病床の蝉20190819

先日、オクラについてのツイートを見かけた。

「オクラは何故、ネットに入れて売られているのか」

理由は簡単。
・上部の紙の部分を取り、
・ネットのまま水洗いし、
・塩を揉み込み、
・塩を洗い流す。

この一連の動作により、ザルも何も使わず、オクラを洗えるからだ。
実に簡単で利便性の高い包装だが、利用している人は少ない。


納豆のビニルもそうだ。
・中のタレと芥子を取り出し、
・ビニルの端をちょっと引っ張って、
・もう一度蓋を閉めてから、
・はみ出ているビニルを引っ張る。

こうすることで、手を汚すことなく、ビニルを取ることができる。
合理的な設計だが、こうすることを知らない人は多い。


世の中には無数の「知っていれば少し得をする」ことが溢れている。
なのに、あまりに簡単すぎて、人はそのことを知ることさえない。

もやしのふくろを冷蔵庫に入れる前に爪楊枝で真ん中に一つ穴を開ける。
ゆで卵を茹でる前に卵の尻に画鋲で穴を開ける。
パスタを作るとき、パスタを煮るお湯に塩だけでなくオイルも垂らす。

些細な智慧がQOL(生活の質)と高め、ほんの少しの時間を節約する。
今日は大阪に夏の嵐が吹いた。
秋を知らせる雷鳴は古来「稲妻」と呼ばれ、稲の実りを知らせたという。

季節は移ろう。
時間は有限だ。
古人の智慧を学び、新しい見識を得よう。
無駄な時間を減らし、好きなことに時間を費やすために。


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