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演習で学ぶ有機反応機構の解説を行っていきます!

有機反応機構を学習するうえでの必読書、『演習で学ぶ有機反応機構―大学院入試から最先端まで』の解説記事をこれから投稿していきたいと思います。

私は東京大学の理系大学院に進学し、現在博士課程在籍中です。

有機反応機構の考え方に興味を持ち、学習されている方は、このサイトを参考に有機反応機構の面白さを感じ、考え方をマスターして頂ければ幸いです。

そして、大学院入試に向けて有機反応機構を勉強されているという方は、このサイトを通じて体系的な有機反応機構の考え方を一緒に理解し、院試突破を目指しましょう!

有機化学が院試科目に設定されている大学院を受験するにあたっては、反応機構の矢印を描けるようになることが必須です。

そのための参考書として、『演習で学ぶ有機反応機構―大学院入試から最先端まで』をおすすめします。

本書は、有機合成化学界の父である福山透先生の研究室に蓄えられた英知が集結された書籍となっており、本書を完全に頭に入れておけば、有機反応機構に関する院試問題対策は完璧と考えてよいと思います。

しかし、271ページもある本書の内容を全て頭に入れることは可能でしょうか?

少なくとも私には難しいです。。。

そこで私は、『電子はマイナスからプラスに動く』という考え方に基づき、本書を体系的に理解しました。
その結果、大学院入試の際には見たことのある反応はもちろん、見たことのない反応でも、『電子はマイナスからプラスに動く』に基づけば、電子の動きを予想することは難しいことではありませんでした。

つまり、私が上で述べた『本書を完全に頭に入れておけば』というのは、本書を完全に暗記しろということではなく、選りすぐりの良問が詰め込まれた本書を使って電子の動き方、つまり『電子はマイナスからプラスに動く』の考え方を叩き込むということです。

これからこのサイトでは、『演習で学ぶ有機反応機構―大学院入試から最先端まで』に収録されている問題の一つ一つに対して、『電子はマイナスからプラスに動く』の考え方を解説していきたいと思います。

読者のみなさんには、このサイトの解説を参考に『電子はマイナスからプラスに動く』の考え方を徹底的に叩き込んで頂ければと思います!

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