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「新メンバー紹介」のワナ

会社の社内報ってあるじゃないですか。

その中に、「新メンバー紹介」ってコーナーがあるんですね。

新卒や中途採用のメンバーの自己紹介です。

写真入りで、「これからがんばるぞー」みたいなことが書いてあります。転職したてですから、活気と期待がみなぎっているわけです。

で、昔に発行された社内報、興味本位で次々と見てたんです。

でもおかしいですね。知らない人が結構多い。

社員検索で探してみても出てこない。つまり辞めた?。

どんどん次の社内報を見るのですが、残っている人の方が少ないくらいです。

今の社員数も、新メンバー紹介で出ている数を足すとかなりのものだけど・・あんまり増えてない。

ということは、ぐるぐると人が入れ替わっているのが会社だということですね。

私自身は十年以上いるのですが、ほとんどの部署と関わらないので気づきませんでしたよ。知らない間に誰かが入社し、知らない間に誰かが辞めて行く。

でも、幹部連中のメンツは変わらないので、幹部連中は確実に1つずつ年を取っていく。ほっといたらどうなるか。幹部がみんないなくなっちゃうんです。経年劣化で。でも、それは十年二十年単位の話であって。古くなるだけ。確実に。

かき混ぜないカルピスのように、底に幹部が沈殿していて、上はうすーい水みたいになっていて。

なんで、ほとんどの人は辞めていっちゃうんだろう。これ以上この会社にいても、上に上がれないとでも思うのかな。

やりたいことができて、この会社じゃできない、と思うのかな。

私は、自分の会社を「いい会社」だと思って10年以上いるけど、のべで言うと、ほとんどの人がそう思っていない気もするような。

まあ、そうなんだろうな。

他人の感覚ってどうだろう、と思いつつ、わかることなんて多分ないだろうな、なんて思う、「新メンバー、数年後にはいない説」でした。

いつも読んで頂きありがとうございます。 これからもよろしくお願いします。