HSY Day171-177 次のステップ

Day171
明日の「2x2 WindowS」に向けてのリハーサル。今回初めてテラスを使うから、wifi届くか、とか、照明とか、みのりさんはTamさんと話しながらいろいろ進めていく。いつのまにか肩の痛みも気にならなくなったみたい。私は基本ノータッチで、ちゃんと配信されてるかどうか見守る程度。コンセプトの相談とか、見ていて気づいたことは言うけれど。

Day172
「2x2 WindowS」vol.2のライブパフォーマンスをテラスにて。わりといい感じだったと思う、けど、カメラのアングルが万全ではなかったりとか、本番始まる時にTamさんの音がうまく出ないというトラブルがあって、Tamさんはあらためて収録し直したいという。その気持ちもわかりつつ、一方で、完璧ではないものを観客の前で重ねていくプロセスもこのプロジェクトの肝だとわたしは感じていて。でも「プロセスの共有」っていう意識は最近の日本の若手アーティストのあいだではある程度共有されていると思うし、フィリピンとかでも感じるけれど、その価値観が絶対てことではないわけだから、このプロジェクトを通して何をやりたいのか、お互いの話を聴きながらすり合わせていくことが大事だと思う。みのりさんはTamさんと粘り強く対話しながら、良い落とし所を見つけていこうとしているみたい。

Day173
昨日のいろいろの疲れかみのりさんはわりとぐったりしていて、わたしもつられてのんびり過ごす。9月末にかけていくつかの事案が少々立て込んでいるのに、どうも闘志が湧いてこないというか。連休でウキウキしている人々の声をニュースで聞くと、「動くのは今ではない」という感じがわたしはどうしてもしてしまう。こういうモロモロが過ぎ去ってからがようやくその時……って感じがする。

Day174
今日は岸田國士戯曲賞の授賞式で、もちろん行きたい気持ちはあった。とてもおめでたい席であると同時に、わたし自身のこの十年の活動を振り返る機会でもあったと思う。KAATだったら歩くかキックボード漕いでいけばなんとかなるのでは……とも思いつつ、生活やプロジェクトへの影響や、他のこととの整合性（対面に関してはいろいろお断りしている）を考えると行くわけにいかなかった。ステージナタリーにたぶん熊井玲さんが書いたであろうさすがのレポートがあがっていて拝読。素晴らしいスピーチだった。現場にいたら泣いていたかも。たぶんひっそり泣いていただろう。

夜はゲームでの指揮をひさびさに。週1くらいのペースだとやりやすい。いくつか新しいことを試してみる。

Day175
みのりさんも同じオンラインゲームをしているのだけれども、ある人から予想外の相談があったらしい。しかも中国語関連。最近中国語学習をサボッちゃってるから、10月に入ったら再開したい……。

Day176
みのりさんがゲームうまくなってきた。彼女は今、吸収期みたいで、いろいろと着々とモノにしていってる。映像編集とかにしても、すでにわたしより技術持ってると思われる……。英語も毎日話してメキメキ上達しているし。

Day177
老人を狙った詐欺事件が増えている気がする。お金がなくて闇バイトに手を染めた、という人もいるんじゃないかと勘ぐってしまう。でもそれは前から存在していた事象に、わたしがニュース見てなくて気づいてなかっただけかもしれない。

明日は天気がイマイチの予報だけど、「演劇クエスト」新作のリサーチに出かけることになっている。電車にも超ひさびさに乗ることに。わたしたちなりに次のステップに進むタイミングなのかも。はてさて……。（ち）