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キッズケアラボ

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医療ケアが必要な子どもたち(医ケアキッズ)の活動・発信拠点。彼ら彼女らが活動すると、大人も地域も変化していく。ソーシャルイノベーターなキッズたちの活動を紹介します!
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2020年4月の記事一覧

ケアする、ケアされる、の関係を超えて

オレンジキッズケアラボでは、子ども一人ひとりにパートナーがつきます。「担当」でも「プライマリ」でもなく「Lover」と呼んでいます。 3ヶ月以上の入院を乗り越えて、昨日、久しぶりにケアラボに来てくれたキッズ。Loverの谷口、3ヶ月の遠距離ケア(物理的、社会的に遠方でしたが、入院中も関わりを継続しました)を経て、帰って来てくれた彼女と、お話が尽きないようです。 病院では「患者」と呼ばれ「ケアを受ける」という役割が全てになりますが、地域に帰ってくれば、それ以外の役割がたくさん

出会う力と、選ぶ力を信じること。キッズケア、親でない大人の立ち位置とは。

両親とは別の大人が家にやってくる。小児在宅医療。 「お母さんと一緒にならないように」 ついついお母さんの受け取る力や感覚を伝授して欲しくなっちゃうけど、お母さんと同じ思いの人が何人にも増えるよりも、いろんな人がいた方がいい。 あの人くると、いっぱい遊びすぎて本人は楽しそうなんだけど、その後疲れちゃうのよねー、って言われてるAさん あの人、私以上に心配性で吸引ばっかり気にしちゃって遊びが少なめね、って思われてるBさん あの人、外行こうとか水遊びしよう、とか強引で、体調にも