見出し画像

#3 花粉症について


1. 要約

花粉に対する耐久をつくる減感作療法が本格化し、根本的治療の可能性が見えてきた(スギ花粉以外の効果はまだ無いのと、毎日経口投与で3~5年の治療期間)。近年、アレルギー反応を抑制する制御性T細胞(Treg)の数が腸内細菌によって左右されることがわかった。腸内細菌からつくられる酪酸がTregを誘導し、数を増やしてアレルギー反応を抑制する。

2. ここが大事💡

  1. Tregが下記図内2.のリンパ球の過剰な働きを抑制することでアレルギー反応も抑制される。

  2. Tregの数が多ければ抑制効果が大きい。

  3. 腸内細菌がつくる酪酸によりTregが誘導されることから、酪酸をつくる酪酸菌(酪酸菌数が多ければ多いほど良い)が入ったサプリメントを使用すると良い。

花粉症のメカニズム(東京都保健医療局より引用)

3. Podcast URL(#3 花粉症について)

Spotify

4. 次回の予告

次回は、腸内細菌との共生について!
人の身体と腸内細菌が共生する時代に差し掛かっています。
腸内細菌との共生とは、をお届けします。
3/29(金) A.M.10:00配信予定

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?