誰かと誰かが繋がっている

「昨日、〇〇さんとお会いしたんですよ。」
「あなたのことを話してました。」
「頑張ってるかって言ってましたよ。」

そんなことを今日、職場の先輩から言われた。
〇〇さんというのは前の職場でお世話になった方だった。
そのお二人は共通の仕事を通じてお知り合い同士だったよう。

私の仕事は、毎年誰かが異動になる。比較的狭い世界なので、誰かと誰かが繋がっていることも多々。だから、今日のような会話はよくあることで、自分も同じように話すこともある。その度に、自分のことをふと思い出してくれる人がいることに、とても救われるような、温かい気持ちになる。ここに来たばかりのときは、毎日会う目の前にいる先輩方しか頼れる人がいなかった。地元を離れて10年になるけれど、この土地にも自分のことを気にしてくれる人が増えたのだなぁと思うと感慨深い。

一緒に働いたのはほんの数年間でも、その短い間に見たその人の働き方とか、自分がかけてもらった言葉とか、周りの人とどのように関わっていたかという姿勢は、ずっと覚えているもの。正直、あまり深く関わっていなかった人だったら、気がついても敢えて話さないなんてこともある。それなのに、元気にしてるか聞いてくれたとか、よろしくって言ってたよなんて言われたら、やはりとても嬉しいと思うものだ。

今、一緒に働いている仲間たちや先輩方とも、いつまで一緒に働けるかわからないし、このメンバーのなかで必ず誰かは、来年度にはいなくなる。自分だっていつまでいられるかわからない。9月で折り返し地点を迎えるけれども、後半はいつもあっという間に過ぎていく。だからこそ、今のチームで働けることを大事にしていきたいとまた改めて思わされた。

もしサポートいただけることがありましたら、また他の方へのサポートに使わせていただき、循環させられたらと思っています!