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「30年続けてきたけど、とにかくきつい仕事や」大阪故鉄の工場長来間さんが見続けてきた鉄クズ屋の現場職

こんにちは、フリーランス採用広報です。
今回は先月11月28日に入社30年を迎えた
大阪故鉄の工場長・来間さんの登場です~!

シンプルに…正直な来間さん。
話し言葉まんまのリアルな取材ながらも
サラッと重いことを初っ端からスタートです!

30年続けられる秘訣?
楽しくはないけど、待遇に文句なし

すごいですね!30年近く
大阪故鉄で働けてる秘訣、教えてください!

生活のためというのはありますね。
やはり、とても大事。待遇に関しては
そんなに悪くないと思っています。
ちゃんとボーナスも出るし、残業手当もつくし。

ぶっちゃけ仕事は楽しいことはない。
しんどい仕事ですよ。楽しいことは少ないけど
やった分もらえるので、それがいいです。

頑張った分、評価とかもきちんと
報われるなと思える…ですね。
あとは自分が、これを覚えたから楽しいと
思うかどうかの違いぐらいですかね。

そのぶっちゃけた感じがすごい好きです。
この調子で、現場職に向いている子を
30年選手の来間さんの目線で教えてください!

今年4月入社の中川くんは向いている方です。
教えたことやら、何でも器用にこなします。

ここの会社に入った理由がSNS・ブログ・
YouTubeを全部見て情報を発信してくれる
ここに入ろうと思ったという今時な中川くん…!

僕は入り口を見て
帰ろうかなと思いましたけど(笑)

え、どういうことですか?

入り口まで行きましたけど
鉄クズ屋さんやし帰ろうかと思いました。
結局、面接は終わって入社したけど。

来間さんの前職、鉄クズ屋さんやのに
そこに抵抗ってあったんですか?

『またか』って思った(笑)
求人にも詳細が書いてなかったですから。

天井クレーンオペレーターってだけ
書いてあったんです。それなら乗れるかなと。
30年経った今でも乗りこなせてない部分が
あるけどね。クレーンは難しい。

「30年経った今も乗りこなせていない」と語る来間さん

30年選手でもきついんですか…

きついのはきついですね。 
少ない人数の時はすごくきつかったけど、
次世代が来てくれた部分でだいぶ
楽になりましたけどね。すごい助かってる。

それでも、それに甘えて自分が何も
しないわけにはいかないし。
手本になる仕事をしないといけないので。
それは永遠の語りかけじゃないかな~。

手本になって、また手本になってという。

下元さんや鉄クズ社長からも当時は見て
覚えろみたいな感じだったと伺っています。
その状況でどうやって覚えられたんですか?

僕らの時は教える人がいなかったです。

諸福営業所が出来た当初は
ギロチンもない所で仕事して。
その後、ギロチン・重機が入ってきた時に
教える人がいなかったんです。自分で考えて、
自分で置き場を作って…から始まった。

そう考えると、新人さんや次世代は
多分、恵まれてるのではと思いますね。
僕らは試行錯誤して「こうかも」「ああかも」
「あっ違った」みたいな感じでした。

何もわからない0の状態で作り上げたから
失敗は今よりも断然あって近道はなかったです。

色々やって来たけど
ここに30年も定着できたのは
人間がいいから、おもしろい

その状況で続けられたのは
技術取得とかやりがいですか?

(超、ぶっちゃけ)きついね。
でも、これぐらい待遇がいいところはないです。
仕事を変える理由も転職したい気持ちも無いし。

現場仕事しか向いてない。
自分のスキルのために色々やりましたが
(海の上の仕事、鳶、電気工事、防音設備、
港、海の上で防波堤作る仕事など)
これといってやりたい仕事もない。

前職の鉄クズ屋さんで1年勤めたけど
地元の宮古島に帰る理由が出来た時に退職。
1年後に席を約束してもらったはずが
いざ戻ると「ない」と言われて、慌てて就活。

しかも、移動式クレーンの面接に行っても
若いっていうだけで面接もしてくれない。
その時、ここをハローワークで見つけてん。
天井クレーンで面接に行ったらまさかの鉄クズ屋。
面接というより、いつから来れるかみたいな
感じで始まりました。自分を拾ってもらったから
恩返しじゃないけど、頑張ろうって思ったのが
30年きてしまった感じです。

あとは、人間が仲良かったですね。
今の常務、本社工場長の浅井さん3人で
仲良かったから、ずっと外で遊んでて。
仕事だけじゃなくて、人が良かった。
常務は同期ぐらいなんですよ。
仲良くなかったら、仕事もおもしろくないですし。

来間さんのキャリアと次世代への期待

諸福の田所さんも、本当に現場の人に
恵まれてるっておっしゃっていました。

お互い仲がいいですからね。諸福も本社も
現場は仲良いから飲みに行くこともあります。

ウェイクボードよく行かれてますもんね!
逆に営業の方との絡みとかは…?

行きたいと言われたら連れていきます。
営業は…ないかな。怖いんやと思う(笑)

新人の営業の岸さんが喜んでいましたよ。
「営業の自分らは、暑い中、寒い中
働いて処理してくださってる現場の方と
ギロチンの清掃をしてからようやく
仲間になれた気がする」と言っていました。
ようやく、ここで打ち解けた気がすると。

彼、息子とそんなに変わらないんですよね。

そんな彼ら次世代に
期待されていることってありますか?

僕の技術を追い抜いてくれたら良いですね。
まあ、無理だと思うけど(笑)

考えて動くよりも、まずはやってみぃ

今後入ってくる次世代の現場の子たちが壁に
ぶつかることって多いと思うんですよ。
覚えることが多い、技術向上が難しすぎるとか。
これを打破する方法、30年選手の来間さん是非!

数をこなさないと、多分無理かなと思います。
センスの問題。クレーンも重機も。

出来ないと、うじうじ悩んでメモを
ずっと見るよりも、とにかく乗れ、数こなせ。

それしかない。

ずっと来間さんは、やってこられたんですね。

僕は天才的にうまかったから!笑

来間さん、ありがとうございました~!

来間さんの、隠さない、格好つけない
ありのままの感じが…30年続けてきた人の現実を
物語っていて、個人的にはグッときました。

それでも「仕事?きついて、おもんないよ~」
って言いつつも、人間が面白くて…とか
色んな現場仕事を経験して、最後に何だかんだ
30年もここにいることが最大の説得力ですよね。

まさかの、面接で帰ろうかと思ったエピソードは
取材中に笑いましたが(笑)あの時、来間さんが
何かを思って面接を受けてくださって良かったと
思う、フリーランス採用広報なのでした…

イベントの時の後ろ姿✨
何だかんだ、一緒にノッてくださる来間さん
諸福の営業職募集中!
本社の経理職募集中!

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