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何を思うのか

8期のOREは2018年の12月頃から活動を開始し、この3月で今期メンバーでの活動は終わります。

 就活の、先へ行く 

この言葉をテーマに1年少し、学生なりに出来ること/やりたいことをやってきました。

各メンバーは、いま、何を思うのか。

荻原楓【荻原楓のぼやき】

副代表の野口から、「最後、何か残せないかなーと思って『OREをやって感じたこと・学生に伝えたいこと』の広いテーマで自由に書いて」という難題をわたされました。

こうやって自発的にいろいろと提案してくれるメンバーがいてくれるので、わたしはとても助かっています(笑)

引っ越し準備を一通り終えて、だいぶ質素になった部屋で、卒業ソング音楽祭を見ながらこれ書いてます。

なんだか寂しいような、満足しきったような、不思議な気持ちなうです。

この1年は私にとって、失敗しまくった年でした。
ひとつの団体の代表としてやってきましたが、決してうまくやれてたわけではなかったです。

そんな失敗だらけだった私が、最後に伝えられることは、「就活して内定取ることがゴールになるわけない」ということです。

就活を無事終えて、生活の中心(とまではいかないけど)がOREになって、
その活動の中でいわゆる挫折も多々ありました。

この活動を終えて、「なんか失敗ばかりで大変でした」という話を春から働く弊社(言いたいだけ)の先輩にしたら、「そんな挫折や失敗、後悔なんて、社会人になってからも死ぬほど経験するよ」ってばっさり言われた(笑)

「就活の、その先へ」というテーマのもと、OREはこの1年やってきましたが、私自身も、その言葉の真意を痛感しました。
それと同時に、次にこういった経験をするであろう場所として、今の内定先を選んでよかったと思います。

別に、内定をとることや院に行くことをゴールにしても全然問題ない。
でも事実、それはゴールになり得ないから、
その先を考えて決断する必要があるんじゃないかなって思います。

こんなに考えて何か意味があるのか
何のために働くのか
何のために頑張るのか
考えずとも今まで人生どうにか進んでこれたんじゃないのか

たくさん考えていると、そんなことを思い始める人もいるんじゃないかな

そんな時は、もちろん誰かにぶちまけたり意見を求めるのも一つの手段だけど、結局行動するのは自分だから、自分が納得できる意味付けをしてしまう方が楽です。

もう十分考えたのであれば、あとは自分で決断して行動するに尽きます。
(と、私は思います)

まとまらない文章ですが、
OREを一緒に運営してくれたメンバー、
そしてOREを使ってくれた皆さん、ありがとうございました。

皆さんが大満足して次のステージに進めることを祈っています。


野口凜太郎【大事にできなかったこと】

OREを1年やり思うことは、
・まずは行動量
・仮説って、もはやマナーな気がする
・つまるところ、謙虚が大事…

何か文章を書くときは「大事なこと」をメッセージ性強く書いてしまいがちだったのですが、今回は自分の「大事にできなかったこと」を書いて、読んだ人に何か伝わるものにしたいと思って書きます。

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少し観点を絞るために「学生にもっとできることはなかったか」を考えます。

いくつか出てきましたが一番やれなかったな、すべきだったなと感じるのは「一緒に行動すること」です。

面談での役割って、フラットな目線で物事を見て新しい視点を与えたり、ときには主観を強めて相手を鼓舞すること。でも、それでは足りないと途中で思いました。いくら新しい視点や考えを知れたとしても実際に自分が動いて、見て、感じないと人は変わらない。だから、次に何をするのかを決めるところまで面談の時間内で、これは徹底してやってました。

それでも、まだできることがあったなと思ったのが「一緒に行動すること」です。

面談で次はこれをやろうと決まっただけで、実際に行動にしたことや行動の結果、面談学生が見聞きした中で印象に残ったことを追いかけて聞くことが十分にできませんでした。

今期OREでは、学生が自らで機会や情報を得て、自らの問いによって迷い、自らで決断して行動していくような『自走』という言葉も大事にしていたので、そこまでやることは過保護なのかもしれない。人によっては追いかけられることが嫌いな人もいる。これから自分がビジネスマン(なんならゴリゴリの営業マン)になることから考えても、深追いすることは成果を出しずらくなる、効率が悪くなるかもしれない。

でも、自分が時間を使いたいと思うのはそういうことなんです。

本当は効率とか考えたくない。

自分は、他人の人生や価値観に介入することで何かしらの変化をもたらしたい。その介在価値で喜びや幸せを感じられるような人です。そのような感じ方しかできない人間です。とてもエゴイスティックで、強さにも弱さにも成り得ます。

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あと少しで社会人になります。ビジネスマンになります。綺麗事では進まない環境に身を置くことになると思います。

そんな中でも自分が大切にできなかったことを、非効率でも大切にすることで誰かのためになって結果自分の幸せになる。自分が幸せになることが誰かのためになる。

そんな存在になれるように頑張ります。


前田駿一郎【自分の頭で考えて決めること】

①活動を通しての感想
就活に限らず、意思決定をする際のプロセスを客観視できるようになったと思う。

就活は、あまり意識していないかもしれないが多くの意思決定ポイントが存在していて、
・エントリーする企業群を選定する意思決定
・時間リソースが限られる中で何に時間を割くか(とにかくイベントに足を運ぶか、自己内省するか、選考対策しまくるか等)を決める意思決定
・最終的に複数選択肢がある中でどの会社に入社するかの意思決定
などなど、大きいものから小さいものまで常に意思決定の積み重ねだと思う。

就活生の方の悩みは、要はその意思決定に関する悩みに収束することが多く、
・選択すべき選択肢はどのように挙げれば良いか(あるいは他に選択肢は無いか)
・それらをどのようにして選択すれば良いか
・選択した上で、どうやってその選択を実現するか
大別するとこの三種類になる。

この中でも、二番目に関しては合理性と感情の2つの条件が一致した時にようやく納得感を得ることができるわけで、
詳細なプロセスとしては、合理or情理面で適切な意思決定だと判断する→(合理の場合)情理による審査が入るor(情理の場合)合理的な説明が成立するか思考する
みたいな感じだと思う。
これを理解すると、何かしらの意思決定で迷った際に、自分がどのポイントで引っかかっているか明確に把握することができる。

ポイントは情理を軽視しないことで、
感情や直感は、これまでの経験の中で無意識下に蓄積してきた学習の反映なので、それこそ正しく科学的に認識する必要がある。
その感情がなぜ発生したのかを合理的に解説する努力は常に求められるなと感じた。
さらに言うと、帰納的な思考ではなく、演繹的に、どのようなメカニズムでその感情が発生したかを理解する必要がある。メカニズムが理解できない感情やモチベーションは結局再現性がないので、長期的な積み上げにならない。(あと単純に気持ち悪い)

②伝えたいこと
以下持論です。

そもそもなんでわざわざ就活(=特定の企業に所属する)のかと言うと、そうしなければ得られない物があるから、だと思う。

人によって、収入だったり成長だったり安定だったり他者評価だったりする。

なので、自分が会社に何を求めているのか明確に把握できるようになること(俗に言う自己分析ってやつ)はもちろん、それを満たす会社を見極める審美眼が非常に重要になる。

この判断を的確に行うには、市場環境とその会社の経営戦略をある程度理解することが重要だと思う。

市場環境▶︎経営戦略▶︎組織戦略▶︎社員への役割期待▶︎新卒採用戦略
こんな感じの構造になるので、「社員の人がこう言ってたから」「支援団体のエージェントがこう言ってたから」「周りからの評判が良いから」とかを意思決定の変数に入れるのは非常に危険。

無意味ではないが、それらの一次情報と、経営の上流から思考した時の合理性が一致するかどうかの見極めは必要だと思う。
裁量があると言われているベンチャーが本当に裁量があるのか、ホワイトだと豪語する大企業が本当にホワイトでいられらような仕組みになっているのか、このあたりは上位の概念から落とし込んで理解する必要がある。

裁量があるとするならば何故裁量を与えられるのか、ホワイトで回っているならそれを支えている組織の仕組みはどのようなものなのか、それらは戦略的に見て正しいのか、

当然、学生なんぞより余程スキルがあり経験も豊富な経営陣の考えていることを完全に理解できるわけではないが、その大枠を捉えるくらいはできるはず。
また、仮説程度のものであっても社員とのコミュニケーションを通してそれを検証することもできる。

大枠を捉え、仮説を立てるためにも、ある程度市場環境に関するニュースに目を通したり、色々なビジネスモデルを頭に入れておく(興味がある会社ごとに、どんなビジネスやってるんだろうと興味を持って調べるだけでも良い)ことは重要だと思う。

就活するとニュースは見ておいた方が良いだのフレームワーク覚えてた方が良いだの表面的なアドバイスをする媒体を多く見かけるが、重要なのは「なぜそれが重要なのか」だ。
僕もよく、「クソ的外れなアドバイスだな」とか思うことも多かったが、「そのアドバイスは就活というシステムの中でどこに効いてくるのか」を思考し、理解することは非常にプラスになったと思う。向こうはそこまで考えてなかった可能性もあるが。

話が長くなったが、要は、「自分の頭で考えて自分で決めれるようになってくれ!」って話です。

皆さんが数年後大いに活躍してる未来を祈ってます!

野々村友樹【当たり前のこと】

こんにちは。ORE8期、経済学部4年生の野々村友樹です。

最初で最後のnoteだとは思いますが、知らない人がいると思うので、軽く自己紹介します。

・経済学部経営学科4年生
・スマブラというゲームが好き
・2019年1月〜12月までスウェーデンへ留学
・外資系IT企業に就職予定
・バイト探し中

今回は、「就活やOREでの活動を通して感じたことを最後に伝える」っていうのがテーマらしいです。

それで折角のこういう機会なので、何を伝えたいのか、自分が就活生だったら何が知りたいのかを考えてみたんですけど、、、

出てくることって、今思えばめっちゃ当たり前のことばっかです!
だから、「そんなの知ってるよ!」とか「面接の極意とか教えてよ!」って方にはこの記事は向いてないかもしれないです。

きっと自分は、「当たり前じゃないかな?」って思ってたことを、「それは当たり前だよ、その考えはきっとあってるよ」って他の人に言って欲しかったんですよね。

だからこそ僕は、その当たり前が当たり前であるということを肯定して不安を払拭させ、それが出来ているのかどうかをあなた自身に問いかける役割を担いたいと思います。

じゃあ、伝えたいことを発表します。一つでも改めて考えてくれると嬉しいです。

当たり前だけど伝えたいこと4つ
1. 「伝える」のではなく「伝わる」ことが大事なのである
あなたの伝えたいことが、相手に対してちゃんと伝わっていますか。
伝えたい内容はもちろんのこと、話し方や目線・文章の切り方や文章構成にまで気を使っていますか。

こんなことは基本中の基本ですが、就活を通して、これが出来ていない人がとても多いと感じました。あなたは本当に大丈夫でしょうか?もう一度ESや自分の話し方を振り返ってみましょう。

「伝える」ではなく「伝わる」ことが重要なのです。

こんな感じで、当たり前のことをどんどん書いていきます。では次!

2. 自分を甘やかすこと。
多くの人にとって、就活はどちらも疲弊させるものだと思います。東京へ高頻度で行かなきゃいけないし、選考で人に見定められるというストレスも感じたり、相当酷なイベントだと思います。

辛いのはわかっているつもりです。「自分だけが就活を辛く感じているのではないか」と思う必要はありません。あれは大変でキツくて精神がすり減らされるイベントって認識でいいんですよ。(悪い面だけではないと言っておきますが)

その上で就活をやっていいと思います。
それで自分をもっと甘やかしましょう!!
こんなに大変なことをしているんだから、毎日アイス食べたっていいし、いつも120円の肉まん食べてるとしたら時々180円の極み肉まん的なものでも食べましょう!

仙台⇄東京の移動をなくすことは難しいかもしれません。でも、心理的なバランスだけでも安定させることは自分でも少しはできるのではないでしょうか。

健康でなくなっては元も子もないです。元気出していきましょう(エーザイ)

3. 自分の選択に納得感を持つこと
どの会社を受けるのか、どの会社に行くのかで将来が決まるとは言いませんが、大きく変化させる選択だと思っています。

不確定要素を除き、考えに考え抜けたかどうか改めて見直しましょう。

自分の人生は自分で決めた方がカッコよくない?そうでもない?

4. 就活は目的ではなく手段である
シンプルに。

会社に入ることじゃない。その会社に入って何をして、どういった状態になりたいのかが大事。


以上です。
今が一番大変な時期かもしれませんが、皆さんのこれからがうまく行くことを心から願っています。

♪留学行って、卒論書かないと〜卒業できない〜♪
♪あたりまえ体操〜♪


ORE8期 野々村友樹


杉本晃文【私は貝になりたい】

 杉本です。ツイートのレベル感で書かせて下さい。
 結論ファーストとか何を伝えたいかとかわかんないんでとにかくタイピングしていきたいと思います。最後になんかまとまればいいなーとか思います。
 まず、自分が就活してたころに思ってたのは「機会」ってすごいなっていう小学生みたいな感想です。いきなり例えばなんですけど、「ベンチャー」好きとか嫌いとかいう人ってそこそこいると思うんですよ。でもそういう好き嫌いのイメージって、最初に会ったベンチャー企業の人が好きだったか嫌いだったかでしかなかったりもするんですよね。凄いですよね。最初に会った人との相性一つで「ベンチャー好き」とか「ベンチャー嫌い」とかそういう飛躍したイメージになるんですよ。ちなみにこの例えが良いか悪いかは割とスルーしてください。例え話なので。要するに何が言いたいかわかんないんですけど、「一つ一つの機会が与える影響って意外と大きいよね。」ってことだと思います。はい、まぁ一つ一つの機会に影響されすぎず、でも影響もされてうまく乗り越えていきましょうってことですかね。僕は、就活してた頃、割と一つ一つの機会に影響されすぎてたのかなとか思って書きました。
 次に、就活終わってOREを経て今、何考えてるかなぁと物思いにふけります。できるだけ短く終わらせたいんですけど、思い出すといろいろ書きたくなってきました。まぁ短くするんですけど。一つ選びました。かっこよく言うと「どの世界に自分を置くかって大切なのかなぁ。」ですかね。OREの活動では、自分ってめちゃくちゃちっちゃいことやってるなぁって嫌になるときとかあって、でも目の前だけを見れば「面談ありがとうございます。」の一言で幸せな気持ちになれるときもあって。どの規模で自分を考えるかってだけで鬱にも幸せにもなれるんだなぁって面白かったです。就活のときも割とそいうことあったと思います。就活っていう世界しか見えてないときは他人の発言の多くがストレスになったり、周りの人が気になったりって。でもシンプルにバンジージャンプ行ったらストレスとかどうでもよくなったり。ジャンプして就活から離れた途端なんとなく楽になって視野が広がったり。社会人を目前にした今は、4月から会社の歯車のちっこい部分でせかせか小さな存在になるんだなぁとか考えると鬱になります。でも、同期の存在とか最初にこういう目標は達成しようみたいな狭めた世界観で考えると少し前向きになって楽しみにもなります。つまり何が言いたいかわかんないんです。感じてください。
 無理矢理まとめです。本気でやることはもちろん大切です。でもそれに囚われるのはよくないかもしれません。人生ハードモードだなぁなんて思ってるんですけど、多分笑ってるときのほうが人生って楽しいです。僕も社会人でいっぱい鬱になると思うんですけど、どうすれば笑ってられるかなぁとか考えながらポジティブに生きていけたらなぁなんて思ってます。なんか本当にわけのわからない文になったんですけど何か感じてもらえた人がいたら一緒に人生頑張っていきましょう。
 以上、こんな文章読んで下さった方ありがとうございます。

柴田頼人【最近考えたこと】

あまり参加できていなかったので自己紹介をさせていただきます
・工学研究科M2
・4月から総合商社で働く
・夜は国分町でよく飲んでる

今回のテーマ「就活やOREでの活動を通して感じたことを最後に伝える」ことについて書きたいと思います。

まず、反省点からです。
メンバーの中で唯一、理系院生ということもあり夏休み以降の修士論文追い込みの時期では、研究活動、課題、別団体の活動が忙しくなりなかなかOREの活動に参加できなかったことに、自身のキャパの小ささと効率の悪さがとても心残りです。そんな中でも、活動や飲み会のたびに誘ってくれた心良いOREのメンバーにはとても感謝しております。(この文章も書き終わるまでりんたろうが待っててくれてます笑)

次に、学んだことです。
地味に様々な学年、学部の学生と川内図書館のラウンジで面談をしたのですが、就活という1つのテーマでも人それぞれ悩みが違うということを改めて実感しました。またその悩みに対して、自分の持ってる経験、知識で解決の糸口を示唆できているのかどうか、面談が終わる度に考えました(他のメンバーに比べ人数が多いとは決して言えませんが)。

就活生であった1年程前を振り返ってみると、様々な業種の人にインターンシップやOB訪問を通してたくさん話を聞き、取捨選択を行った上で考えを固めていった記憶があります。
なので自分の話もあくまで参考程度に、いいと思ったら取り入れてもらうくらいでちょうどいいと思ってます。
むしろ選択した道が正解になるように努力するというスタンスの方が正しいのかもしれません。

僕が人生で大事にしている言葉の1つで高校の時の恩師に教えてもらった言葉で「1つを真似たらパクリだけど、100個真似たらそれはもうオリジナルになる」という言葉があります。
これから就職活動を始める学生の皆さんまたは今頑張っている皆さんには、活躍している社会人、ORE等学生支援団体の学生、先輩、友達、そこら辺の電車で隣り合わせた老人など色んな人と話して情報を集めて、参考になる部分は真似して欲しいと思います。
チャンスは色々なところに意外と転がっているものだと思っています。

人生で1度きり(学部で1回した場合は院で2回目ができます)の新卒の就職活動では、とことん自分と向き合って、企業と向き合って結論を出して欲しいです。
過去・現在の経験から自分が将来やりたいこと向いてることは何なのか、社会人・就活生・支援団体の影響を受けて自分がどうなりたいのか、何を得たいのか、考えは変わることもあると思います。
僕自身もコンサル志望から途中で総合商社志望に変わりました。
理由は、参加したインターンシップ、OB訪問で会った商社マンが自分の取り組んでいる事業について目を輝かせて自信を持って話している姿に憧れを抱いたからです。
1度きりの機会を悔いのないように終えて、納得のいく結論が出るよう願っております。

つらつらと文章を書いてしまいましたが、
僕自身は
・キャパを広げる
・周りを巻き込んで最後までやり遂げる
・向上心を忘れない
ことを目標に4月からの社会人生活頑張ろうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

岩葉瑞季【公務員がなぜ就活支援をするのか?】

 こんにちは。OREでは唯一公務員のメンバーです。そろそろ読み疲れている頃だと思いますので、さっさと本題を話そうと思います。

今回は建前のような答えではなく、心の奥底で思っていた、恥ずかしいくらいばか真面目な答えと、その答え合わせのお話に付き合ってください。

公務員がなぜ就活支援をするのか?

 わたしの答えは、「国やまちを良くしたいと本気で思って働く公務員を増やしたかったから」です。日本のために働く存在である公務員が、日本を良くしたいと心から思って働くこと、それが、社会を良くすることだと、内定をもらったばかりの八月、わたしはメラメラと燃えていました。そして、それができる公務員の仕事はとてもかっこいいと思っていました。

公務員試験を受ける学生の力になりたいとも思っていましたし、それも本心です。でも、国やまちを良くしたいと本気で思って働く公務員を増やすこと、そのための意思作りや魅力付けをすることが本当にやりたかったことでした。

答え合わせ

 2020年1月。もはや知らない人はいないでしょう。新型コロナウイルスの大流行が発生しました。それ以来わたしのツイッターのタイムラインは、公務員のSOSでいっぱいになりました。長時間労働、人手不足、非効率的な無駄な業務。社会を良くしたいと本気で思っている人の気持ちが握り潰されていく現実。

国やまちを良くしたいという意思を作る意味はあるのだろうか。その意思を持って公務員になったら本当に必ず報われるのだろうか。わたしはこの仕事を本当に魅力的に伝えられるのだろうか。

加入当初にわたしが持っていた答えに違和感を感じました。

勿論、この一件で初めて知ったわけではなく、そういった環境の職場もあることは知っていました。ただ、知っているつもりで心のどこかで遠いものだと思っていたのかもしれません。いざ自分や同期が霞ヶ関で働くぞとなってようやく、ヒリヒリとした実感として感じられるようになったのだと思います。自分の友達や後輩もそうなるのかもしれないと思うと、イベントで自分が変えるんだと熱く語ってくれたあの子が、もしかしたらそうなってしまうのかもしれないと思うと、心が締め付けられました。

解き直し

 今わたしが抱く違和感は、「国やまちを良くしたいと本気で思って働く公務員を増やすこと、そのための意思作りや魅力付けをすること」の妨げにはなるかもしれませんが、辞める理由ではないと思いました。辞めてはいけないと思いました。

ですが、わたしは余りにも経験不足です。公務員の魅力や覚悟を語るのも、体現するのもまだ出来ません。

だから、今わたしにできることは、これから沢山の公務員の人に会って話を聞くこと、おすそ分け程度ですが、わたしが見たり聞いたりしたことを他の人に伝えること、あとは公務員を辞めないこと、くらいだと思っています。

では、この続きを話せるようになるまで。またね。

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