オリジナルブランドを始めたきっかけ_vol.04『シチリアの海に着物で飛び込んだその後のお話』
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オリジナルブランドを始めたきっかけ_vol.04『シチリアの海に着物で飛び込んだその後のお話』

こんにちは、Orioriプロデューサーの藤川かん奈です。
前回のシリーズ投稿から一年半経ってしまったなんて。あれよあれよと、会社は3期目を迎えてしまいました。

今回は、起ち上げヒストリー第4段です!

これまでのストーリーはこちらをご覧ください。
第1弾『イタリアへの浮気心』
第2弾『人生は先が見えないほうが、面白い。』
第3弾『破門レベルのことをしてまで、成し遂げたかったこと。』


ちょうど、3年前の10 月に「Orioriを起ち上げよう!」として動き出したんですよね。

海へのシューティングプロジェクトが終わり、帰国。

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それから数日後、ユミさん(染め屋の女将さん)から「蔵の反物を見てみない?」とお誘いをいただきました。
反物ってナニ?」と思いながら染め屋の蔵にお邪魔しました。そこにはロール状の生地がたくさん眠っていました。

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反物とは着物用の生地のことで、この一本の生地から着物が作られています。

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プライスタグが付いていたのでその値段を見ると、おっかなびっくり。数十万円の価格がついた反物がゴロゴロと…。
そしてその反物を広げてみると、とても美しく、シンプルに自分が欲しい!と思いました。着物地のイメージってちょっと奇抜なイメージを持っていたのですが、眠っている生地をみた時に「これって着物地?」というくらい新鮮でした。

20210922_酒田東プレゼン

この時は、何かインテリアにしてイタリアの皆さんに使ってもらえるかな〜なんて考えたりして、


私:「この反物たちは使い道がないんですか?」
ユミさん:「ちょっと私には余力がないかもしれない。」
私:「それじゃあ、この反物を私に預けてもらえませんか…!?」

とお願いをしました。
ユミさんのクールなところは、そこでやってみなさい!と背中を押してくれるところ。
反物の生地代も、商売に成功したら考えようと言ってくださいました。(アリガトウゴザイマス!)

そうしてモノづくり経験ゼロの私が動き出します。まずはファブリックボードを自作したりしてプロトタイプを作っていきました。

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その後、ファブリックボード以外にもストールを制作。
私がお世話になったシチリア島のホストたちのお家をイメージしながらつくっていきました。

地域おこし協力隊の任期もあとわずか。
このプロジェクトをナリワイにして生きていこうとした私は、はたまたチャレンジの旅に出ます。

個人事業主か法人か、どっちでも良かったのですが海外の人とやり取りをするなら法人の方が信頼度が高いとアドバイスをいただいたので、法人を設立するイメージを持っていました。

すでに決めていた、会社名の「Oriori」。
設立する前に、私の出身地である京都のデザイナーさんにお願いしてロゴマークも作成していただきました。

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織物から始まったことと、いろんなヒト・モノ・コトが折り重なって成り立っていく会社・プロジェクトにしたかったので、こう名付けました。

ただ、法人を立てる前に “ちゃんと売れるんか” 確かめておきたい
という私にしては珍しいリスクヘッジを思い付いたので、海へ飛び込んでから半年後の2019年2月、約1ヶ月間かけてイタリアを再訪したのでした。
この時、法人できてないのに、名刺作っていきました。笑

当時イタリアの写真家、ジュゼッペラスパーダがミラノに住んでいたので、まずはミラノへ行くことに。

ここで事件ですよ(!)
事前にジュゼッペのお友達であるファッションデザイナーさんを紹介してもらい、その方が教授を務める大学で『反物の使い道をデザインする授業』を私が受け持つことになっていました。
(授業の資料とかめっちゃ頑張ってつくってん。英語で。)

でも、フライトの3日前になって授業編成の関係で出来ないと言われてしまい、他にもジュゼッペと回ろうとしていた訪問先が2件ほどドタキャン。

もうなんやねん!!!!!!!泣

このままじゃやべぇ。ということで必死のパッチで泣きの動画を配信。
(お時間のある方はぜひご覧ください。笑)

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でもこの動画のおかげで、いろんな方を紹介していただいたり、シチリアの友人たちが「イベントを開こう!」と言ってくれて、予定よりもパワーアップしたイタリア旅が実現することに。

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というわけで、なんとかミラノへ!
実はこの時期はミラノ・コレクションまっさかり。冨永愛さんとかトップモデルが居たんですよ。なので、宿の物価がめっちゃ高かったです。しかもどこも満室。とりあえず一週間分くらいエアビーでアパートを借りてみました。

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私の借りたアパートはこんな感じで一階にキッチンがあって、2階にベッドとシャワールームがありました。快適やった。
夜に着いたので、さっそく次の日から飛び込み営業。笑

店内などの撮影ができなかったのですが、とにかく1日8時間くらい歩きまわって、目についたショップにアポ無しで行って、その場でプレゼンするという迷惑っぷり。笑

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基本的には着物で移動してました。(ブリっ子な自撮りでごめんなさい。)
この営業旅ででっかいスーツケースを2個持っていったので、めちゃめちゃ大変でした。

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時には、日本の文化フェスティバルをされているアルベルト・モロさんを表敬訪問してみたり。(日本酒をプレゼントしました。)
授業が叶わなかったファッションデザイナーのエンリカさんとも会ってお茶したり。

実際、飛び込み営業先ではいくつかのショップの方から、生産体制が整ったらまた連絡がほしいと言っていただけて、めっちゃ嬉しかったです。意外と日本人の方がされているショップもあって、行ってみるもんだなあと。

そんな感じでミラノ編は終了

次はローマとシチリア島編。全部まとめるつもりでしたが、意外と記事作成に時間がかかってしまった。

いや〜、こうしてまとめると記憶が蘇って楽しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

*    *    *

ここで番外編! かん奈のイタリア料理メモ。

(需要ある?笑)

レシピその1.

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【ゴルゴンゾーラのショートパスタ】
(日本で作りやすい作り方にしています。)
① ゴルゴンゾーラを100グラムくらいと1カップくらいの牛乳or生クリームを鍋に入れて煮る。
② ショートパスタを別の鍋で茹で、①の鍋に投入。しっかりソースを絡めてブラックペッパーをぶっかけて完成。
※ゴルゴンゾーラはピッカンテ(辛い方)が美味しいと思います。ドルチェでやると重かった。
※ショートパスタでなくてもお好みのスパゲティでOK。
※最近はクリームチーズとゴルゴンゾーラを混ぜたり、いろんなチーズ混ぜても美味。パルメザンチーズとかも有りです。

このレシピは、バスの乗り方が分からず迷っていたときに仲良くなった、イスラエル出身の人が教えてくれました。めっちゃ美味!

レシピその2.

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【松の実とスモークベーコンのパスタ】名前のまんま…。笑
こちらはレシピを聞いていないので、私流です。
①鍋にオリーブオイルとニンニクを炒めて、好きなだけベーコンを入れる。ちょっと焼けてきたら松の実も入れてちょっと焦げ目が付くまで炒める。
②好きなパスタを茹でて①にあえる。お好みで塩胡椒して完成。
※このパスタはたぶんパッパルデッレという幅の広い平麺でした。
※お店のレシピは松の実を別でローストしたものをぶっかけていると思うのですが、私は一緒に炒めてます。
※ベーコンはなんでもOK。

こんな感じでパスタの説明をしてくれるので、なんのパスタかがオーダー時点でわかります。
(それにしても、天使…。この記事のアイキャッチ画像はここの店員さんと撮ったものです。)

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このお店が好きすぎて、滞在中ほぼ毎日通いました。アパートでの料理も好きで、1日1回外食してたかな?
ミラノに行くときはぜひ行ってみてください!



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100年続くヴィンテージの着物地を使用した、子や孫に受け継ぐことができるものづくりブランド【Oriori-japan】を起ち上げました。 想いや関わってくださる方々について綴っていきます。