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静岡のサッカーが盛り上がってきました

今年の高校サッカー決勝戦で、静岡学園が昨年優勝チームである青森山田を破り、静岡県勢として24年ぶりに優勝したのは、静岡県のサッカーファンとして非常に嬉しかったです。このところの静岡県勢は1回戦負けが多く、ようやく静岡県民の鬱憤を晴らしてくれたな、という気持ちで一杯です。

私は昨年末から年始にかけて、静岡で放送された高校サッカーは殆ど見ましたが、チームとして完成していたのは、準決勝で青森山田と戦った帝京長岡という印象でしたね。とにかくチームとしてパスサッカーの完成度がとにかく高く、あとはゴールさえ決まれば勝ったのでは、という感じでした。個人的には、静岡学園と帝京長岡の決勝戦が見たかったです。

ただ、この準決勝は青森山田の試合巧者ぶりを存分に味わった感覚もありましたね。きちんと守り切り、カウンターやセットプレーでしたたかに点を取る、というのは強いチームの形ですよね。

という感じで、決勝戦は静岡学園と青森山田の対決となりました。試合展開は一進一退でしたが、セットプレーから青森山田が先制し、その後も青森山田がカウンターからのPKゲットで2点目もしたたかに取り「ああ、今年も静岡県勢は勝てないのか」と見ていた私は半分諦めかけました。メンタル弱すぎ(笑)しかし、静岡学園の選手達は全く諦めておらず、前半のロスタイムで1点返しました。

後半になってからは静岡学園の選手が躍動しはじめ、鮮やかな同点ゴールが生まれます。見事なドリブル突破からのパスがあり、そのパスを受け取った選手が反転してシュートを打ちゴールに吸い込まれるという展開は、見ていて鳥肌がたつシーンでした。劇的さも含めて大会屈指のゴールだったと思います。

その後は一進一退の展開になるものの、流れ自体は静岡学園にあり、終了間際にドリブル突破を仕掛けてファールを受けフリーキックをゲットし、その後のセットプレーで逆転するという「おいおい、サッカーマンガかよ!」と思わせるような展開の逆転劇は本当に見事でした。

サッカーにおいては2-0は危険はスコア、とはよく言いますが、本当に危険なスコアでしたね。

試合開始前に静岡学園の監督は「失点は必ずある。ただ、静岡学園のサッカーをやれば3点取れるから、それで勝てる。」という主旨のコメントをしていたようですが、その通りの展開になりました。

静岡県で生活しているエスパルスファンの私としては、昨年は最終節まで降格争いに巻き込まれ、ライバルのジュビロはJ2に降格が決まってしまいました。ただ、静岡学園のサッカーが、私が昨年サッカーで受けた鬱憤を晴らしてくれるような展開を見せてくれて、年末年始は本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。非常に嬉しかったです。

あと、女子サッカーも藤枝順心の試合は決勝戦だけ見ましたが、良いサッカーをやって日本一になったのも良かったですね。女子サッカーもレベルが上がっていてビックリしました。

それと、地元メディアがお祭りのように騒いでいるのが個人的には嬉しいですね。新聞、テレビでは連日報道していますからね。この前も、とあるニュース番組で全試合の全得点シーンなんてコーナーもやっており、「こういうのって地元、静岡でしかやらないよね」とか思ったりもしました。


また、エスパルスは先日、新体制を発表しました。社長、GM、監督が全部替わるという大ナタが振るわれました。選手はゴールキーパーやディフェンダーの補強は出来たものの、攻撃面ではドウグラスの流出の穴は塞がっていおらず、不動の左サイドバックでもある松原も海外移籍の様なので、その補強が望まれる所です。

新監督のインタビューを読んでいると、良い方向に変わってくれそうなので期待しちゃいますけど、新監督の戦術が浸透するまでは非常に時間がかかると思っていますので、今年の目標は残留、ということで良いかなと個人的には思っています。

ともあれ、今年は年初から静岡学園と藤枝順心から力をもらったので、静岡県のサッカー全体として、より一層盛り上がって欲しいですね。もちろん、宿敵ジュビロもさっさとJ1に戻ってきてもらい、ダービーマッチを行いたいです。やはり、静岡ダービーがないと盛り上がらないですからね。

サッカーって悲喜こもごも、ありますけど本当に楽しいスポーツですよね。

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