おりがみ通信vol.4 「2023うえの夏まつり~不忍夢(しのばずのゆめ)~」と「わくわく!にしちばフェスティバル」
栗やらお芋やらおいしい秋のお菓子が増え始めた今日この頃。みなさんいかがお過ごしですか?
こんにちは!学生団体おりがみです🌟
前回は、なんと!5回にわたり、6月に開催された学生会議の様子をお伝えしました。まだご覧になっていない方は、こちらからどうぞ✨
今回は、6~8月に行われたイベントの一部をおりがみ通信班メンバーの視点で記事にしました!
ぜひぜひ、ご覧ください!!
2日間で32,515名が来場「うえの夏まつり〜不忍夢~」が4年ぶりの対面開催!!
NPO法人おりがみの「上野ハレノヒ計画」は、7月22日(土)、23日(日)に上野恩賜公園(弁天門前広場)で2023うえの夏まつり〜不忍夢〜 を開催しました。
ステージ企画、テント出展企画、盆踊り企画、フィナーレ企画の4部構成で行われました。
ーステージ企画ー
「未来を担う若者に焦点を当て、上野に活気をもたらしたい」「ステージを通じて、上野のマチとヤマを繋いでいきたい」の2つを軸に、学生や若手のパフォーマーが出演しました。
弾き語りやバンド演奏、漫才、マジック、ペイントパフォーマンスや伝統的な太鼓パフォーマンスなど、バラエティ豊かなパフォーマンスとなりました🔥
ーテント出展企画ー
お祭りの雰囲気づくりには欠かせないテント企画⛺️
「上野の魅力を開発、発信する」ことを目標に、学生が企画する物販・飲食テントや、上野で活動する若者やアーティストの出展企画を実施しました。
学生やアーティストなど様々な若者がメインとなって作った企画でしたが、
想像以上の盛況ぶりに企画メンバーも喜んでいました。
ー盆踊り企画ー
年代、性別、人種や国籍、障がいを超えて、あらゆる人が参加できる盆踊りを行いました💃
伝統的な曲から若者に親しみのある曲まで、幅広い楽曲を使うことで、
その場にいる人々全員が、互いに楽しめる空間を作ることができました。
ーフィナーレ企画ー
上野囃子保存会の皆さん、東京藝大サンバ部の皆さんにご出演しただき、来場者の皆さんとともに長い行列となって辯天堂前広場から不忍池の周りを練り歩きました。
凄まじい一体感と盛り上がりを見せ、会場全体が歓喜の輪に包まれました。
"日常で関わることない人たちが、互いを必要とする瞬間を共創する" という今回のテーマにふさわしいフィナーレとなりました🌟
自分は、1日目のみ参加させていただきましたが、当日会場に足を運んだ時には、凄まじい高揚感を感じました。とても多くの若者が来場していて、想像以上の活気で盛り上がっていました。
自分の中では、特にステージパフォーマンスは印象に残っており、自分と同世代の出演者が場を盛り上げている様子を見て、とても感激しました。
また、テント出展企画も非常に盛況で、おりがみメンバー出展のブースに何度も来店させていただきました。特に、上野倶楽部 商店街テントブースで、美味しいお茶を頂戴したり、来客用のビラ配りをお手伝いさせていただいたことは、夏を感じるような良い思い出となりました。
自分自身も広報担当として、若干のお手伝いをさせていただきました。企画メンバーの事前準備の様子を間近で見ていて様々な想いを感じました。進行のスピード感や、細部まで緻密に練られている企画力は本当に凄まじく、学生団体おりがみの知見が、一点に集まっているような感覚でした。
ここまで大きな企画を1から築き上げ、成功に導いた企画メンバーには、大きな感謝と尊敬を感じます。
来年も再来年もそして、何十年たっても、このお祭りが上野の街を盛り上げる象徴になっていて欲しいなと思います。
本当に素敵なお祭りに参加させていただき、ありがとうございました。
「わくわく!にしちばフェスティバル」SOGIプロジェクトのワークショップ企画
夏休みも中盤に差しかかった2023年8月6日(日)。小学生の自由研究の「救世主」とも言うべきイベント-「わくわく!にしちばフェスティバル」-が開催されました。
学生の多い西千葉エリアで、小学生の自由研究の題材となるような多様なコンテンツを展開した当イベント。主催団体の学生団体おりがみ以外にも、千葉大学環境ISO学生委員会やCampus Unionなどの複数のサークル・学生団体が出展し、団体間の交流も見られました。
私は学生団体おりがみSOGIプロジェクトのワークショップの企画から当日運営まで携わったのですが、その企画作りは容易ではありませんでした。
そもそもSOGIとは性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の略語であり、SOGIプロジェクトはそれらの概念に関連する事柄についての情報発信やワークショップ開催などを行ってきました。
例えば、今年の4月に代々木公園で行われた、「LGBTQをはじめとするセクシャルマイノリティの存在を社会に広め、『”性”と”生”の多様性』を祝福するイベント」である『東京レインボープライド2023』では、自分らしさを色で表現するワークショップと参加者へのインタビューを企画。イベントに参加しているセクシャルマイノリティやアライ(「ally」LGBT当事者たちに共感し、寄り添いたいと思う人を指す)の方々の生の声を聴くという貴重な経験ができました。
今回の企画作りの際に難しかったのは、先述した性的指向―どのような性の人を好きになるか―と性自認―自分自身の性別をどう捉えるか―という2つの概念を、小学生にもわかりやすいように説明し、同時に小学生の自由研究のヒントとなるようなワークショップとして完成させることでした。
数回のミーティングの中で議論を重ね、メンバー自身の自由研究の経験などから話をする中で、万華鏡が「人によって全く違う色になるが、どれも美しい」という点でセクシュアリティのあり方と似ているという発見があり、参加者がそれぞれ異なる色のビーズを選びながら万華鏡を作るというワークショップが生まれました。
そのようにしてワークショップの原型は完成し、「万華鏡作成時に選ぶビーズの色の組み合わせ」と、「自分の性別の捉え方や好きになる性別の組み合わせ」はともに人によって異なるものであり、その組み合わせはすべて尊重されるべきであるというメッセージを伝えることになりました。
当日はあいにくのお天気で、想像していたほどの大盛況とはならず、イベント運営の難しさを感じさせられましたが、プロジェクトのメンバーと一緒に考えたメッセージを上手く表現できるワークショップができたと思います。
SOGIプロジェクトでの活動を通して私は、「興味はあったが、それに対して何か働きかけているわけではない」ものやことについて、「同じように興味を持っている仲間といっしょに行動を起こす」経験をすることができたのですが、これは行動力の低い自分にとってはとても印象的で忘れられないものでした。
拙文ではありましたが、メンバーが「おもしろそう」と思ったことを企画にしてボランティアを創り上げることができるというおりがみの魅力を少しでもお伝え出来ていたら幸いです。
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いかがだったでしょうか?
次号も6~8月のイベントについて投稿しますのでお楽しみに!!