My Profile#10 心身削り過ぎて中休み:派遣と学び〜キャリア2.5

心身を削って身を捧げた怒涛の日々から、ふとした一晩の閃きから離れようと決意し、後には全く何も考えていなかったところに、空白の期間が訪れた。

前職でお世話になった方々に気遣っていただき、試合観戦がてら旅に連れてっていただいたり。あんなに動いていたのに急に動きが少なくなったために体重も増えたり。。一旦実家へ戻り、ゆっくり今後のことを考えることにした。


私の学生時代には「スポーツマネジメント」という学問があまりなかったが、10年足らずで専門の学部やセミナーが増えていたこともあり、クラブ運営を退いた後、しっかりと学んでみたいと思うようになった。

大学院や、社会人入学、など、いろいろと見てみたが、どこも学費がかかる!ということを目の当たりにし、前職の薄給のなか貯蓄まで削って身を捧げていた私にはどこも厳しかった^^;;

そこで見つけたのが日本サッカー協会が行っていた「スポーツマネジャーズカレッジ」。2002年にワールドカップを開催して得た利益を使って、人材育成にも力を入れる形で、格安の負担で一通りのスポーツマネジメントが学べる、私には最高のコースだった。

受講資格を得るために周りの方にご協力をいただきながら、2006年夏から学びの日々がスタートした。時々の集合研修があったために、それに通わせていただく条件にて、近くの企業で派遣事務を始めていた。この時は失業保険をいただいたり、ハローワークへ出向いたり、ありがたい制度を活用させていただいた。


スポーツマネジメントの学びはとても有意義で、JFA(日本サッカー協会)が直に行うコースとして、さまざまな講師を迎えながら広範囲に渡る学びをいただいた。毎回が刺激的で、あくせく働き大変な中でクラブ運営に携わっていた私にとっては、全ての内容を目から鱗の状態で聴き入っていた。

受講生は全国から、そしてJFAからも参加していて、ほとんどが男性ではあるが、本当にいろんな方と繋がって良くしていただいた。講師陣だけでなく、同じ受講生から受ける刺激もたくさんあった。

翌年春にこのコースが終わる頃にまた転機が訪れる。一緒に受講していた仲間でもある方から、人材を探しているとのお話。足掛けのような派遣事務をしていた私にとっては夢のようなお話で、人から繋がる御縁は本当に有り難く、また今まで行ったことのない世界へ連れて行ってくれる。

本来は、地域のスポーツ文化を育てるためにマネジメントを学んでいたところではあるが、このお話によってまた私は都会へと出向くことになる。地域の方ともたくさんお話させていただいて、最終的には見送ってくださった。いつか恩返しするために頑張りたいと思っていた。(その話がここから14年後の今に繋がるとは。。)


この時の中休みのような1年間は、本当に濃い日々であった。学びの7ヶ月間はさらに多くのものを得ることができた。そして改めて、満を持して再び上京することになる。自称「Nターン」と呼んでいる。(田舎から上京したけど、一旦戻って、また上京すること。)

御茶ノ水へ通うために選んだ住む場所は「錦糸町」。あの時の錦糸公園の美しい桜は忘れられない。。

https://note.com/orie_plusgreen/m/md19be76524d4


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