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はたらくを自由に。テクノロジーのチカラ

GAFAMは生活を一変させた。お買い物はAmazon。コミュニケーションはFacebookのサロン。YouTubeはGoogleの元で一気に拡大中。これだけ身の回りの世界がテクノロジーによって変化しているのに、働き方はこれしかない!と思っている人も多い。なぜだろう?

終身雇用という仕組みの中で思考停止。働き詰めの毎日。

私はずっと会社員だった。3社を転職し、その途中では派遣社員として1年働いた。最初の会社に入った時、ここで骨をうずめるんだなぁ、と思ったことがある。終身雇用制度の中、同じ会社で働き続けることが当たり前だった時代に、それ以外の考え方を知らなかったし、周りの人間も「勤め上げる」人たちばかりだった。まるでエスカレーターに乗った人たちだった。

月200時間を超える残業をこなし、納期に追われるエンジニアとしての毎日。それでも、「なんか私、役に立ってる?」という気持ちで働いていたのは確か。それ以外の選択肢を考えることもなかったし、次から次へと降りかかる仕事を失敗しないようにこなしていた。

ところが、結婚して子供が生まれた時からおかしくなった。途中下車ができるならば、いったん休んで、またそのエスカレーターに乗り込みたかった。その制度はあったものの、休んでいる人間を見る人の目が冷たかった。いや、私がそう感じていただけかもしれない。苦しくてしんどくて、そのエスカレーターから飛び降りた。最初の企業を退職した時はそんな気持ちだった。

終身雇用という仕組みから飛び出した

そこから転職人生が始まった。「企業で雇われる」という働き方しか知らないため、職安で仕事を探したり、バイト情報誌を見たりしていた。子持ちには両立が難しい条件だった。今のように在宅ワークなどなかった。時間を短くパートタイマーとして働こうかとも思ったが、できればエンジニアとして働きたかった。

そんな中でオファーしてくれた中小企業では、子持ちの私でもエンジニアとして中核に置いてくれた。出張や残業も多かったが、エンジニアとして働ける場があることが嬉しかった。しかし、さすがに転勤は難しかった。主人もそれは許してくれず、泣く泣く辞めた。

その後、中小企業での経験を持って、大手企業に転職した。子育てと仕事の間で振り子のように揺れながら、なんとか踏ん張っていたが、再雇用の社員がふんぞり返って若手をいじめるシーンを見た時、怒りが込み上げて、この仕組みから飛び出したくなった。

もちろん、飛び出す前に世の中をリサーチした。テクノロジーは働き方を大きく変えていた。それに気づく人と気付かない人の間で、情報格差も生まれていた。会社に行かなければできなかった仕事が、自宅でもできるようになる。それは大きく私の背中を後押しした。場所にとらわれず、そしてやりたいことを仕事に。自分のチカラを信じて、私は再びエスカレーターから飛び降りた。そして独立。今に至る。

テクノロジーのチカラではたらくを自由に

働く場所、働く時間、そして働き方。テクノロジーのチカラはこれまで場所と時間に縛られていた私を自由にしてくれた。ただ思う。もう少しこの時代が早く到来していたら、私はこんなに転職することもなく、苦しい思いもすることなく、ずっと同じ会社で働いていたかもしれない。私のようなことが、これからの若手には起きて欲しくない・・・。

はたらくを自由に。私はその想いを持って、一辺倒の働き方しかしらない若手の情報格差を埋めるために今日もnoteを書く。

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Office OSADA代表。一部上場企業、中小企業でエンジニア・知的財産・人材育成・経営企画を経験した時のノウハウや企業裏話を元にnoteを研究しています。【期間限定】で無料公開 ↓↓