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あの頃のOasisをファッションで再現してみる。

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2日間で25万人超を集めインターネットが普及する以前の最大の集会とされ、Oasisが正真正銘のロックジャイアントへと登りつめたKnebworth 1996。Liamの声を聴いてもこれがOasisの頂点として異論は無いと思いますが、同じ年の4 月27日、28日に行われたMaine Road Stadium公演も同じく伝説だと思います。というか、個人的にMaine Roadでのライブの方が伝説だと思ってます。ギャラガー兄弟が熱烈にサポートしているMancester Cityの当時の本拠地、Maine Road Stadium での凱旋ライブでもあるし、2日目のライブでは 「Live Forever」で数々のロックスターをバックスクリーンで流していたり、ギャラガー兄弟が 「Whatever」で喧嘩してリアムがパフォーマンスを拒否したり。初めて見た中学生の自分にとって、どれも刺激的でカッコ良かった。そして何よりも彼らの服装がかっこよかった。(音楽メディアをやっていてこんなこと言うのもだけど)。 

この衝撃を受けてから彼らの服を探し続けたけど、もちろん見つからず...。そのまま5年以上が経過し完全に諦めていたら、偶然別の形で昨年ゲットできたのでリスペクトを持ったスタイリングで振り返ろうと思います。もちろんMaine Road 2nd Nightの衣装を。

Live at Maine Road(2nd Night) - Noel Gallagher

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 Noel GallagherがMaine Road 2日目で着ていたアノラック。おそらく当時に彼が着ていたのはUMBROのものではないですが、僕が持っているのは忠実に再現されたDiasporaSkateboards × UMBROの商品。

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パンツとセットで売られていてそれもめちゃくちゃカッコ良かったんですが、当時のNoelの雰囲気を出すために基本は軍パンのM-51で合わせています。スナップの方の写真は真夏ということもありハーフパンツですが、これもフェスとかに着ていきたいスタイリング。とにかくハーフパンツにしても軍パンにしても、Noelみたいにカーキで合わせたいのに加え、アノラックと同じ質感の色ということで探すのに苦労しました...。今のところM-51が一番しっくりくる感じです。靴はadidasのコパムンディアルのトレシューを合わせてます。(UMBROにadidasを合わせることに抵抗ある方もいると思いますが、個人的に意識していることなのでこの記事の最後に書きました。)

Live at Maine Road(2nd Night) - Liam Gallagher

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 Liam GallagherがMaine Road 2日目で着ていたドリルスウェット(上下)。日本でも人気のあるLiamが立ち上げたブランド、Pretty Green。正直、名前もThe Jam の曲から来ていることもありかなりモッズ色が強いブランドで10代にしては普段使いに向いてなかったのでスルーしていましたが、いきなりUMBROとのコラボでMaine Road(2nd Night)のリアムの衣装が忠実に再現。知らない人からすればただのUMBROのスポーツウェアなので、"オシャレな人” からの変な視線を感じることもあるかもですが、それも込みで最高ですね。これに関してはセットアップなので、特別なスタイリングもないですが、やはりこちらもadidasのコパムンディアルで合わせます。

もちろんUMBROのトレシューで統一しても全然アリだと思います。

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Noelのアノラック(DiasporaSkateboards × UMBRO)とこのドリルスウェット(Pretty Green × UMBRO)は、ほぼ同時にUMBROとのコラボで出されたので本当に運が良かったのと近年、ユニフォームをファッションに組み込んだり、音楽×フットボール×ファッション的なノリが増えているのでこれからも何か来そうな予感。というかNew Order × UMBROなど確実に来ていると思います。

Manchester City Uniform 93-95

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あとはLive at Maine Roadとは関係ないですがせっかくなので古着のManchester City Uniform 93-95。このギャラガー兄弟の写真は有名なので見たことある方も多いと思います。実を言うとこれを手に入れる前、DiasporaSkateboards × UMBROでNoelのアノラックを買うときにこのユニフォームも長袖でオマージュとして出されていたんです。ちゃんと忠実に再現されていて買う寸前まで行ったのですが、Manchester City のロゴが入っていなかったので買うのをやめました。そしたら数ヶ月後にヤフオクで当時のものが見つかり、全身汗をかきながら1時間以上も他の購入者と落札を繰り広げて手に入れたものです。 

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ヴィンテージユニフォームに関しては多くのチームがパンツに白を履くことを想定に作られていたこと、スポンサーロゴやエンブレムがあり複雑なものも多いので白のパンツで合わすことが多いです。と言っても真っ白だと色のコントラストが激しい気もするのでベージュ味のある白やオフホワイトのものがいいなと個人的に思っています。

  現行のユニフォームは速乾性、ファール防止のための体に密着したシルエットのため、例え大きめのサイズであっても身幅は狭いままなのでやはり90年代のユニフォームが一番好きです。今年のリバプールのアウェイユニフォームも昔のシルエットならもっとカッコよかっはず...。

UMBROにadidasのシューズ。

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最後にUMBROにadidasを合わせることにこだわっているのは、単純に自分でUMBROのサッカーシューズで合わせたときに「なんかオシャレになりすぎてるかも」って感じたからです。もともと本人たちもライブに派手な衣装を合わしてた80年代のアーティストに違和感を感じていたらしいです。そもそも「かっこいい」という概念はあっても「オシャレで綺麗」っていう概念なんか当時のOasisには多分無かったと思うし、実際にLive at Maine Load(2nd Night)でもギャラガー兄弟は靴にadidasを履いています。て感じで小綺麗にスタイリングを組むよりも、適当にラフに着ようということでUMBROにadidasで合わせました。

Model - 福永拓実

Photo - 新谷隼人

Styling - 松廣隼太 , 松藤暁彦

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