児童文学を書くことになったはなし
児童文学を書くことになった。
以前にもたぶんnoteに登場した奇特な友人(「万物は波動である」という謎のテーマでの執筆を要望してきた奇人変人)から、今度は児童文学賞に応募しようという提案を受けて、この夏にせっせと児童文学を一作仕上げることになった。
正直なところ、児童文学というものに向き合うのは児童のとき以来である。
「児童文学とは?」というところから始めねばならず(といっても上記提案からすでに2週間ほど経過しているが)、触れてこなかった分野だけになかなか難しい。
ということで、児童文学と呼ばれる本をざっと調べてみることにした。
まず、その文学賞には幼児〜小学校低学年を対象とした部と、小学校高学年〜中学生を対象とした作品の部とがあるが、考えるまでもなく後者である。
小学校低学年までの子の本なんて、そう簡単に書けるわけがない。
の児童文学である。小学校高学年〜中学生向けとなると、そこそこプロット重視の作品が多くなりそうだし、なんとなく書けそうではないか。
そう思って、世間のそのあたりを対象にした児童文学をいくつか検索してみた。
ででーん
でででーん
……。
なんだ、普通の文学じゃん。
そうかそうか、よく考えたら小学校の高学年にもなれば大人が読む小説をゴリゴリ読むような子も多いわけだし、自分も中学生のころから森博嗣さんとか京極夏彦さんとか普通に読んでたじゃないか。
いや、もちろん「児童文学」というジャンルであるからには普通のミステリを書いてはいけないけれど、大人と比べて思考や感性がまったく異なるというわけではない。
子どもは、得てして大人が思うよりも十分に大人と同じレベルの理解力や感覚があるものだ。
よしよし、これなら今の僕にも書けるだろう。
できればここで連載という形にでもしたいくらいだけれど、たぶん未発表じゃないとだめだから我慢するとして。
そっちを書くときは、noteの記事を縮小して縮小して、今回くらいのボリュームでサクッと書くことにしよう。
それくらいは許してもらおう。(誰にだ)
そんなわけで、2週間ほど遊ばせていた案件が、ようやく動き出しそうですよ、という記事でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?