令和のはじめに日本脱出 その1
5/11まで中国へ出張など。
今回は仕事の他に重要ミッションがあり、中国風揚げパン=油条の研究目的も兼ねている。油条については、馴染みのない方が多いはず。よろしければ参考として下の動画を見ていただきたい。
それでは、中国国内での顛末はここに集約しようと思う。
駆け足でこの4日間、上海を起点に浙江省の杭州(こうしゅう)を経て、現在、桐盧(とうる)に滞在している。
杭州で一番の観光地といえば、世界遺産として登録されている西湖である。
中国では「国家AAAAA級旅行景区」とのお墨付きである。日本は令和元年を寿ぎ、皇紀xxxxxx年、天皇陛下バンザイ!といったお祭りムードであるが(...いやいや大阪では大変な事件が発生していたようで俄に青ざめたものである)中国も労働節(メーデーのことね)の連休期間にあたり、それはそれは大変な人出なのであった。
心斎橋の商店街を歩くような感覚で、のんびり風景を楽しむ余裕もないものだから、偶然目の前に観光船が出港を知らせていたので飛び乗った。
のどかな風景である。あちこちに小さな仕立て船が浮かんでおり、広大な凪いだ湖面を漂泊する様は、忘れかけた郷愁のようなものを呼び起こすに足る魅力がある。
ただそんな感慨にふける暇なく、目前すれすれに観光船が横切ったり、三艘すれすれに並行航行したりと、多少スリルもあり、ああ日本ではないのだな。と夢から醒めた気分になる。