韓国相続法の変遷 その1(1912-1960)
相続の場面では、昔の法律にあたらなければいけないことがあります。ですが、外国の法改正について調べることはあまりなく、そもそもいつのどの法律に当たればいいのかという問題に直面しがちです。
韓国人での相続について1912年から2002年までになされたものを調べることがあったので、今後のためにもその結果を簡単にまとめました。今回は韓国併合から1960年の民法施行までの慣習法の時代を取り上げます。
1 韓国併合下「(旧)慣習法」と呼ばれる(おそらく不文の)法源によります。1910