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これからの働き方。「全員、特別扱い」だな。

「結婚して愛知に引っ越すことになったけど、オレンジで働き続けたいんです。どうしたらいいですか?」

という申し出で始まった、

福井に本拠地のある医療法人の愛知事務所の話。


リモートオフィス、医療福祉業界では無理でしょ?ITとかそっちの人の話でしょ?って思ってたけど、どうやら違う。

2019年4月、愛知事務所に新婚で赴任した、岩瀬志緒美さん。

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在宅医療の現場とオフィスが、リアルタイムで情報交換をしながら進めてきた業務。オフィスの一部が愛知にあってもできるんじゃない?という実験がスタートです。

診療の事務処理、郵送書類の作成、レセプト、スケジュール管理。行政書類の作成や電話でのやり取り。新規事業所立ち上げ業務。

できることはいろいろある。

そして、最も重要なのは

遠隔でも可能な業務の発掘活動。まだまだありそうだから、発掘そのものが仕事。

在宅医療は、病院を飛び出した医療者が、地域を駆け巡りながら、生活に密着した医療を提供する、地に足をつけた、地道だけど「その人らしさ」「その人の生活そのもの」を支える新しい時代にとっても必要な医療のカタチ。
一見、昔ながらの「往診」に似てるから、アナログで古臭いイメージもある。
でも、ITだし、クラウドだし、5Gだし。リモートワークだ。

24時間、相談や往診が可能なのも、在宅医療の重要な役割だ。

だったらいっそ
ハワイとかブラジルに事務所があれば夜中の電話当番を現地の日中に受けれるよねー、なんて。

以前は冗談で言っていた話も、もはや現実に近い話だぞ。


今回の愛知事務所にも、前段階があって。

2014年、オレンジから車で1時間かかる山の中に嫁いでも、勤務を続けてくれていたスタッフが、妊娠して、いよいよ通うのは難しいぞ。となった時に、立ち上げたのが「オレンジハタラキ研究所」通称“オハ研”

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家でもできる仕事を見つけ、新しい仕事のスタイルやその中身を考えること自体を仕事にした、オハ研。
働き方は、どんどん変わる。

そしてさらに、育児、介護、障害、複業のため、自宅勤務を希望するスタッフが、あたりまえに選べる雰囲気が出てきてる。いい感じ。


これから、一箇所で働き遂げる、という選択だけではなくなる時代。同時に複数の仕事をする時代。一つの価値は一つの場所で生まれる訳でない時代。
人に寄り添う仕事にだって、人に寄り添う仕事だからこそ、それぞれにあった働き方を見つけていく時代、なんだろう。

これからの働き方。「全員、特別扱い」だな。

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#リモートオフィス

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