができないので、うちの整骨院を「知らない人」が増えてきます

・シェア低下
広告費を削減したために、他の地域のライバル店に患者さんが奪われていきました。

また価格競争に走り、そうして両院ともつぶれるということが起きます。患者様の選ばれるためにも「ブランディング」が必要です。

4.○○だが〇〇でない

コーポレートブランディングについてご紹介していきます。

ここで質問です。
「googleは何企業だと思いますか?」
googleの利益の90%は〇〇であげています。

AI?携帯?自動車?MAP?
全て違います。

googleの利益の90%は広告です。

googleも「俺たちは広告会社じゃなく、テックカンパニーだ」と言っています。これは広告会社と定義した時点で、多くのマスメディア媒体がライバルになってしまうのを防ぐためです。

ちなみに・・
実際うちの整骨院も広告を出しています。「八尾市 膝が痛い」で検索すると、地図の上に広告と書かれた検索結果(オレンジ部分)が表示されます。

これは1クリック〇〇円となっており、他院も広告を出していれば、オークション式に値段が上がっていきます。今の時期で「八尾市 膝が痛い」で1クリック90円ぐらいです。コロナ明けすぐの6月はみんな広告を出さないので60円とかでした。8月中に100円代になると思います

経営塾では、10~20万も広告を出す先生もいます。

5.プロダクトブランディング

ここで質問です。少し考えてみてください。

あなたはシャングリラホテルのマネジャーです。ホテルでほうじ茶ラテの販売をしようと考えました。さて、あなたはいくらでこのほうじ茶ラテを販売しますか?
・数値①:100人対象の調査の結果500円であれば全員頼む
・数値②:1500円は全員高すぎて誰も飲まないとの結果
・数値③:1件のほうじ茶ラテを提供するのに、人件費・原価合わせて300円かかる

チ・チ・チ・チ・チ・チ・・・・

少しは考えてくださいね

僕の考えは1500円で、高値で売る努力をすると思いました。でも、答えは論理的に考えられてた料金設定で全然違いました笑。

これから考え方をご紹介します


まず①価格設定の基本図を作成します

調査結果をもとにそれぞれの値段での購買数を計算していきます。一番アンケートが多いところに値段設定すると確実にお店はつぶれてしまいます

*ちなみに僕はそこ比例するんかい!と思ってしまいましたが、80億円稼ぐ人が言うんだから間違いないと思います

②コスト300円のほうじ茶ラテの値付けフロー

500円のほうじ茶ラテが100人に売れた場合売り上げは5万円です。そしてコストは300円✖100人の3万円。そこから利益を出すと2万円になります。


ビジネスは【いくら売り上げたか?ではなく、いくら残したか?】が重要です。それを踏まえると利益(黄色)が一番出ているのは1000円の価格設定です。

1番利益の出る料金は1000円であり、あなたは1000円でほうじ茶ラテを販売していくべきです。しかし世間一般の相場価値は500円であり、1000円で販売するためのブランディング施策を考える必要があります

ブランディングとは、付加価値を伝えたり、体験させること。シャングリラホテルでは、フカフカのソファ・景色の綺麗な高層階・気が利くサービスなどの付加価値をつけていくことで、500円のほうじ茶ラテが1000円にも2000円にもなります。それがビジネスの面白いところでもあります。

店舗でブランディングを上げる方法

・空間付加価値(店内・インテリア)
・商品付加価値(食材)
・サービス付加価値(エンターテイメント)

空間や商品付加価値を高めようと思えば、コストがかかります。しかしサービス付加価値はお金がかかりません。どんだけお客様をワクワクさせるかが肝になります。


6.マーケティングブランディング

ここで質問です。

1杯500円のスターバックスコーヒーと1杯100円のマクドのコーヒー。なぜ人々はスタバのコーヒーを買うのでしょうか?ビジネスの観点からお考えください

チ・チ・チ・チ

僕の答えは「自己顕示欲を満たすため」と思いました。スタバでマックPC広げるタイプのやつです

ブランディング・ゆったりできるなど、間違えではありませんが、もっとビジネス的な視点が必要です。

答えは「フランチャイズがないため

あなたがマクドのフランチャイズのオーナーだったら、利益をあげるために何をしますか?商品価格は変えられません。必然と「座席数と回転率」を上げることを考えるはずです

そのため、マクドは座席間隔が40cm程度で空間が狭い。椅子も硬くないですか?

その点、スタバは空間が広く店内もおしゃれ。店員さんも愛想がよくて長く居られる空間づくりを意識しています。これはすべて直営店だからこそ儲けファーストに走らない経営ができるためです

7.セールスブランディング

ブランディングとは商品やサービス以外のもの(付加価値)をPRすることです。

例)ヤマハ音楽教室
ヤマハはピアノを売りたい。でもいきなり何十万~何百万もするピアノは売れません。そのためピアノ教室を開き、ピアノに興味をもつ人を集めます。そこからピアノ販売につなげます

商品を売りたければ、その一歩前の売り方のブランディングが重要です。

ヤマハはピアノ教室を開催することで、相手から「ピアノ欲しいです」と言ってもらえる状況にします。これは一番初めにお伝えした相手から「あなたが好きです」のブランディングの成功例といえます

まとめ

「商品を売りたければ、商品を売るな」

モノやサービスには相場があります。しかし、あなたが相場以上の値段で販売したい場合、差額を生み出す付加価値をつける必要があります。

ざっと考えた僕の治療院のブランディング

●コーポレートブランディング

うちは治療院ではありません、あなたのライフスタイルをサポートすることが目的です。

●プロダクトブランディング

僕たちは治療だけを価値にしてはいけません。食事指導だったり、歩き方講座・筋力トレーニングなどライフスタイルを良くするサービスを提供します

僕の整体を受けることで、不調の改善だけでなく、普段の食生活や、日々健康になるための考え方など、あなたのライフスタイルを変え、まったく新しい人生の幕開けをお手伝いすることができます

●マーケティングブランディング

40-60代女性を対象に治療院。ひとり治療院のため、ゆったりくつろげる空間。体が緩んでいる状態でなければ、僕らの治療は浸透していきません。まずは力を抜くことが大前提にあります

●セールスブランディング

そのためには、食事・歩き方・筋トレなどの整体以外のサービスで人を集め、お客様から「私の体をお願いします」とのお言葉をもらえるフローを作成する必要がありますね

お父さんが手相や占いができるので、フロントとして集客もできますね。

他にいい案あれば、教えてください。TTP戦略。徹底的にパクります。

ブランディングについてご理解いただけましたか?説明不十分なところもあるかと思うので、参考動画をご覧ください

最後までお読みいただきありがとうございます。MUPを参考にしています。

紹介制度あるからいって下さいね


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