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第2回進行協議 - 平和の森公園発泡スチロール訴訟

2020年3月4日に第2回進行協議がおこなわれました。 

次回も進行協議期日です。 

追記(2020年6月26日):新型コロナのため取消しになっていた期日が改めて指定されました。第3回進行協議期日は8月26日(非公開)です。

・事件番号 令和元年(行ウ)第432号 
・第3回進行協議期日 2̶0̶2̶0̶年̶4̶月̶2̶2̶日̶(̶水̶)̶1̶0̶:̶3̶0̶ 期日取消
・場所 東京地方裁判所 108 準備手続室(10階)  

進行協議は非公開です。 

次回も進行協議が終わりましたら、このノート、あるいは、 Twitter @orangkucing で様子をお知らせします。次回口頭弁論の期日は第3回進行協議の結果で決まると思われます。 

第2回進行協議(非公開)の様子

裁判所からは裁判官3名(鎌野真敬,福渡裕貴,獅子野裕介)と書記官1名、被告の中野区からは代理人6名、そして原告の私が出席しました。

2/5 第1回進行協議で裁判所は中野区に書面を求めていましたので、「被告準備書面 (2) 」が 2/27 に提出されています。ただし、準備書面は進行協議で陳述できませんので、次回口頭弁論(日時未定)の期日まで「被告準備書面 (2) 」は "仮のもの" という扱いです。

さて、"発泡スチロールに関する支出命令が出る時期の見込み" に関して、第2回口頭弁論(1/10)や第1回進行協議(2/5)の際に、裁判所は中野区に書面による回答を求めていました。ところが、最新の「被告準備書面 (2)」にも "発泡スチロールに関する支出命令が出る時期の見込み" は書かれていませんでした。

そこで裁判官は、まずそれを中野区に問いただしました。すると中野区は「工期が変更され 3/6 まで延長になった。各種検査に合格しないと支出命令は出ない」とはぐらかしました。裁判官が再度、3月末日までには確実に出るというのでいいかと問うと、中野区は「検査不合格かもしれないからいつ支出命令と確実には言えない」と逃げました。

それをうけて裁判官は中野区に「3月末日までに支出命令は出るはずなので、"支出命令が出たことが分かる書面" を3月末日までに提出するように。支出命令が出ないような何かがあった場合は次回期日は変更になる」というふうに言い渡しました。そのときに、中野区の代理人は「どんな書面か分からない」とかいうような面白いことを言っていましたが、裁判官に「従前のものを出してください」と言われていました。従前のものというのは、中野区が役所内でいままでいつも使っているものという意味だと思われます。

最後に、裁判官は原告に、中野区が3月末日までに出すはずの "支出命令が出たことが分かる書面" を確認したあとで、訴えの法的構成を整理して良く分かるようにした書面を提出するよう求めました。その際、原告の主張のうち、発泡スチロール埋設の違法性の主張部分は分厚いので、それ以外の部分を重点的に書くようにというような趣旨の発言もありました。

 (ヘッダー画像は、2020年3月4日撮影。中野区平和の森公園の竣工検査を待つばかりのじゃぶじゃぶ池と赤い立入禁止ネット)  

平和の森公園発泡スチロール訴訟(あるいは中野区立中学校教科書選定調査委員会の体験記)に関するお問い合わせは heiwanomori@mewpro.cc へどうぞ