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【無料公開】「サイフの穴をふさぐには?」(プロローグ編)

どうも、オロゴンです。

2020年4月1日に拙著「サイフの穴をふさぐには?」がKADOKAWAより発売されます。

それを記念しまして、作品の冒頭の一部(プロローグ)を無料公開したいと思います。これまであまり本の内容についてはふれてこなかったのですが、これを読めば、なんとなく本書の世界観をつかんでいただけるかな、と。

本作の税務監修にはYoutuberとしても大活躍中(チャンネル登録12.5万人超!)の税理士・大河内薫さんにご参加いただくことができました!僕の知識では抜けていたりする所もあり、的確なアドバイスをいただけて、とても助かりました。

また、Twitterでの情報解禁の翌日には、Amazonのカテゴリランキングで1位を獲得することができました。自分が書いた本に「ベストセラー1位」の表示が出るなんて、とても不思議な気持ちでした。これもひとえにフォロワーのみなさまのおかげです。

図らずも、本書発売直前のタイミングで、世間では不況の足音が聞こえてくるようになりました。

おそらくどんどん厳しくなっていくであろうこれからの時代に、ぼくたちは自分のサイフを守るためにはどうしたらいいのか?

僕が若い頃に知りたかったヒントと「あたりまえだけどとても大事なこと」を詰め込んだつもりです。

ストーリー形式になっておりますので、気軽に読んでもらえると思います。

実際の目次はこんな感じです。

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本日は、冒頭部分の "プロローグ" をまるっと公開したいと思います。

この物語の主人公は三崎ソウタ君。どこにでもいるような若手サラリーマンです。彼のいつもの日常から物語は始まります。

それでは、どうぞ!

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サイフの穴をふさぐには?
by.オロゴン


プロローグ



「三崎クン、ちょっと……いいかな?」

聞きなれた声で名前を呼ばれ、モニターから顔を上げて課長の方へと向ける。こうやって呼ばれるのは、決まって何かをやらかしたときだ。今日は何のことで怒られるのだろう……。腹をくくって、課長の席へと向かう。

「提案書の中の“ワタナベ”部長の名前なんだけどサ。また間違ってるんだけど……?」

そう言いながら課長は、僕が1時間ほど前に提出した新製品の提案書を無造作にこちらへ突き出した。ライフメディカル社の渡邊部長、大口取引先のキーパーソンだ。提案書の表紙にはデカデカと渡辺様の文字が記載されている。

「すみません……すぐに直します……」

すると、課長の中で何かのスイッチが入ったのを感じた。

「いったいこれで何回目? 最近うちの娘がスマートスピーカー買ったんだけどさぁ、アレの方が人間よりよっぽど優秀だよ。命令すれば、一発で覚えてくれるんだから。ヘイ、ミサキ! ワタナベ部長の表記は旧字体だから、二度と忘れないで!」

眉毛の端を釣り上げ、半笑いになっている課長の目は、1ミリも笑っていない。

「こういう些細なミスが大きなトラブルにつながることもあるわけでね? キミもいい年なんだから、そろそろ自覚してくれないと困るよ。俺だってこんなことでいちいち怒りたくはないんだけどさぁ、キミのことを思って、心を鬼にして言ってるわけ。あっ、間違っても、パワハラだとか思わないでくれよ? まぁ、これでも食べて落ち着いて、すぐ直して持ってきてちょーだい。オッケー、ミサキ?」

そう言うと課長は、デスクの脇に置いてあった菓子パンを僕に向かってポンと投げた。僕はそれを空中でキャッチし、とぼとぼと自席に戻る。菓子パン1つ与えておけば、何を言っても許されるとでも思っているのだろうか? 課長は「アメとムチ」の使い方を、根本的なところで勘違いしている気がしてならない。

僕はさくっと提案書を修正すると、ちょうど打ち合わせで離席中だった課長のデスクにポンと置いた。これでとりあえずはミッション達成。朝から働き詰めだった僕は、休憩スペースで一休みしようかとその場を立ち去ろうとしたが、やっぱり思い直して提案書にメモを添えておくことにした。

先ほどは失礼しました。
再チェックよろしくお願いします。
三崎

こういう小さなことが、会社員としての生きやすさにつながったりする。僕は「やれやれ」とため息をつきながら、休憩スペースのあるビルの最上階へと向かった。

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数年前、社長肝いりで大幅にリニューアルされた会社の休憩スペースは、ビルのいちばん上のフロアにある。やたらデザイン性の高いカフェ風の内装で、フロアの端には人工芝で覆われた一角があり、「シェスタが原」の看板がかけられている。寝転んで昼寝ができるようになっているのだが、そこに横たわっているのは、ほとんど使われた形跡のないロングクッションだけだ。「ウチの会社の働き方改革で変わったのはこの休憩スペースの見た目だけ」とみんなが皮肉っているのを、どれだけの経営陣が知っているだろう。
人工芝の横の自販機で、エナジードリンクを買ってノドに流し込む。人工甘味料のケミカルな甘ったるさとカフェインが、炭酸の爽快感とともに体の芯まで染みわたる。

不思議なもので、これを飲むと、みるみるうちに脳が冴えわたるような気がしてくる。あのねちっこい課長の説教によって生成された不快感を綺麗さっぱり取り除いてくれるなら、200円くらい安いもんだ。ついでに課長から放り投げられた“戦利品”のビニール袋を開け、かぶりつく。

「うま……」

無意識に口から出た言葉に、自虐的な笑みがこぼれた。


休憩スペースの壁にかかった薄型テレビでは、夕方の報道番組が流れている。一代で財を成したIT企業・GOGOCITYの後山社長が、人類初の宇宙旅行に行くことが決まったというニュースで、世間は持ちきりである。
番組では、国内外の報道陣に向けて、社長本人が英語で会見している様子が中継されていた。彼が今回の宇宙旅行のために支払った“旅費”は数十億円とも言われている。アップで映し出された後山社長の目は少年のようにキラキラしていて、僕は思わずテレビから目をそらしてしまった。
上場会社の社長になれば、給料の金額もケタ違いってことかぁ。宇宙に行くくらいの余裕があるなら、ほんのちょっとでいいから、僕にも分けてくれないもんかね……。
そんな妄想を繰り広げていると、いつも暇つぶしに見ているSNS「ツブヤキグラム」で、後山社長の現金プレゼント企画が話題になっていたのを思い出した。あの企画に当選すれば、宇宙旅行にはほど遠いけど、こんな会社は辞めてしまって、今の生活を抜け出すことくらいはできそうだ。
すぐさま「ツブヤキグラム」を開き、指を滑らせる。ようやく見つけた後山社長の投稿には、『緊急スペシャル還元企画! 儲かりすぎたので100万円を1,000人に配布します!』という文字が躍る。
宝くじよりは確率高いよな……。
僕は投稿にある手順のとおり“フォロー”と“拡散”のボタンをリズムよくタップし、現金プレゼント企画に応募した。

地元・千葉の高校を卒業し、都内の私立大学へ進学。新卒で中堅の機械メーカー・OROGONに就職してから早いもので4年半。28歳、貯金ナシ、彼女ナシ、もちろん独身。紺のスーツに身を包んだ姿は、可もなく不可もないごく普通のサラリーマンだが、その中身は中学を卒業したあたりから何ひとつ変わっていない。ただ、いたずらに年齢だけを重ねてきてしまった、そんな気がしてならない。
僕の人生のクライマックスは大学時代だったように思う。奇跡的に有名私立大学に入ることができ、両親も泣いて喜んでいた。大学にいたあの5年間(1年留年)は、今みたいな不安やストレスもなく、毎日が最高に楽しかった。タイムマシンがあるなら、今すぐあの日々に戻りたい。
 しかし、残念ながら現実にはタイムマシンなどない。やりがいも感じられなければ成果も出せない、毎日怒られながら上司の命令に従うだけの、つまらない仕事があるのみだ。
そんな現実を振り払うように缶に残ったエナジードリンクを飲み干すと、僕は重い腰を上げて休憩スペースを出た。
デスクに戻ると、ちょうどそこで終業のチャイムが鳴った。課長はまだ、打ち合わせから戻っていないようだ。
「まぁ、いいや。今日のところはもう帰ろう」
 どうせまた課長にイヤミを言われるのは明日の自分だ。そのめんどうな役回りは、彼にお任せすればいいだろう。
デスク回りを軽く片づけると、僕はそそくさとオフィスを後にした。

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下りエレベーターの中でスマホを開くと、同期の前田ケイイチからメッセージが入っていた。
丸っこい牛のキャラクターがビールジョッキをあおっているイラストのスタンプ。いつもの飲みの誘いだ。
今週も1週間頑張った。この華の金曜日のために頑張って仕事をしていると言っても過言ではない。
もちろん返事は決まっている。「行く!」と返事をすると、すぐさま前田から、「じゃ、いつものブタフ集合で」という返信が返ってきた。“ブタフ”とは、前田が「コスパ最高の店」と褒めちぎるチェーン居酒屋「豚富豪」のことだ。
この時間の山手線は、会社帰りのサラリーマンでかなり混雑している。僕と同じくらいの若手らしき人もいれば、中年や白髪頭の人も少なくない。一様に疲れた顔で、手元のスマホをぼんやりと眺めている。
 僕はいつまでこの電車に揺られ続けるのだろう?
電車にのると、そんな問いに対する答えを毎日見せつけられているようで、ため息が出る。年金をもらえる年齢は上がっていると言うし、僕はあの人たちよりずっと年上になるまで、働き続けなければいけないのかもしれない。
新宿駅で降り、金曜日の浮かれたムード漂う繁華街を歩いて、ブタフを目指す。店の中に入ると、先に着いていた前田が1杯目のビールをちょうど飲み終わるところだった。

「おーう、おつかれ! いつものでいいよな?」

そう言って彼はタッチパネル式のメニューを取り、慣れた手つきで「メガ・ハイボール(濃い目)」を2つ注文する。
前田とは入社時研修のときに席が隣になって以来、週に2~3回のペースで飲みに行っている。入社してかれこれ4年半、はたして前田と飲むのはこれで何度目なのだろうか……。そんなことを考えているうちに、真っ白に霜のついた特大ジョッキが目の前にドンと置かれた。

「では……、今週も1週間、お疲れさまー!」

カツン!と音を立てて乾杯し、その魅惑的な黄金色の液体をグビグビと飲み干す。前田は一瞬で空になったジョッキをテーブルに置くと、堰を切ったようにしゃべり始めた。

「それでさぁ、部長がそうしろって言うから、そのとおりにやったわけよ。そしたら取引先がカンカンに怒っちゃって、朝から菓子折り持って行って謝罪。毎日こんなんばっかりで、本当にイヤになるよ」

前田との飲みの話題は、8割がた仕事の愚痴である。別の部署で、細かい事情はわからないが、前田も上司と馬が合わず苦労しているようだ。

「ま、いつものことなんだけどな。それで、三崎、おまえは最近どうなの?」

そう聞かれて、今日の課長とのエピソードを話そうかと口を開きかけたが、やめておいた。たしかに怒られた瞬間は頭に来たけれど、冷静になって考えてみれば、今日のミスは単なる自分の不注意でしかない。
「うーん……、特に変わりはないかな」
そう言うと、僕はまた前田の愚痴の聞き役に戻り、共通して読んでいる少年マンガの話など、たわいもない話題でひとしきり盛り上がった。
会計は割り勘にして1人4,000円ほど。いつも現金で支払う。一応クレジットカードも持ってはいるのだが、ネットショッピングくらいでしか使わない。昔から、サイフに穴でもあいているんじゃないかと思うほど、お金があればついつい使ってしまうタイプなので、こうしたお店での支払いでは極力使わないようにしている。日常的にクレカで支払いをするようになってしまったら、ついつい使い過ぎてしまう気がして不安なのだ。

「いやぁ、今日は飲んだわー。やっぱりブタフはコスパサイコー! テンション爆上がり! あ、明日休みだし、久しぶりにカラオケ行かね!?」

前田は大のカラオケ好きだ。「な? いいだろ? ちょっとだけ!」という前田の口車に乗せられて、結局今日も付き合うことになり、気づいたときにはいつものごとく、終電を逃していた。

「いやぁ、今日も食ったし、飲んだし、歌ったし! 楽しかったわ、ありがとうな! じゃ、また来週!」

赤ら顔でそう語る前田は、このうえなく幸せそうだ。
前田と別れ、走ってくるタクシーに向かって手を挙げると、目の前に黒い車が滑り込み後部座席のドアが開く。
この瞬間だけは、なんだか自分が偉くなったような錯覚を覚えるな……。そんなことを考えながら、僕は黒い合成皮革のシートに腰をおろした。

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「2,900円……か。いつもよりは、少し安かったかな…」

静かな深夜の住宅街で停まったタクシーを降り、見慣れたマンションのエントランスドアをくぐると、ようやく帰ってきたという安堵感に包まれる。
玄関のドアを開け、電気をつけると、八畳ほどのワンルームが瞬時に光で満たされる。
築3年足らずのこの部屋は、家賃9万円。少し高めではあるが、駅から徒歩7分というアクセスのよさと、1階がコンビニになっている利便性、そして何より、モノクロで統一された内装を一発で気に入り、内覧したその日に入居を決めた。当初の予算を1万円ほどオーバーしていたが、何か運命的なものを感じて契約を決めたのだった。「三崎さんは本当にラッキーですよ! この条件で、この賃料の物件はなかなか出ないんです」と太鼓判を押してくれた営業マン。彼は今も元気にしているだろうか。
持っていたカバンを床に置いて、スーツを脱ぎ、いつものようにパイプ製ベッドにダイブする。両肩に乗っていた重力から解放され、ふわっと体が軽くなった。
「えーっと、スマホ、スマホ……」
寝転がったまま、先ほどかけたばかりのスーツのポケットからスマホを手に取る。
通知が来ていたのでメッセンジャーアプリを開くと、しばらく連絡を取っていなかった高校の同級生から連絡が入っていた。
「明日はよろしくね!」
一瞬何のことだかわからなかったが、ずいぶん前に彼の結婚式に招待されていたことを思い出した。
「たしかここに入れたはず……」いまや荷物置きになっている勉強机の引き出しから、招待状を引っ張り出してくる。
挙式の会場はグランドガーデンホテル品川。都内有数の高級ホテルだ。披露宴は11時からと書いてある。
「会費制……じゃないか」
案内状には会費の記載が見あたらない。ということは、いつもどおりのご祝儀制だ。
つい先月も別の結婚式があり、3万円の出費があったばかりだ。2カ月連続は正直言って厳しい。
「さすがに1万円ってわけにはいかないよな……」
財布の中を確認すると、数枚の千円札しか入っていない。毎月10日前後は、給料日前ということもあって、銀行の口座もすっからかんだ。
「うーん、困ったなぁ……」
3万円くらいなら、両親に頼めば貸してくれそうなものだが、明日の午前中となると送金してもらうのはむずかしそうだ。
どうしたものかと考えをめぐらせていると、クローゼットの中にある開かずのダンボール箱のことを思い出した。
もしかしたら、と思いながら箱を探ると、予想どおり、子どもの頃にお年玉を貯めていた陶器製の貯金箱が出てきた。ピンクのブタの形をしていて、久しぶりに見ると全然かわいくない顔をしている。手に取ると、小銭がたくさん入っているのか、ずっしりとした重みがある。
子どもの頃からコツコツ貯めてきたお金を使うのは若干の抵抗があったが、背に腹は代えられない。
意を決して貯金箱を机の上に置き、キッチンにあったタオルで丁寧にくるむ。そして、工具ボックスから取り出してきたハンマーを振り下ろそうとしたまさにそのとき、甲高い奇妙な声が聞こえた。

「ちょっ、ちょっと、待ちいな!」

テレビもつけていない部屋でいきなり変な声が聞こえたことに驚き、思わず椅子に尻餅をつく。

「な、何だ!?!?」

すると、貯金箱をくるんでいるタオルがぴくりと動いた。
恐る恐るタオルを開いてみると、横たえていたブタの貯金箱がのそのそと起き上がって、こちらを向いた。

「あんたなぁ、ハンマーで叩き割るなんて、なんちゅー野蛮なことをするんや!」

こちらを睨みつけながらそうしゃべるブタは、陶器でできた胸を張って不満をあらわにした。
幻覚を見ているのかと両目をゴシゴシこすったが、貯金箱のブタの目はまっすぐにこちらを向いている。たしかに今日はいつもより飲んだが、意識ははっきりしているぞ?

「おなかのところに“ふた”があるから、そっから取り出しい。自分の目は、節穴か?」

そう言うと、ブタは腹を見せるように仰向けにゴロリと転がった。たしかにそこには黒いゴムでできた丸いふたがあり、中のお金が取り出せるようになっている。
まだ事態が上手く飲み込めないながらも貯金箱を手に取ると、ほんのり温かいような気もした。
言われたとおりにふたを取り、机の上に中身を出してみる。たくさんの小銭の中に小さく畳まれた一万円札がちょうど3枚入っていた。

「あ、あった……たすかった……。」

「結婚式のご祝儀なら、明日、銀行か郵便局で両替して新札にした方がええと思うけどな。」

「あのー、えーと、キミは……。」

「なんや、小さいときからずっと一緒におったっちゅうのに、つれないな? ま、驚くのも無理はないわな。わしゃ、金と知恵の神、フゴー・マネーリテや。」

「金と知恵の、……神?」

「せや。まぁ、フゴーって呼んでくれたらええわ。」

フゴーはまるで十年来の友人であるかのようにフランクにしゃべりかけてくるが、まったく頭に入ってこない。だいたいこんな変な名前の神、聞いたことがないぞ!?
しかし、目の前のブタの貯金箱がパクパクと口を動かし関西弁でしゃべっていることは紛れもない事実。やっぱり今日は疲れていて、悪い酔い方をしているのか……。

「ほんでなぁ、今回はたまたまワシがおってなんとかなったけどなぁ。自分、このままやと、一生お金に困って暮らすことになるで。」

「え?」

たしかに貯金はほとんどないし、こうして出費が重なり、一時的にお金に困ることはある。でも、ブランド物の服を買ったり、派手に遊んでいるわけではないし、少ない給料の中でやりくりしてなんとか暮らしているんだ。いきなり現れたブタにどうこう言われる筋合いはないだろう。

「いや、おまえに何がわかるって……。」

「……ま、明日も早いし、今日のところはもう寝とき。」

そう言うと、フゴーは急に目の光を失い、その後は話しかけても、つついても動かない、ただの貯金箱に戻った。
すべてがコイツのペースに乗せられているようで釈然としないが、時刻は既に2時半過ぎ。“明日の結婚式に寝坊して遅刻”というシナリオだけは、何としてでも避けたい。
モヤモヤとした気持ちを抱えながらも、僕は部屋の電気を消し、布団に入った。


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友人の結婚式の前夜に突如、ダメリーマンのソウタの前にあらわれた金と知恵の神、フゴー

彼はソウタにいかなる知恵をさずけてくれるのでしょうか?

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実際の書籍においてはキャラクターのセリフ部分はこんな感じで読みやすい構成に工夫されています。

マンガのように気軽に読んでもらえればと思います。

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電子書籍も同時発売されますが、発売日直前にならないとリリースされないようなので、電子派の方はもう少しお待ちください。

楽天ブックスなどのその他大手通販サイトでも予約受付中です。

この春、新社会人になる方・学生さんへのプレゼントにもどうぞ!


最後になりますが、会社の研修課題図書としてご検討いただける場合は、担当の方に試し読み用として私からプレゼントします。ぜひお知らせください。


これまでの自分の経験を生かして、お金や社会のルールについてわかりやすく説明することが得意です。不動産とライフハックについても少し。サポートは特段不要ですので、twitterフォローしていただけますと嬉しいです。https://twitter.com/orogongon