ORANGE_紅谷浩之

2011年に福井市の在宅医療からスタートした、医療法人オレンジグループ(OrangeM…

ORANGE_紅谷浩之

2011年に福井市の在宅医療からスタートした、医療法人オレンジグループ(OrangeMedical&Social Services) 。地域で過ごすみなさんが元気に幸せに暮らしていけるように。生活や人生に伴走したい。ケアラボはこちら → https://carelab.jp/lp

マガジン

  • 能登半島地震×オレンジ

    令和6年能登半島地震とオレンジの格闘と気づきの記録

  • ポジティヴヘルス

    オランダ発・新しい健康のコンセプト、ポジティヴヘルス。

  • オレンジの日々の活動

    オレンジでの日々の活動報告をこちらでもUPしていきたいと思います。

  • キッズケアラボ

    医療ケアが必要な子どもたち(医ケアキッズ)の活動・発信拠点。彼ら彼女らが活動すると、大人も地域も変化していく。ソーシャルイノベーターなキッズたちの活動を紹介します!

  • BENIYA CLASSIC

記事一覧

固定された記事

こんにちは、オレンジです!

地域で過ごすみなさんが、快適に幸せに暮らしていけるように。 元気な人は、より長く元気に。 体調に不安のある方も、それに上手に付き合いながら快適に。 そんな生活や人…

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暮らしを取り戻す、元気を取り戻す。地域や仲間とつながりながら。勝山広域避難のネクストステップ

4月15日、福井県勝山市の広域福祉避難所に広域避難されてる輪島の皆さんが、勝山市内の一般住宅などに引っ越しました。 発災3ヶ月を過ぎ、フレイルなどが進むリスクが高ま…

5年ぶりのポジティヴヘルス研修&ツアースタート!

2024ポジティヴヘルス研修&ツアー が以下の予定で開催されます! 第1回 4/6(土)@長野県軽井沢町 第2回 4/14(日)@福井県福井市 第3回 5/21(火)〜5/24(金) @オラ…

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コミュニティドクター、暮らしの現場に伴に在り、幸せなまちづくりを実践しながら迷い深めるドクター。

コミュニティドクター!? 暮らしの現場に伴にいて、幸せなまちづくりを実践しながら迷い深める医師、”コミドク” 今年の活動の発信が、3月24日横浜で開催! 医者が街…

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1月1日。輪島の仲間からのLINE一言「助けに来てください」が頭から離れない。オレンジ×能登の記憶と記録①

1月1日の記憶と記録。 1月1日16:10、地震発生。 すぐに各拠点スタッフや関わっている患者さんや繋がりのある方たちの安否を確認。 福井、勝山、金沢、軽井沢、各拠点よ…

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大勢の列に並ぶのが苦手な人たちを「しかたない」の箱に入れてしまわないように

これまでの災害でも、より「大勢」に対応する(せざるをえない)行政アプローチでは 障害者や高齢者など「少ない」(本当は少なくないのですが)「大勢の列に並べない、…

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地域医療の新しいカタチ〜地域によって、時代によって〜

「入院応需病院が近くにあります!どんなときも安心!」 ・・・新しくできる団地の折り込み広告にそんな文章が載っていた時代。 医療はそこにあることが街の安心である、と…

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笑顔的発作、発作的笑顔。人生いちばんのズバーーーーーーッッぶったぎりと子どもの笑顔

寝たきりの小学3年生の子 のいわゆる在宅主治医をしているときの話 定期的な訪問診療や急な体調変化時の往診に行く 月に1回の病院の受診にもできる限り付き添っていた …

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“整理整頓役割厳守順番通り”とはみ出す者

大変な時、緊急なときほど 整理整頓、役割厳守、順番通り が大事!って雰囲気になる そう、それはそう わかってる、わかってるんだよ でも 整理整頓、役割厳守、順番通り…

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輪島入りしました。

おはようございます。(1月4日 朝に書きました) 昨夕、輪島入りしました。 輪島市とは深い縁があります。 2105年4月に「みんなの保健室」をのれん分けして中村悦子さんが…

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この子らが照らしている未来は

この子らが照らしている未来は 不便や不都合があったって たくさんあったって 仲間とアイデアを集めて笑顔で進んでいけば大丈夫だよ っていうこと 大丈夫、ってのは …

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こどもまんなか。こども家庭庁の委員会に参加してきました。

7月10日、 こども家庭審議会基本政策部会の “こども・若者参画及び意見反映専門委員会” が行われ、参加しました。 委員には高校生や大学生もいて、自分はほぼ最年長。 …

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ザ・ヒューマン(NHK BS1)再放送、4回目。2023年2月8日(水)13時〜

好評のため、4回目の再放送が決まりました! ぜひ、ご覧いただき、ご感想などいただけたら嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします!

コンパッション、では足りない。ふひ〜

【Dr.コトー映画鑑賞大反省会とコンパッション地獄】 ドクターコトー大好きな中野先生と、映画の振り返りを行う機会を得ました。 中野先生とドクターコトーをきっかけに、…

問題があるのは、その人の内側か。外側か。オレンジの椅子職人、松田薫。

病気は人の内側にある、外側にある生活に悪い影響を与える。だから、病気を治すことで、生活のしづらさを回復させるのだ。 と思い込みすぎているのかもしれない。 その人…

人は最終的には惑星になる。

手足が自由に動くことよりも大切なことに気がついた人から、 次第に動くことをやめる。 手足が動くことに気がついた0歳の頃の成長からおよそ100年くらいで迎える、 次の成…

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こんにちは、オレンジです!

地域で過ごすみなさんが、快適に幸せに暮らしていけるように。 元気な人は、より長く元気に。 体調に不安のある方も、それに上手に付き合いながら快適に。 そんな生活や人生に、医療や福祉の観点から伴走したい。 それがオレンジグループ (Orange Medical&Social Services) の願いです。 オレンジホームケアクリニック(2011〜) 在宅医療専門クリニック@福井市 福井市初の複数医師体制による在宅医療専門クリニックとして誕生したオレンジホームケアクリニック。

暮らしを取り戻す、元気を取り戻す。地域や仲間とつながりながら。勝山広域避難のネクストステップ

4月15日、福井県勝山市の広域福祉避難所に広域避難されてる輪島の皆さんが、勝山市内の一般住宅などに引っ越しました。 発災3ヶ月を過ぎ、フレイルなどが進むリスクが高まります。 溜まったストレスからの体調の変化も出てきやすい時期になります。 311後の南相馬市の調査では、被災から3か月までに災害関連死で亡くなった人は全体のおよそ4割。3か月から6か月までが2割、6か月以降が4割、と言われています。 ここからが引き続き、サポート体制の再構築・継続が大切。 暮らしの中で、被

5年ぶりのポジティヴヘルス研修&ツアースタート!

2024ポジティヴヘルス研修&ツアー が以下の予定で開催されます! 第1回 4/6(土)@長野県軽井沢町 第2回 4/14(日)@福井県福井市 第3回 5/21(火)〜5/24(金) @オランダ +現地視察ツアー 2019年にポジティヴヘルスの提唱者、Dr.Huberを招いて開催されたポジティヴヘルス研修。毎年やりましょう!と言ったままコロナ禍に突入に凍結していました。 この間、現地にいるスタッフとやりとりをしたり、ポジティヴヘルスジャパンとしてHPを開設したりと地味に準

コミュニティドクター、暮らしの現場に伴に在り、幸せなまちづくりを実践しながら迷い深めるドクター。

コミュニティドクター!? 暮らしの現場に伴にいて、幸せなまちづくりを実践しながら迷い深める医師、”コミドク” 今年の活動の発信が、3月24日横浜で開催! 医者が街に出て行ったときに、なにが起こるか? 病院や研究室で、一般化・単純化して、再現性を重視してエビデンスやガイドラインにまとめていく、生物医学モデル。 生物医学モデルでは排除されてしまう部分に関心を持ち続けることも悪くない。科学的関心よりも人間的関心から医学部を目指した人も多いはずだから。 その人の独創的なフ

1月1日。輪島の仲間からのLINE一言「助けに来てください」が頭から離れない。オレンジ×能登の記憶と記録①

1月1日の記憶と記録。 1月1日16:10、地震発生。 すぐに各拠点スタッフや関わっている患者さんや繋がりのある方たちの安否を確認。 福井、勝山、金沢、軽井沢、各拠点よりひととおり確認できたと連絡、 一人、福井で関わっている医療的ケア児の一家が母の実家である石川県七尾市にいて被災、断水、水が使えない状態、電気はあり、一時車中避難、親戚宅にいるという情報あり。家族は落ち着いていてその子も安定しているとのことから、継続的に連絡を取りあうことに。 地震の少ないインドから来

大勢の列に並ぶのが苦手な人たちを「しかたない」の箱に入れてしまわないように

これまでの災害でも、より「大勢」に対応する(せざるをえない)行政アプローチでは 障害者や高齢者など「少ない」(本当は少なくないのですが)「大勢の列に並べない、並びにくい」人が、漏れ落ちていき、大勢を守るために「しかたない」とされてしまう人たちがいます。 僕らは 現場なので、目の前の一人、が対象なので。そんな人たちと出会っちゃったら動き出すしかないんです。 役割の違いで、行政批判ではありません。 でも、僕らのような目線と役割を持つ人が、これまで以上に必要なのが、

地域医療の新しいカタチ〜地域によって、時代によって〜

「入院応需病院が近くにあります!どんなときも安心!」 ・・・新しくできる団地の折り込み広告にそんな文章が載っていた時代。 医療はそこにあることが街の安心である、という位置づけでした。 医療は、白い建物の中に、白い服を着て腕組みをして待っている。 「何かあっても安心ですよ」と。 街にあると安心、でもできるだけお世話にはなりたくない。 そんな存在でした。 時代は流れて・・・、 経済は発展し続け、子どもはたくさん増えて人口がどんどん増えていく。 という時代が終わりました。 人口

笑顔的発作、発作的笑顔。人生いちばんのズバーーーーーーッッぶったぎりと子どもの笑顔

寝たきりの小学3年生の子 のいわゆる在宅主治医をしているときの話 定期的な訪問診療や急な体調変化時の往診に行く 月に1回の病院の受診にもできる限り付き添っていた 「最近、よく笑ってくれるんです」 お母さんが嬉しそうに病院主治医に話した 僕も、最近よく笑うのを知っている 嬉しそうに笑顔で話すお母さんの顔をみて 嬉しい気持ちだった すると・・・・ 小児科主治医は言い放った! 「ちがいますよ、それは笑ってるように見える発作。  病気の発作ですよ。」 ズバーーーーーー

“整理整頓役割厳守順番通り”とはみ出す者

大変な時、緊急なときほど 整理整頓、役割厳守、順番通り が大事!って雰囲気になる そう、それはそう わかってる、わかってるんだよ でも 整理整頓、役割厳守、順番通り のスキマに落ちる人を 普段からたくさんみている 今はしかたない って言われておいていかれる そんな「今」がずーーっと続いてる 大事なのはわかる 整理整頓役割厳守順番通り とどう向き合うかを考えずにはいられない みんなを守るために整理役割順番が大事なんです! と叫んでいる人たちの 「みんな」に入っていな

輪島入りしました。

おはようございます。(1月4日 朝に書きました) 昨夕、輪島入りしました。 輪島市とは深い縁があります。 2105年4月に「みんなの保健室」をのれん分けして中村悦子さんが「みんなの保健室わじま」が起ち上がりました。 2021年6月には、前年に再会した小浦友行先生たちと一緒に「奥能登ごちゃまるクリニック(今のごちゃまるクリニックに繋がる)」を起ち上げました。 まずは仲間の安否確認などしながら、 何度も通った輪島の今の状況を知らせるニュースを見、 日本の高齢化の最々前線を突

この子らが照らしている未来は

この子らが照らしている未来は 不便や不都合があったって たくさんあったって 仲間とアイデアを集めて笑顔で進んでいけば大丈夫だよ っていうこと 大丈夫、ってのは たどり着ける、とか 乗り越えられる、っていう ゴールのことを言ってるんじゃなくって 楽しいし ワクワクできるよ。 っていう プロセスのこと その壁が とてつもなく高く感じたとしても 結果は乗り越えられなくても 乗り越えようとする仲間が、          行動が、         

こどもまんなか。こども家庭庁の委員会に参加してきました。

7月10日、 こども家庭審議会基本政策部会の “こども・若者参画及び意見反映専門委員会” が行われ、参加しました。 委員には高校生や大学生もいて、自分はほぼ最年長。 まさにこども・若者中心。 そして、20代の委員長、土肥さんの進行、 この委員会はこんなふうにしていこう!ってのがまたやさしくて前向きで ・委員全員が対等 ・この場をこども・若者の参画のモデルにしていく ・高校生や大学生が分からないものは「分からない」と素直に言えるような場 という場を目指しましょう、と。とても

ザ・ヒューマン(NHK BS1)再放送、4回目。2023年2月8日(水)13時〜

好評のため、4回目の再放送が決まりました! ぜひ、ご覧いただき、ご感想などいただけたら嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします!

コンパッション、では足りない。ふひ〜

【Dr.コトー映画鑑賞大反省会とコンパッション地獄】 ドクターコトー大好きな中野先生と、映画の振り返りを行う機会を得ました。 中野先生とドクターコトーをきっかけに、コミュニティにおける医療のあり方や佇み方を考える、4時間レベルのイベント。全国からたくさんの参加者が濃厚に語り合いました。 さて、私たちの活動にもつながる気づきを、たくさん得ました。 「共同体的合理性」と「経済的合理性」の違いとバランスについて、中野先生とかなり深められたように思います。 絶妙に双方の合理性

問題があるのは、その人の内側か。外側か。オレンジの椅子職人、松田薫。

病気は人の内側にある、外側にある生活に悪い影響を与える。だから、病気を治すことで、生活のしづらさを回復させるのだ。 と思い込みすぎているのかもしれない。 その人の持っている状況が、生活のしづらさに直結しているよう見えても 本当にその問題は、その人の内側にあるのか?と問うてみると 意外と、外側にあることも多いです。 呼吸状態の悪さから、気管切開を勧められていた子が 椅子を整えたら、呼吸状態が落ち着きました。 問題は、内側にあるのか、外側にあるのか。 オレンジが椅

人は最終的には惑星になる。

手足が自由に動くことよりも大切なことに気がついた人から、 次第に動くことをやめる。 手足が動くことに気がついた0歳の頃の成長からおよそ100年くらいで迎える、 次の成長段階である。

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