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Gくんとのお付き合いは15歳の時から。
今年の秋に23歳になるからもうすぐ8年になる。
日本の中学を卒業して、
高校には進学せずにバンクーバーに単身でやってきた。
多分、最初はアルファベットも怪しいくらいの英語のレベルだった。
語学学校に数か月通い、
カナダの高校はバンクーバーアイランドの海辺の小さな街に移動した。
この時から彼は「カナダの高校を卒業する」ってきっぱり言うていた。


高校1年目。子持ちに見えるタイの留学生(ちなみに高校生)
とイタリア系のご家庭にホームステイを始めた

1年目の高校生活はしんどかったに違いない。
英語はまだまだやし、授業についてくのんも大変やし、友達作りにも苦労したに違いない。でも、一度も私に泣きを入れなかった。
2ヵ月以上ある長ーい夏休みはバンクーバーに移動して単位を取得するサマースクールに通ったり、語学学校で英語力を上げていった。

高校2年目にはスペインからの留学生と仲良くなって、夏休みにひとりでスペインの友達を訪ねるひとり旅も体験した。この時、多分、16歳か17歳。

夏休みに日系のお祭りのボランティアを経験。この頃からいい顔で笑うようになったG君

クネクネといろいろあったものの、コロナ禍の中、見事に高校を卒業。
ITが好きだし、得意なのでバンクーバーアイランド、ビクトリアにあるカレッジに入学。私はITには疎いので何を勉強したんかよくわかりませんが、時々、徹夜の猛勉などもして優秀な成績で今年の6月にめでたく卒業。
カレッジに通うようになって彼はぐっとオトナになった。
私と会ってゴハンした後に
「ありがとうございました。気をつけてお帰りくださいね」とLineをくれるようになった。

卒業後、Co-op先が決まるかどうかが心配だった。
在学中に数回、「なんでもいいからバイトしときや!」とハッパをかけたけど、学校の授業が濃すぎて一度も働いたことのないまま卒業してしまった。
カナダの会社はなんちゅうても異常に「未経験者」を避ける傾向にあり、
新卒を育てようと言う気がゼロなのである。
そして、日本よりもずっと「コネ」を重視する。
つまり誰を知ってるかがとっても重要になってくる。
私のコネなんかしれている。さらにIT関連はすまんが誰も知らん。

なのになのに、彼は立派すぎるco-op先をちゃんと決めてきた。
BC政府のサイバーセキュリティの仕事。
彼から電話をもらった時にうれしくて涙一筋だった。
聞くとすでにその仕事をしている元学生に食事をご馳走し、
推薦してしもらったりの根回しもちゃんとしていたらしい。
「Naokoさんが受け身はあかんよ~、待ってるだけではなんも動かん。
自分から動きまくろうって言ってたから考えて動いてみました」と。
英語での面接もうまくできたなんてうれしすぎる。
いつの間にそんなに英語、上手になったの~。

G君のカナダでの7年間がパラパラ漫画のように甦る。
彼の継続した努力が実を結んで本当にうれしい。
なんやかんや言うても頑張ることはこんなに尊いんやと感動してる。
彼の7年間に併走できて本当によかった。
もちろんこれからも応援するけど、もう心配しない。
もう信頼できるから。

カナダのバンクーバーで留学の仕事をしています。
*2025年2月スタートの高校留学枠は定員に達しました。
*2025年9月スタートの高校留学、大学休学のカレッジ正規留学、キャリアプログラム+有給インターンシップ、ワーキングホリデー、3週間以上の語学留学の無料カウンセリングを実施しています。

又、11/2に東京/赤坂のカナダ留学フェアのアテンド、あと2席ございます。
11/4の大阪/梅田のカナダ留学フェアのアテンド枠は全て埋まってしまいました。カウンセリング、アテンドご希望の方は弊社サイトのお問い合わせからお知らせいただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。







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