3,828万円をかけてWebサービス作りに挑戦したお話し
パンデミックで、会社に危機があったお話しを以前書きました。
今日は、3,828万円をかけてWebサービスをつくったお話しをします。
コワーキングスペース(オオサカンスペース)の運営をしながら周囲の刺激を受けて、わたしもいつかWebサービスをやりたいという思いがずっとありました。
1998年、SEOに強い興味を持つできごとがありました。検索結果やアルゴリズムを調べていくうちに、SEOに力を入れているサイトを見かける機会が増え、アフィリエイトの存在を知りました。(「SEO」のキーワードで何年か一位を維持していたほど、ハマってました。)
その後、広告主側としてアフィリエイトに関わるようになりました。8万人のアフィリエイターと協力して一緒に自社商品を売りました。アフィリエイトASPは使用せず、自社開発のアフィリエイト計測システムを使用していました。
オオサカンスペースの運営を始めて2年が経った2014年に、メンバーのひとりから「ノートパソコンを使って自分でお金を稼ぎたい」と言われたことがきっかけになり、通学型のアフィリエイトスクール「atus(ええタス)」を事業としてはじまることになりました。
atusを通じて、アフィリエイトで稼げる人は増えました。いまも増えています。atusでアフィリエイトを学んだ人が次の世代に教えるという手法なので、誰か特別な天才がうまくいった手法ということではなく、汎用性が高い手法だからこその結果だと思っています。
でも、私たちがいくら努力をしても解決できない課題がありました。
アフィリエイトは、「成果報酬が高い」「売れる」サービスを推すほうが成果がでやすいです。好きな商品やサービスが、たまたまアフィリエイトASPに登録されていて、報酬も高くて、売れるという場合はいいのですが、そうでないときは、この矛盾にストレスを感じることが多いのです。
アフィリエイターが、ストレスなく、自分の好きな商品やサービスを発信して、安定した収入を得られるにはどうしたらいいか?
そのために、最初に絶対に必要なものは「無料で使える成果計測サービス」だと思い、Dairinをリリースしました。
この結論に至った経緯は、書いてたらすごいテキスト量になりそうだったし、まとまらなかったので、また後日…。
今回は、アフィリエイターの課題についてが中心になりましたが、Dairinは、わたしのいろんな経験がつながって、詰まったものです。
わたしがやりたくて、わたしにしかできないサービスではないか、と思っています。
Dairinをリリースした日に書いた記事です。(まだnoteやってなかった)
Dairinは、事業再構築補助金に採択され、結果2,320万円の補助金をいただきました。補助金をいただいたとしても小さい会社にとっては、大きな投資です。
思いが募りすぎて、プロダクトアウトしたサービスなので、これからがんばって、マーケットフィットしていきます。
大崎 弘子
X(Twitter) @osak_in
Instagram 主に海とグルメ
記事を書いている日常
この記事は、愛媛県の愛南町で書きました。松山空港から約2時間、海の向こうには、大分と宮崎県が見えると教えていただきました。毎年、愛南町に来るようになって、愛南町行くよ〜、来たよ〜、と言える存在ができてきていることをうれしく思います。