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【適応障害】まとめ。

自分のことだから、自分一人で解決できることじゃないから、
克服するその時までとことん向き合うために、ここに綴る。


ここでは、自分に素直でいたい。
といいつつ、まずは自己理解を確かなものにするために、
今まで私がインプットしてきた知識のまとめをする。
まだ本音はあまり書かないかも。

……のシリーズ第1弾は、
私が、今年1月と5月に診断された【適応障害】について。

第2弾はADHD、第3弾はHSP、第4弾は精神疾患です。


最初に適応障害と診断されてから、こんな本を読んで勉強しました。



01 適応障害とは



まず大前提として、適応障害は米国の精神医学会できちんと定義されている“病気“。
昔は心因反応と呼ばれていたそう。
特有の症状がないということが、この病気をわかりにくくしている原因の一つ。

日常生活の中で、何かのストレスが原因となって心身のバランスが崩れて社会生活に支障が生じたもの原因が明確でそれに対して過剰な反応が起こった状態をいう。

引用:厚生労働省



趣味や、いつもなら楽しいと感じることがどうでもよく感じたり、
突然涙が止まらなくなったり、常に漠然とした不安に苛まれたり、
動悸や頭痛など身体に異変が起こることも。

ストレスを感じ始めてから1ヶ月以内に症状が出始めると言われていて、
私もインターンを始めて1ヶ月後・本格的に入社してから1ヶ月後の計2回、
上記の症状が出て、適応障害と診断されました。

私の場合は感情の起伏が激しくうつ状態と元気状態(躁状態)が数週間単位で繰り返していたため、双極性障害の疑いもあり、現在様子を見ています。



02 診断


こんな感じですかね。
専門家ではないので…お見苦しいところがあればご容赦ください……🙏


いわゆるうつ病でもないし、急性ストレス障害でもないし。
他の病気の判断基準には何かが少しずつ当てはまらない。
ただし明らかに病気で、治療が必要。
そんなときに「適応障害」という診断がなされるようです。


03 症状は、度を超えた憂鬱気分と不安感

ゆううつな気分、不安感、頭痛、不眠など、人によって様々ですが、仕事や学業などを続けたり、対人関係や社会生活を続けることに問題のある状態となります。これらは一般的には正常な人にも現れる症状ですが、適応障害の場合はそれを超えた過敏な状態となります。

引用:厚生労働省


DSM(米国精神医学会診断基準)では、主な症状から、6つのタイプに分かれています。

抑うつ気分を伴うタイプ 
∟憂うつ感、涙もろさ、絶望感、思考力・集中力・判断力の低下
気分障害(うつ病・単極性障害・双極性障害)と似ているがいずれの症状も気分障害ほどではない


不安気分を伴うタイプ
∟漠然とした不安、神経過敏、イライラ、心配
∟職場不適応、不登校、引きこもり、離婚などに至る
不安障害というほどではない


不安と抑うつが混合したタイプ(最も多い!)
∟体の病気があり、入院中などに心の病気に発展した人に多く見られる

行為の障害を伴うタイプ
∟暴力、万引き、飲酒運転などの規則違反や反社会的な行動を起こす

情緒と行為の混合した障害を伴うタイプ
∟不安や緊張が高まって、発汗、目眩、動悸、呼吸困難、腹痛、下痢、便秘などが現れる
∟情緒の障害とは、子どもの抑うつや不安。情緒の現れ方が偏っていたり、現れ方が激しかったり、自分の意思でコントロールできない状態が継続する。

引きこもりを伴うタイプ(特定不能のタイプ)
∟進学や進級などの環境の変化に対応できず、不登校や引きこもりにつながる


私の場合は、①抑うつ気分が主症状、波がかなりあるので双極性障害の疑いもあり、同時期にADHDの診断があったため③ぽい感じもあり、という感じです。あくまで自分診断ですが……

ADHDでもお世話になっているお医者様によると、今のところ限りなく双極性障害ぽいけど診断が難しい、もう少し様子を見ましょうとのことです。



04 原因は、ストレスと資質


原因はストレス。でしかない。
解消しようとして暴飲暴食やお金の無駄遣いなど無謀な行動に走る。
それがさらにストレスになるやつ…

ストレスなんて、ぶっちゃけ誰にでもある。生きていく上で必要ともいえる。
環境が変われば、誰でも最初は動揺して、緊張するし、不安になる。

ただ、ふつうは、動揺しても、緊張しても徐々に落ち着いてきて、解決に向けて考えを巡らせる。そうして慣れない環境に適応していく。(らしい。羨ましい)

適応障害の場合は、まず最初の動揺は尋常ではない。時間が経っても気持ちは依然として落ち着かず、不安・抑うつ気分が続いてしまうんです。


ストレスに耐え、乗り越えていく力は、当然人によって違う。
その程度が、少しだけ足りなかっただけ。
適応障害になってしまう原因は、ただ、それだけのこと。


ストレス耐性に恵まれている人は、家族・友人に愚痴を言ったり、吐き出すうちに気持ちの整理がつく。また、趣味に没頭したり、新たな楽しみを見つけたりして、ストレスを打ち消していく。
適応障害の場合は、同じことをしても、不安感や抑うつ気分は全く取り払えないんですよね。



適応障害の原因がストレスと聞いて、「甘えている」「心が弱い」と思う人もいるかもしれない。いてほしくないですが、現実はわかっています…。

もし、周りに適応障害の人がいたら、「元気出して、頑張って」ではなく
「つらかったね。ゆっくり休んで」と言ってあげるのがいいかもしれないです💭



適応障害の原因、実はもう一つ。
本人のもともとの資質

・真面目
・努力家
・几帳面
・責任感あり
・頑張り屋
・感情の振幅大
・傷つきやすい
・完璧主義
・頑固
など。

他者からの評価を過剰に気にしてしまい、相手に合わせようとするし、どんなことをしてでも、期待に応えようとする。


あと、子どもの頃から周囲の大人の期待に応え続け、わがままを言わず、自己主張をしない、「いい子」だった人が適応障害の患者に多いとも言われている。

まさに私がこれなのでドキリとする。
忘れ物・なくしもの・ガサツなどでは呆れられていたけど、(泣)
学生は勉強さえできれば何でも良しだから、
親、親戚、学校の先生、塾の先生などなど周りの大人たちからの評価は高かった。
だから、自分に課すハードルが常に高い完璧主義女へと成長いたしました。



05 治療方法

まず原因となっているストレスを軽減し、心理的に回復させることが必要です。また、場合によっては薬物療法が必要なこともあります。

引用:厚生労働省



原因となったストレスを明らかにするのが第一歩。
治療は、精神療法薬物療法の2本柱。
ストレス耐性や適応力を高めるために、生活療法も必要です。


①カウンセリング

・精神科 
だいたい紹介状必要。心理的な要因により、““に症状が現れる場合。(不眠・幻覚など)
・心療内科
心理的な要因により、“身体“に症状が現れる場合。(倦怠感・頭痛など)
・メンタルクリニック
心の病気専門。臨床心理士は薬に処方ができないので精神科医がいるかどうかもチェック
・プライマリーケアクリニック
総合診療科。心だけでなく身体の病気、介護など健康に関するあらゆることを相談できる

② 認知療法

ものごとの捉え方を変える。
何か出来事があったとき、自然と頭に浮かんでくる考え“自動思考“の次にどういう判断をするかが“認知“。認知のしかたを変えていくのが認知療法。


③ 支持療法

患者の話を傾聴し、理解し、受け入れ、共感する。その過程で、自分の心の根底にあるものに患者自らが気づき、変化していくのを待つ。

④薬物療法

向精神薬(抗不安薬、抗うつ薬、気分安定剤、抗精神病薬、睡眠薬)を処方。

⑤ 生活療法

起床、就寝と3度の食事をある程度同じ時間に行うことで、生活のリズムを整えていく
運動、掃除、散歩


適応障害を治すのは、医者やカウンセラーではなく、自分。
私自身、適応障害と診断される前後は、
何とかしてください、もう無理です、、助けて先生!
みたいな感じでしたが、診断から数ヶ月経った今、それをひしひし痛感しています。

正しい知識を持ち、元気な未来を想像しながら、自分自身で治していかなければならない病気だなと感じています。


このnoteが、その一歩になりますように!


そして、私がnoteに綴る言葉が、どこかの誰かの一歩になりますように!!


少々センシティブな…病気に関する投稿が続きますが、
半年以上ぶりに激重腰を上げて再起いたしましたので、
スキ、コメント、フォロー待ってます😁


明日から7月🌊🍧🍉だー!!

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