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【二度咲きの流れ】胡蝶蘭の育て方

この記事はこんな疑問を解消します
・二度咲きってどんな流れ?
・枯れた茎の処置って必要?
(読了目安:4分)

今回は二度咲きについてもう少し深ぼったお話「二度咲きするときの流れ」についてお話します。

▼【基本・鑑賞後の管理】胡蝶蘭の育て方
※こちらを読了後、本記事をお読みいただくことを推奨します

二度咲きの流れ

二度咲きには、大きく分けて2つの流れがあります。

①既存の茎から花を分化させる
②あたらしい花茎を株元から出させて、その花茎から蕾を分化させる

見極めポイントは「茎の色」

茎の状態によって、どちらに進むかは変わります。

茎の状態

茎の色が健康的な緑色(A)

「①既存の茎から花を分化させる」流れが期待できます。

にょきにょき既存の茎から花を分化

胡蝶蘭の花茎には約5-6個の節があります。
それらの節には花芽になる可能性のある腋芽があります。
花が終わったあとも数か月ほど育て続けると、腋芽が伸びて新しい茎となり、やがて花が咲きます。
新しい茎は通常、既存の節の中でもより高い節から伸びることが多いです。

茎の色がすすきのような茶色(B)

「②あたらしい花茎を株元から出させて、その花茎から蕾を分化させる」流れを目指しましょう。

あたらしい花茎を株元から出させて、その花茎から蕾を分化
根元からにょきにょき

既存の茎は生命力がほぼなくなっていますので、新しく伸びる花茎に期待する方が良いでしょう。

▶▶TIPS
「①既存の茎から花を分化させる」流れで育つと、花の数は少なくなり枝の形も良くないことがしばしばあります。
姿かたちが美しい立派なTHE・胡蝶蘭にしたい場合は、あえて「②あたらしい花茎を株元から出させて、その花茎から蕾を分化させる」流れで育ててみても良いでしょう。

なお、この状態のまま茎を放置すると、変な方向に茎が伸びていきます。
そんな時は支柱を使い、うえに伸びていくように支えてあげましょう。

▼支柱の扱い方

茎カットについて

どちらの流れで二度咲きするにせよ、だいたいの場合、既存の茎のカットが必要です。

「①既存の茎から花を分化させる」なら、新しく伸びた茎の成長の邪魔になる前にカット。

開花の邪魔なので、カット
開花の邪魔なので、カット

「②あたらしい花茎を株元から出させて、その花茎から蕾を分化させる」なら、見栄えを整えるためにカット。

見た目がスッキリするので、カット
見た目がスッキリするので、カット

注意点:ハサミは殺菌処理を!

単にハサミで切ると、切り口から雑菌が入る可能性があります。
ライターなどでハサミをあぶって殺菌処理してからカットしましょう。

※ハサミによっては、あぶると黒く変色します。私の場合は拭いたら綺麗になりましたが、念のため大切なハサミは使わないようにしましょう。

流れ

支柱などを取り除きます
支柱などを取り除きます
ハサミをライターなどであぶって殺菌消毒します
ハサミをライターなどであぶって殺菌消毒します
あぶると黒くなります
あぶると黒くなります
根本から切ります
根本から切ります
切ったあとの断面図です
切ったあとの断面図です

まとめ

以上「胡蝶蘭の二度咲きと茎の話」でした。

最初から完成形…つまりは購入した時と同じようなキレイに花が咲く状態を目指すのは、いばらの道です。
第1の目標は「あたらしい根、茎、葉っぱを出すこと」くらいを設定して、気長に育てましょう♪

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本記事は胡蝶蘭専門店Lianと松村洋蘭が共同で作成しています。
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note内でお伝えしている情報は、ひとつの基準(目安)です。
胡蝶蘭は生きていますから、情報通りに育てても、周囲の環境や胡蝶蘭の調子によってうまく育たない場合もございます。
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